参院選 ネットユーザー行動分析

参院選 ネットユーザー行動分析


参院選 ネットユーザー行動分析
~ネット選挙功者は? ──自民党と、山本太郎氏~

分析概要

ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)は、ネットユーザーの行動ログと属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、第23回参院選(2013年7月21日投開票)での「ネット選挙解禁」によるユーザー意識と、ネット行動の変化を調査・分析しました。

●調査概要●

投票前後の意識調査として、第1回:2013年7月2日~4日、第2回:7月22日~23日の計2回にわたり全国のVALUESモニターを対象にアンケート調査を実施。加えて、2012年10月~2013年7月21日までのVALUESモニターのネット行動ログを分析し、政治関連メディア、政党HP、候補者HP、候補者のブログ・Facebook・Twitterなど各メディアの接触状況の変化をとらえ、各政党・候補者の集客施策や、有権者の投票行動とネット接触量の関係性を考察しました。

考察サマリ

自民党HPは公示日と投票日に急伸!投票前日のサイト訪問者数は民主党の4.8倍

7月度の各政党HPの訪問者数をみると、自民党は公示日と投票日に飛躍的に増加していることが分かりました。また、投票前日のサイト訪問者数は、1位:自民党、2位:共産党と続いており、8位の民主党に対し自民党は約4.8倍の大差をつけていました。

先端のアドテクノロジーを活用、ソーシャルも絡めた自民党のトリプルメディア戦略

各政党HPの流入元・経由ホスト情報を調査したところ、自民党は、自然検索経由で他政党に対して大きなシェアを獲得していました。加えて先端のアドエクスチェンジや複数のアドネットワークを併用するなど、ネット広告による集客施策も積極展開していたことがわかりました。

7月に山本太郎氏のサイト訪問者数が急増。特に選挙前日の伸びは他候補者を圧倒

東京選挙区で当選した無所属の山本太郎氏のサイト訪問者数は、選挙序盤と投票前日に急伸していることがわかりました。またHP、ブログ、Facebook、Twitterなど各メディア別の訪問者数ランキングでも、Facebookで他候補者を引き離すなど、積極的なソーシャル活用の様子が見受けられました。

「投票した」ネットユーザーは政党・候補者サイト、政治関連サイトの接触高い

アンケートで「投票した」と回答した人は、「投票しなかった」人に比べると、政党・候補者サイトへのサイト接触率が全世代で10ポイント以上高くなっていました。また、投票した人は「Yahoo!みんなの政治」など政治関連サイトの接触率も高く、20代では51%と過半数を超えていました。

●結果概要● 自民党は公示日と投票日に急伸。投票前日のサイト訪問者数は民主党の4.8倍。

2013年7月1日~21日までの各政党HPのサイト訪問者数を日別推移でみたところ、自民党HPは、7月4日(公示日)には前日比:約4.4倍、7月21日(投開票日)には前日比:約1.4倍と急速に伸びていることがわかりました。また、投票前日の7月20日にも前日比:約1.5倍と急増しており、投票前日のサイト訪問者数は、1位:自民党、2位:共産党、3位:みんなの党と続き、自民党は8位の民主党に対し、サイト訪問者数で約4.8倍の大差をつけていました。

先端のアドテクノロジーを活用、ソーシャルも絡めた自民党のトリプルメディア戦略 検索キーワード対策でも明暗が分かれた自民党と民主党

2013年7月1日~21日までの各政党HPの流入元・経由情報を調査したところ、自民党の流入元は、広告以外の自然検索である「検索(Organic)」経由が45.9%、FacebookやTwitterなどの「他サイト(広告以外)」経由が17.5%、バナー広告などの「他サイト(広告)」経由が12.0%であることがわかりました。特に、「検索(Organic)」経由では、自民党の流入数は民主党の約2.8倍あり、他政党に対しても大差をつけています。また、どんなキーワードを検索し各政党HPへ流入しているかを分析したところ、キーワード「自民党」は「民主党」の流入数の2倍以上を獲得していることがわかりました。上位10ワードを自民党と民主党で比較すると、民主党は候補者名が「検索(Organic)」経由でランクインするのに対し、自民党は党名や「参議院選挙」など、よく検索されるキーワード(ビッグワード)をリスティング出稿し、流入数を確保していたことがわかりました。

各政党HPの流入元比較(2013年7月1日~21日)

自民党と民主党の検索流入キーワードランキング(2013年7月1日~21日)

※検索UU構成比:自民党HP、民主党HPに検索ワードで流入した訪問者数に占める、当該ワード検索者の比率

先端のアドテクノロジー、ソーシャルも活用した自民党の巧みなネット集客

自民党HPの集客施策で、さらに特筆すべき点は、ネット広告活用にあります。2013年7月1日~21日までの「他サイト(広告)」経由を流入元とした場合の経由ホスト情報を分析したところ、幅広くリーチできるYahoo!バナー広告をはじめ、リアルタイム入札で最適なターゲットへ配信できるアドエクスチェンジからの流入もYahoo!バナー広告に匹敵するボリュームがみられました。また、複数のアドネットワークを併用し、多数のユーザーへのリーチ量を確保していることもわかりました。
自民党はFacebookやTwitterの流入が含まれる「他サイト(広告以外)」経由の流入数も他政党より多く、オウンドメディア(所有するメディア)である政党HP、マス広告やネット広告などのペイドメディア(買うメディア)、そしてSNSやブログのようなアーンドメディア(ソーシャルサイトなどの評判を得るメディア)の3メディアを戦略的に活用し、集客効果を最大化させたといえます。

