続々新規参入、注目高まるアパレル定額サービス

続々新規参入、注目高まるアパレル定額サービス

メンズは「KASHI KARI」、レディースは「airCloset」が人気


ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)は、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、アパレル定額サービスのサイトについて調査・分析しました。

分析概要

全国のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、2018年1月~6月のネットユーザーの行動を分析しました。
※サイト訪問者数やキーワード検索者数はPC及びスマートフォンからのアクセスを集計し、ヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。

考察サマリ

アパレル定額サービスの取り扱い内容はメンズ、レディースからブランドバッグ、ドレス、ビジネスアイテムまで多岐に渡る

アパレル企業「レナウン」が月額4,800円からスーツを貸し出す事業に本格参入、大手百貨店「銀座三越」が2018年8月~11月の期間限定で高額ドレスのレンタルサービスの開始を予定するなど、アパレル定額サービスに乗り出す企業が相次いでいます。ファッションをレンタルで楽しむという新たなサービスに注目が集まるなか、アパレル定額サービスとネットユーザーの動向についてサイト閲覧者数などをもとに、詳しく調べてみました。
まず、アパレル定額サービスの中でも、サイト閲覧者を多く獲得している主要なサービスの内容や料金をまとめました【図1】。

メンズファッション、レディースファッション、オフィススタイル、プライベートスタイル等それぞれに対応したファッションレンタルサービスや、ブランドバッグ、ドレス、アクセサリーのレンタルサービスなどアパレル定額サービスの取り扱い内容は多岐に渡り、充実しています。主要なアパレル定額サービスのサイト閲覧者数推移を見てみましょう【図2】。

ブランドネクタイやメンズビジネスアイテムを扱う「KASHI KARI」とレディースファッションを扱う「airCloset」が抜きんでており、次いで「EDIST.CLOSET」が安定したサイト閲覧者数を獲得していることがわかります。

「DMM.comファッションレンタル」は男性のサイト閲覧者の割合の方が高い

続いて、主要なアパレル定額サービスのサイト閲覧者の属性を詳しく調べてみました。まず男女構成比を見てみると【図3】、メンズファッションを扱う「KASHI KARI」や「Leeap」には男性のサイト閲覧者が、レディースファッションを扱う「air Closet」や「EDIST.CLOSET」には女性のサイト閲覧者が偏るというのはごく自然な流れですが、特徴的なのはメンズファッション、レディースファッションの両方を扱う「DMM.comファッションレンタル」では、男性が6割弱と女性より高い割合だったことです。オンラインゲーム、動画配信など様々なサービスを展開している「DMM.com」ですが、「DMMいろいろレンタル」内の一部に「ファッション」カテゴリも位置づけられており、DMMの他サービス利用者に対してファッションレンタルサービスも認知されていると考えられます。

若年層だけでなく、ミドル層・シニア層からの関心も高いアパレル定額サービス

アパレル定額サービスの各サイト閲覧者の年代構成比を見てみると、いずれも20~40代の閲覧者が大半を占めていることがわかります【図4】。メンズファッションを扱う「Leeap」に関しては20代が半数以上を占め、レディースファッションを扱う「airCloset」「EDIST.CLOSET」、ブランドバッグを扱う「Laxus」に関しては40代以上のサイト閲覧者も多く、全体の半数以上を占めています。若年層だけでなく、アパレル定額サービスに関心を持つミドル層やシニア層が多いことが見て取れます。

自然検索での流入が多く、その中でもサービス名を指名検索している人が多い。

PCにおける主要なアパレル定額サービスサイトの流入元を詳しく見てみました【図5】。各サイトとも自然検索が多く、その内訳を調べたところ、サービス名を指名検索しているユーザーが多いことがわかりました【図6】。その他「ネクタイ 結び方」「ネクタイ ブランド」というキーワードからブランドネクタイを扱う「KASHI KARI」のページに流入しているユーザーが多くなっていました。「メチャカリ」は外部サイトからの流入も多く、運営会社である「ストライプインターナショナル」の公式通販サイトから流入しているユーザーが多いことがわかりました。

この記事のライター

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