
インターネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)は、「amazon」の『prime day(プライムデー)』、「楽天市場」の『楽天スーパーSALE』各時期における訪問者数推移を作成し、分析しました。
分析概要
全国の20万人規模のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、「amazon」の『prime day(プライムデー)』、「楽天市場」の『楽天スーパーSALE』各時期における訪問者数推移を作成し、訪問者の属性を分析。
※サイト訪問者数はPCからのアクセスを集計
※集計期間はSALE期間及びSALE開始日を含む直前1週間
・amazon:2015/7/9~7/15
・楽天市場:2015/5/24~6/4
考察サマリ
「楽天市場」の『楽天スーパーSALE』と、有料会員のみを対象にした「amazon」の『prime day(プライムデー)』の訪問者数を、セール開始1週間前からどのように推移しているかをみてみました。「楽天市場」も「amazon」もセール開始日の訪問者数の伸び率はほぼ同じで、約1.2倍に増えていることがわかりました。ユーザーが『SALE』に非常に高い関心を持っていることが伺えます。と同時に、『SALE』は集客性の高い企画とも言えます。

■「amazon」は男性比率が6割以上
続いて訪問者の属性を見てみると、「楽天市場」は男女比がほぼ均等だったのに対し、「amazon」は男性が6割以上と男性比率が高くなっていました。また、SALE開始前後で性別のシェアの変化は見られませんでした。

■21時台、22時台は魅力的な商品ラインナップで訪問者数が増加
「amazon」でprime day(プライムデー)が開催された7/15(水)の訪問者数を時間帯別で見てみました。通常期(図②)と比較するとプライムデー(図①)は、SALEが開始した0時台と、セール終了近くの20時以降の訪問者数が顕著に伸びています。prime day(プライムデー)は1時間毎に目玉商品が入れ替わる仕組みとなっており、特に0時台は「3ctのダイヤモンドペンダント」や「家電」、21時台・22時台は「グアム結婚式」や「HONDAのバイク」、「高級ブランドバッグ」、「AppleのMacBook」など魅力的な商品ラインナップが訪問者数の増加につながったと考えられます。

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