自民党の「他サイト(広告)」経由の広告施策別流入数(2013年7月1日~21日)

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


市場調査

関連する投稿


Wikipediaのコンテンツランキングを調査したら、世の中のトレンドを反映していた

Wikipediaのコンテンツランキングを調査したら、世の中のトレンドを反映していた

インターネット百科事典『Wikipedia』でよく見られているコンテンツを時系列で見ると、世の中で話題の出来事、ユーザーの関心の動向が見えてくるのでは…。そこで今回は、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「eMark+」を使用し、Wikipediaで過去半年の間に話題になったトピックを振り返ります。


ターゲットユーザーがよくみているサイトやコンテンツがわかるTarget Focusとは?|eMark+(イーマークプラス)

ターゲットユーザーがよくみているサイトやコンテンツがわかるTarget Focusとは?|eMark+(イーマークプラス)

サイト分析ツール「eMark+(イーマークプラス)」のTarget Focusを使うと、ターゲットユーザーがどんなサイトやコンテンツを見ているかチェックできるのをご存知でしょうか?自社サイトの利用ユーザーが、他にどのようなサイトに興味があるのか、商品やサービスの検討過程でどのようなサイトをよく見ているのかを知ることができます。広告出稿などでリーチしやすいメディアを把握したいという担当者の方は必見です!


急上昇ワードに“リングフィットアドベンチャー”など..「週間」検索キーワードランキング(2019/11/3~2019/11/9)

急上昇ワードに“リングフィットアドベンチャー”など..「週間」検索キーワードランキング(2019/11/3~2019/11/9)

全国の30万人規模のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、検索キーワードランキングを作成しました。


急上昇ワードに“AirPods Pro”など...「週間」検索キーワードランキング(2019/10/27~2019/11/2)

急上昇ワードに“AirPods Pro”など...「週間」検索キーワードランキング(2019/10/27~2019/11/2)

全国の30万人規模のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、検索キーワードランキングを作成しました。


ニーズはパーソナル?24時間?「フィットネスクラブ」「スポーツジム」検索トレンド

ニーズはパーソナル?24時間?「フィットネスクラブ」「スポーツジム」検索トレンド

近年ますます健康志向が高まり、24時間営業のフィットネスやパーソナルジムをよく見かけるようになりました。そこで今回は、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「eMark+」を使用し、「フィットネスクラブ」「スポーツジム」関連ワードの検索トレンドを調べました。ユーザー属性による興味関心の違いや人気の施設などを考察します。


最新の投稿


Wikipediaのコンテンツランキングを調査したら、世の中のトレンドを反映していた

Wikipediaのコンテンツランキングを調査したら、世の中のトレンドを反映していた

インターネット百科事典『Wikipedia』でよく見られているコンテンツを時系列で見ると、世の中で話題の出来事、ユーザーの関心の動向が見えてくるのでは…。そこで今回は、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「eMark+」を使用し、Wikipediaで過去半年の間に話題になったトピックを振り返ります。


ターゲットユーザーがよくみているサイトやコンテンツがわかるTarget Focusとは?|eMark+(イーマークプラス)

ターゲットユーザーがよくみているサイトやコンテンツがわかるTarget Focusとは?|eMark+(イーマークプラス)

サイト分析ツール「eMark+(イーマークプラス)」のTarget Focusを使うと、ターゲットユーザーがどんなサイトやコンテンツを見ているかチェックできるのをご存知でしょうか?自社サイトの利用ユーザーが、他にどのようなサイトに興味があるのか、商品やサービスの検討過程でどのようなサイトをよく見ているのかを知ることができます。広告出稿などでリーチしやすいメディアを把握したいという担当者の方は必見です!


症状、原因、対策...あらゆる世代が気になる「冷え性」さんの人気サイトをクラスタ別に見ると…?

症状、原因、対策...あらゆる世代が気になる「冷え性」さんの人気サイトをクラスタ別に見ると…?

立冬を迎え、「冷え性」の人にとっては辛い季節がやってきましたが、ネットの行動ログを調査すると、どうやら冷え性は季節限定のものではなさそうです。株式会社ヴァリューズのクラスタ分析では、特定のキーワードをページタイトルに含むサイトの閲覧ユーザーを抽出し、デモグラフィック属性や行動ログを把握できます。今回は「冷え性」に関するコンテンツをネットで閲覧したユーザーがとった行動から「寒さ対策」「末端冷え性」「高カカオチョコレート」「漢方」「冷え」のクラスタに分類し、冷え性にまつわる関心を探ってみました。


急上昇ワードに“リングフィットアドベンチャー”など..「週間」検索キーワードランキング(2019/11/3~2019/11/9)

急上昇ワードに“リングフィットアドベンチャー”など..「週間」検索キーワードランキング(2019/11/3~2019/11/9)

全国の30万人規模のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、検索キーワードランキングを作成しました。


4P分析とは?マーケティングミックスに活用

4P分析とは?マーケティングミックスに活用

4P分析は企業が販売戦略を決める際に使わるフレームワークでProduct(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(販促)の頭文字を取った用語です。ニーズを満たした製品を、適切な価格で適切な流通で効率よく販促できれば、売上拡大につながります。


自社と競合サイトのユーザー層の違いや急上昇サイトがすぐにわかる!他社サイトのユーザーが見える市場調査ツール eMark+無料登録はこちら
最先端のマーケテイング調査結果をお試し価格でご覧いただけます!調査レポート・データ提供

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

メルマガ登録はこちら

セミナー・イベント情報はこちら

eMak+無料登録はこちら