2020年はどうなる?!バレンタインを検索キーワードから調査

2020年はどうなる?!バレンタインを検索キーワードから調査

1月に入ってじわじわ検索ユーザーが増えるキーワードが「バレンタイン」。今回は「バレンタイン」関連の検索キーワードについて、ユーザー動向や人気のコンテンツをサイト分析ツール「eMark+」を使って探ります。


バレンタインの検索開始は2月がピーク

まずは「バレンタイン」関連ワードの検索ユーザー数を月別で確認します。過去2年を見ると1月に入って検索ユーザーが増加し、ユーザー数は2月に入って前月の約2倍になっています。1月の中旬から、多くの製菓メーカーやデパート、店舗などでバレンタイン関連のプロモーションが始まっていますが、実際に多くのユーザーが動き出すのはバレンタイン当月といえるでしょう。

「バレンタイン」関連キーワード検索ユーザー数推移

「バレンタイン」関連キーワード検索ユーザー数推移

デバイス:PC
期間:(前々シーズン)2017年12月〜2018年2月/
(前シーズン)2018年12月〜2019年2月/
(今シーズン)2019年12月

バレンタイン検索は20代〜40代の女性が中心

次に検索ユーザーの属性を確認します。女性の割合が多く68.6%、年代は20代が31.1%と最多でしたが、20代〜40代までは、ほとんど差がありません。

それにしても男性が3割は想像より多いかも…。ということで、「バレンタイン」と同時に検索されたキーワードを調べてみましょう。

「バレンタイン」関連キーワード検索ユーザー属性(性別・年齢)

「バレンタイン」関連キーワード検索ユーザー属性(性別・年齢)

デバイス:PC
期間:2018年12月〜2019年2月

「バレンタインジャンボ宝くじ」が男性の心を掴む?!

「バレンタイン」同時検索キーワードランキング(男女比)

「バレンタイン」同時検索キーワードランキング(男女比)

デバイス:PC
期間:2018年12月〜2019年2月

「バレンタイン」と同時に検索されたキーワードのランキングと、それぞれの男女比率を調べます。
検索数10位以内のキーワードのうち9件が女性比率が高い中で、6位の「バレンタインジャンボ」については男性比率が53.6%と過半数を超えました。「バレンタインジャンボ」は、2018年に「グリーンジャンボ宝くじ」から名称変更されたもの。発売月の2月に合わせて検索ユーザーが増えたものと思われます。

また、お店やブランド名では「高島屋」が10位に入り大健闘。百貨店では、23位「三越」、25位「伊勢丹」、33位「そごう」に大きく差をつける結果となりました。

ブランドチョコに注目!

次に「バレンタイン」検索後のLPを調べます。

下表のように、“ブランドチョコ”、“高級チョコ”が注目されていることが分かります。ショップや販売店のサイトに直接行くのではなく、メディアでのまとめ記事などを読んで、しっかりリサーチしている様子も感じられる結果となりました。

「バレンタイン」検索後LPランキング

「バレンタイン」検索後LPランキング

デバイス:PC
期間:2018年12月〜2019年2月

「バレンタイン」検索後LPランキング 1位「バレンタインチョコレートの人気ブランド - OZmall」

(内容は2020年1月時点のもの)

「バレンタイン」検索後LPランキング 3位「使える厳選30例!バレンタインデーに贈る素敵な英語のメッセージ例文集」

(内容は2020年1月時点のもの)

「バレンタイン」検索後LPランキング 4位「バレンタインに喜ばれる、ブランドチョコ20選|M漆器初心者向けの漆メディア」

(内容は2020年1月時点のもの)

本記事ではeMark+を用いて調査を行いましたが、eMark+の機能がパワーアップした新ツール「Dockpit(ドックピット)」が2020年10月にリリースされました。まずは無料版に登録して、実際にDockpitを体験してみてくださいね。

dockpit 無料版の登録はこちら

この記事のライター

フリーライター。大手キャリア系企業で編集の仕事に出会い、その後、3つのメディアの立ち上げなど行い、2014年にフリーランスに。医療系、就活系、教育系、結婚系のサイトで執筆中。

関連する投稿


「○○とは」検索に見るトレンドや生活者の気になりごとは?「インボイス」「NISA」「猫ミーム」など

「○○とは」検索に見るトレンドや生活者の気になりごとは?「インボイス」「NISA」「猫ミーム」など

検索エンジンで調べ物をするときによく使われる「〇〇とは」検索。今回は、直近1年間で検索数が多かった注目ワードや、時期によって急上昇したトレンドワードをご紹介します。「とは」検索から見えてくる最新の流行りやみんなの関心事を読み解いていきます。


Supportive fans are willing to spend money? “Oshikatsu” insights & applying it to marketing strategy

Supportive fans are willing to spend money? “Oshikatsu” insights & applying it to marketing strategy

“Oshikatsu” stimulates consumption in Japan. In fact, more than 80-90% of teens answered that they have an “Oshi.” We will deepen our understanding by investigating the current state of the “Oshikatsu” market, behaviors like time and money spent on “Oshikatsu,” and its connection with collaborations, etc. in marketing.


