インターネット広告の中でも特に活況を呈する動画広告市場。動画サービスYouTubeでは、今どのような動画が人気なのでしょうか?
ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)は、一般ネットユーザーの行動ログとデモグラフィック(属性)情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、YouTubeでの動画閲覧データを分析しました。
分析概要
全国の20万人規模のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析ができる「VALUES eMark+」を使用し、2014年11月度のYouTube(www.youtube.com)
のサイト訪問者数、訪問ユーザー属性を分析しました。
※PCからのアクセスを集計しています
※視聴動画・チャンネルは、閲覧URLのパラメータから抽出しています
※ランキング集計の「閲覧度」はヴァリューズ保有モニタにおける閲覧ユーザー数から算出しているため、YouTubeに表示される動画再生回数とは異なります。
考察サマリ
■2014年11月度の人気動画、1位はTwitter交際宣言で話題となったレスリングの山本聖子選手のエクササイズDVD紹介動画。大人気の「【妖怪ウォッチ】ようかい体操第一」も上位に。
2014年11月度のYouTubeでの動画閲覧ランキングを集計したところ[表①]、1位は『山本美憂・聖子の完全変身プログラム『グラマラスイッチ』ダイジェスト』で、Twitterでの交際宣言が話題となった直後の11月19日~21日にアクセスが急増していました。2位には今年ブレイクした「妖怪ウォッチ」のアニメテーマソング「ようかい体操第一」、4位は「アナと雪の女王」の「レット・イット・ゴー ~ありのままで~」、7位にAKB48「恋するフォーチュンクッキー」が入り、根強い人気を誇っています。

■チャンネル別では“YouTuber”としても有名な『マックスむらい』『HikakinGames』が人気
次に、YouTubeのチャンネル別に閲覧者数が多いものをランキングにしました[表②]。『音楽』『映画』『テレビ番組』などYouTubeのデフォルトチャンネルが上位を占める中で、トップ10には『マックスむらい』『HikakinGames』など、テレビCMでも話題のYouTuber(ユーチューバー)のチャンネルがランクインしており、存在感を示しています。

■シニア層はどんな動画を観ている?世代別ランキングで見えてきたYouTube視聴傾向とは
今や幅広い世代で親しまれるようになった動画サービス。シニア層はどのような動画を閲覧しているのでしょうか?世代を60代以上に絞って、2014年11月度のYouTubeでの閲覧動画をランキングにしたところ[表③]、「Panasonic」公式チャンネルの「スチームサービス」を紹介する動画が複数ランクインしています。商品やサービスを詳しく丁寧に動画コンテンツとして伝えることで、ターゲットユーザーに効果的に届いているのではないかと考えられます。

●本リリースでご紹介したYouTube閲覧動画について、性別・年代別等の詳細データをご希望の場合は、こちらまでお問い合わせください。
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