観にいく? 支援する? 東京オリンピック・パラリンピック

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チケットページ、ボランティアページとも高年収層で高い関心


ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)は、一般ネットユーザーの行動ログを用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用して、関連公式サイトのユーザー数から2020年東京オリンピック・パラリンピックに対する関心を調査しました。

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会サイト(tokyo2020.org。以下、公式サイト)を対象に、公式サイト全体及びチケット申込事前登録ページ(tokyo2020.org/jp/special/2020id/。以下、チケットページ)、ボランティア応募ページ(tokyo2020.org/jp/special/volunteer/。以下、ボランティアページ)のネット行動ログから、ユーザーの関心を探ります。

分析概要

ヴァリューズ保有モニターパネル(20代以上)のPC・スマホログデータを用いて、「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会サイト(tokyo2020.org)」サイトユーザーの行動ログを分析した。
ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用。データはヴァリューズ保有のモニターでの出現率を基に、国内ネット人口に換算して推測。

※当初発表時の記事に掲載した図2の検索数に誤りがございましたので訂正いたしました。
ご迷惑をおかけした皆様にお詫び申し上げます。(2018/12/21 15:45)

考察サマリ

チケットページは7月、ボランティアページは9月が反響のピーク

チケット申込事前登録が始まった2018年7月は、チケットページが一気にユーザー数約380,000人を獲得【図表1】。公式サイト全体のユーザー数も前月の約200,000人から約795,000人へ、4倍近くも急増しました。サイト全体では8月も約853,000人と高止まりながら、チケットページは7月のピーク以降漸減傾向で、10月には約73,500人まで減っています。

かたやボランティアページは、応募受付が始まる9月より前からじわじわと増加。今年日本列島を襲った災害から、ボランティアへの関心が高まったのでしょうか。受付開始の9月には約314,000人とチケットページを抜き去り、10月もチケットページより多くのユーザーが集まっています。

ボランティアページの特徴は、1人あたりページビュー(PV)の多さ。7月の4.1ページから10月の5.8ページへと多くのコンテンツが閲覧されており、真剣に情報収集する姿が浮かびます。

図表1 東京2020大会サイトのチケット申込事前登録・ボランティア登録ページのユーザー数

eMark+ Keyword Finderの「指定キーワードランキング」でオリンピックのチケットやボランティアに関してキーワード検索したユーザー数を確認すると、やはり「チケット」は7月、「ボランティア」は9月が最多です【図表2】。

「オリンピック チケット」の検索ユーザーは7月のピーク以降翌8月には半減していますが、「オリンピック ボランティア」の検索ユーザーは9月のピーク後も高止まり。12月21日の応募締切までこの傾向が続くのでしょうか。

図表2 「オリンピック チケット」「オリンピック ボランティア」のキーワードでネット検索したユーザー数
(2017年12月-2018年11月)

チケットページは40代ユーザーが利用を牽引、ボランティアページは半数近くが30代以下

チケットページは40代と50代のユーザーが51%を占める一方、ボランティアページは20-30代合計で47%と比較的若めです【図表3】。40代はおしなべて関心が高いといえそうです。

図表3  2017年11月~2018年10月のユーザープロフィール(年代別)

職業別には、会社勤務など定職に就いているユーザーはチケットページ、パート・アルバイトや主婦(主夫)、無職といった比較的時間のありそうなユーザーはボランティアページで高比率でした【図表4】。

図表4  2017年11月~2018年10月のユーザープロフィール(職業別)

富裕層が強い関心

チケットページ、ボランティアページとも、世帯年収の最多ゾーンは1,000万円以上の富裕層です【図表5】。公式サイト全体で見ても800万円以上の高年収世帯が29%を占めています。

比較的年収の低い200万円未満のユーザーは、チケットページ3%に対しボランティアページ8%と、5ポイントの差が見られました。

図表5  2017年11月~2018年10月のユーザープロフィール(世帯年収別)

ボランティア応募はPCユーザーが中心

登録に30分を要するという応募登録フォームのユーザビリティ、アクセシビリティが一部で話題になりましたが、個別ページの閲覧状況はどうでしょう?

サイト全体のログから閲覧が多い個別ページを見てみると、ボランティア関連で最多のボランティアページはPCユーザーが約312,000人と、スマートフォンユーザー約161,000人の2倍近くに上ります【図表6】。

「応募登録」はPC4位、スマートフォン8位、「応募にあたって」はPC5位、スマートフォン7位と、いずれもボランティア関連はPCが使われている様子です。

図表6 2018年6月-11月に閲覧が多かったページ(デバイス別。ピンクはボランティア、オレンジはチケット関連)

eMark+の基本指標でデバイス別にサイト全体のセッション数を見てみると、5月までは大差のなかったセッション数が、6月以降はPCセッション数がスマートフォンセッション数を10万件以上引き離し、特に7月、8月で差がついています【図表7】。

AmazonやGoogleなど総じて利用が多いサイトの場合、同時期のPC対スマートフォン比率が54%対46%程度(当社調べ)なので、本サイトのPCユーザー率は特徴的といえます。

図表7 サイト全体のセッション数推移(デバイス別)

30分後もサイト内にとどまるボランティアページユーザー

ボランティアページのユーザーが当該ページ閲覧前後に使ったページを確認すると、上位はほとんどが公式サイトのコンテンツ【図表8】。ボランティア登録したらSNSで友人に報告したり関連情報を探しにいったりしそうですが、30分後もサイト内にとどまっている傾向が明らかです。

応募登録ページ到達の前に見ていたのは「東京2020大会ボランティア」ページで、案内や応募にあたっての注意などが上位です。外部サイトは当該応募フォームの使い勝手をとりあげたITジャーナリスト・神田敏晶さんの記事が8位で、図らずも有力な導線になっています。東京都が運営する「東京ボランティアナビ」も13位に入りました。

応募登録ページ接触後の最上位は「Login」。「大会ボランティアに応募する」と最初に表示されるアカウント作成ページです。

接触前15位、接触後6位の「東京2020大会ボランティアマイページ入力マニュアル」はPDFの説明資料。接触後10位、12位のYouTubeコンテンツは、組織委員会が提供する入力マニュアルです。

サイト自体のインターフェイスだけでは登録操作が難しく、説明を補う情報を利用するユーザーが多いと考えられます。

図表8 ボランティアページユーザーの接触前後閲覧ページ
(2018年9月-11月)黄色は東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会以外のサイト

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