現役Z世代が検索ワードからトレンドを考察!「イマーシブ・フォート東京」「変な家」のプロモーションを考察(2024年3月)【現役Z世代が読み解くZ世代の行動データ】

現役Z世代が検索ワードからトレンドを考察!「イマーシブ・フォート東京」「変な家」のプロモーションを考察(2024年3月)【現役Z世代が読み解くZ世代の行動データ】

Z世代のデータアナリストが、自らZ世代の行動データを分析する本連載。第17弾となる今回は、Z世代とミレニアル世代の検索キーワードランキングから、「イマーシブ・フォート東京」「変な家」「新生活」の3テーマを取り上げてZ世代のトレンドをお送りします。イマーシブ・フォート東京が刺さるのはどんな人?映画化で話題の「変な家」と、マンガ広告が生み出す購買活動とは?、Z世代のニーズに刺さる家電のサブスクリプションとは?など、データとリアルな声を掛け合わせ、Z世代のニーズを読み解きます。


みんなの注目キーワードは?週間検索トレンドランキング(2024/04/01〜2024/04/07)

みんなの注目キーワードは?週間検索トレンドランキング(2024/04/01〜2024/04/07)

ヴァリューズのWeb行動ログ分析ツール「Dockpit(ドックピット)」をもとに、週次の検索急上昇ワードランキングを作成し、トレンドになっているキーワードを取り上げます。


推し活実態2024!「沼落ち」プロセスとは?推し活のインサイトとマーケティング活用

推し活実態2024!「沼落ち」プロセスとは?推し活のインサイトとマーケティング活用

日本の消費を活気づける「推し活」。実は10代の8~9割以上が「推し対象あり」と回答しているという結果も。本ホワイトペーパーでは、推し活市場の現状や、推し活にかける時間・金額などの行動実態、コラボ企画といったマーケティングとの接続について調査し、推し活への理解を深めていきます。


最新の投稿


Passionate Genius、Webフォームと連携してAIから自動架電する機能「フォームAPI」をリリース

Passionate Genius、Webフォームと連携してAIから自動架電する機能「フォームAPI」をリリース

株式会社Passionate Geniusは、同社が提供する生成AIによる自動架電サービス「nocall.ai」の新機能として、Webサイト上のフォームと連携して自動架電を行う「フォームAPI」を発表しました。


スキルアップ研究所、「企業研修によるリスキリングの実態調査」の結果を発表

スキルアップ研究所、「企業研修によるリスキリングの実態調査」の結果を発表

株式会社 学研ホールディングスのグループ会社、株式会社ベンドは、運営する「スキルアップ研究所」にて、「企業研修によるリスキリングの実態調査」を実施し、結果を公開しました。


【2024年6月3日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

【2024年6月3日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

編集部がピックアップしたマーケティングセミナー・勉強会・イベントを一覧化してお届けします。


電話・スマホでのコミュニケーションは通話よりもテキストを利用 テキストの良さは「後から読み返せる」「時間を気にしなくていい」【クロス・マーケティング調査】

電話・スマホでのコミュニケーションは通話よりもテキストを利用 テキストの良さは「後から読み返せる」「時間を気にしなくていい」【クロス・マーケティング調査】

株式会社クロス・マーケティングは、全国20歳~69歳の男女を対象に「電話での声と文字のやり取りに関する調査(2024年)」を実施し、結果を公開しました。


カーシェアの市場規模や利用者数を調査。主要サービスの公式サイト訪問データから考察

カーシェアの市場規模や利用者数を調査。主要サービスの公式サイト訪問データから考察

カーシェアは車を共同利用するサービスで、日本にシェアリングエコノミーの考え方が広がるとともに普及しました。今回は国内の主要な13のカーシェアサービスのWebサイトを訪問した人のデータから、カーシェア業界の市場規模やどのような層が関心があるのかを調査していきます。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