
ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)は、2015年7月期の検索キーワードランキングのなかから、急上昇キーワード「熱中症」における動向を分析しました。
分析概要
ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、2015年7月における検索キーワード(1000ワード)について、検索数を調査。急上昇キーワードである「熱中症」に注目し、その動向を分析した。
※PCからのアクセスを集計。
考察サマリ
「熱中症」関連で、検索上位20ワード【図1】のうち、「症状」「頭痛」など、症状にまつわるものと、「対策」「対策グッズ」「対策ドリンク」など、対策にまつわるものが多数を占めることとなりました。また、「犬の熱中症」「猫の熱中症」など、ペットの熱中症にも関心が高い結果となりました。
■今年は猛暑の影響により「熱中症 頭痛」「熱中症対策グッズ」など、より具体的な検索が増加
さらに、昨年【図2】と比較してみると、今年は「熱中症」「熱中症 頭痛」「熱中症対策グッズ」「熱中症指数」の検索数が増加しました。昨年は、「熱中症予防」「室内 熱中症」「かくれ熱中症」などの検索数も多かったことを考えると、今年は、「予防」よりも、より具体的ですぐに必要な知識やグッズなどのキーワードが上位を占める結果となりました。今年の猛暑による影響が大きいと考えられます。
■検索後の人気サイトは「熱中症から体を守ろう(大塚製薬)」「熱中症の予防方法と対処方法(環境省)」
続いて、「熱中症」を検索した後に流入したサイトの訪問者数を集計し、ランキング形式で表示しました。【図3】
熱中症の基礎知識や、事前の予防方法、熱中症になった際の対処方法など、総合的に情報を得られる「熱中症から体を守ろう」(大塚製薬)、「熱中症の予防方法と対処方法」(環境省)、熱中症の症状がわかる「熱中症ゼロへ」が訪問者数上位となりました。また「症状別の救急処置」(大塚製薬)や、「熱中症にならないために」(ヤフーヘルスケア)など、具体的な処置や、予防策も訪問者数が多いことがわかります。今年の夏の猛暑の影響もあり、事前に具体的な情報を収集したと考えられます。



大塚製薬「熱中症から体を守ろう」
出典:http://www.otsuka.co.jp/health_illness/heatdisorder/

環境省「熱中症の予防方法と対処方法」
出典:http://www.wbgt.env.go.jp/doc_prevention.php
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