最新スマホアプリインストール数ランキング、マイナポイントが前月に続いて1位に(2022年7月)

最新スマホアプリインストール数ランキング、マイナポイントが前月に続いて1位に(2022年7月)

毎月更新のスマートフォンアプリインストール数ランキングTop5をまとめました。2022年7月の1位は「マイナポイント」、2位には「マイナポータル」。そして3位には「ENEOS サービスステーション」がランクインしました。


スマホアプリの最新インストール数ランキングは

こんにちは、マナミナ編集部です。本記事ではヴァリューズが保有する全国のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析を行い、「スマートフォンアプリ」インストール数ランキングを作成しました。まず、下図をご覧ください。

アプリインストール数 TOP3

2022年6月

1位
マイナポイント

2位
セブン-イレブンアプリ

3位
Instagram

2022年7月

1位
マイナポイント

2位
マイナポータル

3位
ENEOS サービスステーション

7月も「マイナポイント」が1位にランクイン!

前月に続き1位は「マイナポイント」アプリでした。2022年6月30日から最大20,000分のマイナポイントがもらえる“マイナポイント第二弾“が継続しているため、2位の「マイナポータル」アプリと合わせ、インストール数が増えたことが考えられます。

また、3位は、7月1日にリリースした「ENEOSサービスステーションアプリ」でした。主な機能として、表示されるQRコードをサービスステーションの端末にかざすと、事前に登録している給油設定やポイント・クーポンの利用ができるほか、決済情報を登録するとQRコードで支払いもできます。

さらに詳しく調べてみると、アプリ新規登録者の中から抽選でAmazonギフトが当たるキャンペーンを、7月1日から9月30日まで実施していることがわかりました。このキャンペーン展開もアプリ導入数の増加に関係していると推測できそうです。

ENEOSはサービスステーション(ガソリンスタンド)の中で、店舗数としては最多数を誇っています(日本ソフト販売株式会社調べ)。その認知度と、夏休みで車移動が増える時期の利用機会が相まって、アプリのインストール数が高まったことも予想されます。

全体ランキング5位に「楽天ペイ」がランクイン!

【凡例】
↑↑:インストール数が前月比150%以上(※前月が圏外も含む)
:インストール数が前月比100%より大きい
-:インストール数が前月比100%
:インストール数が前月比100%未満


PayPayやd払いなどと並び、QRコード決済として利用率の高い「楽天ペイ」が、7月上位にランクインしました。サイトを調べてみると、「楽天ポイントカードと併用をした方」と「初めて楽天ペイアプリで決済した方」を対象に、”キャッシュレスGOGOフェス“というポイントをプレゼントするキャンペーンを、7月15日から12月末までの間、毎月開催していることが分かりました。

【関連記事】【業界別アプリ利用動向】スマホ決済アプリ&ファストフードアプリのコロナ後~現在までの利用者数推移を公開

https://manamina.valuesccg.com/articles/1876

インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で利用者数が増加したアプリを業界ごとにカテゴライズし、スマホ決済アプリとファストフードアプリの2020年4月から2022年5月まで約2年間の利用者数推移を調査いたしました。調査にはヴァリューズが提供している、直感的なダッシュボードで誰でもカンタンに3C(自社・競合・市場)分析できるツール「Dockpit(ドックピット)」を使用いたしました。

【関連記事】【2022年】スマホ決済アプリの最新ユーザー数を調査!PayPay手数料の有料化の影響は?

https://manamina.valuesccg.com/articles/1615

過去数年で大きく普及したキャッシュレスアプリ。2019年10月の政府主導によるキャッシュレス・ポイント還元事業から2年が経過し、各社の動向はどのように変化したのでしょうか。株式会社ヴァリューズのデータを用いて、キャッシュレス決済アプリの利用ユーザー数の推移や、拡大しているセグメントを調査していきます。

また、アプリ新機能のトピックとして、7月24日のアップデートにより、セブン銀行ATMから楽天ペイアプリへ現金チャージができるようになったことが挙げられます。

依然現金派という消費者も多数いることを鑑みると、QRなどのキャッシュレス決済市場はまだ成長の余地があるでしょう。金融サービスに強みのある楽天グループとして、決済サービス利用者を増やすこのような施策は、これからも加速していくのではないでしょうか。

マナミナでは本記事で紹介した毎月のアプリインストール数の分析のほか、様々な調査を掲載しています。下記の業界別アプリランキングもぜひチェックしてみてください。

【関連】業界別アプリランキングに関する記事

https://manamina.valuesccg.com/keyword/138

ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、業界別アプリランキングの調査結果をご紹介します。

【関連】「業界別」アプリランキング - ショッピング編 -

https://manamina.valuesccg.com/articles/1940

「業界別」アプリランキング、今月は「ショッピング」編です。 アプリ利用ユーザー数の順に並べると、1位は「Amazon」、2位「楽天市場」、3位「dポイントクラブ」…という結果に。トップ20まで掲載しています。

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この記事のライター

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