生成AIのおすすめ、約8割が信頼も約6割はWeb検索で再確認【NEXER Group調査】

生成AIのおすすめ、約8割が信頼も約6割はWeb検索で再確認【NEXER Group調査】

株式会社NEXER Groupは、「消費者のAI検索と企業情報への信頼度・選定行動調査」を実施し、結果を公開しました。


目次

プライベートで生成AIを使って調べものをした人は49.7%

全回答者622人に、プライベートタイムに生成AI(ChatGPTなど)を使って調べものをしたことがあるか尋ねました。

「週1回以上利用している」30.1%、「月1回程度利用している」10.6%、「利用したことはあるが、現在はほとんど利用していない」9.0%を合わせ、プライベートで生成AIを使って調べものをしたことがある人は49.7%と、およそ2人に1人にのぼりました。

生成AIで商品・サービス・企業を調べた経験は62.8%

プライベートタイムに生成AIを使って調べものをしたことがある309人に、商品・サービス・企業(店舗)について調べた経験を尋ねました。

「何度もある」38.2%と「1~2回程度ある」24.6%を合わせ、62.8%が生成AIで商品・サービス・企業(店舗)を調べた経験がありました。

以下の設問は、「生成AIで商品・サービス・企業(店舗)を調べた経験がある」と回答した194人を対象としています。

生成AIから具体的な企業名・サービス名をおすすめされた人は76.8%

「何度もある」45.9%と「1~2回程度ある」30.9%を合わせ、76.8%が生成AIから具体的な企業名・サービス名・店舗名をおすすめされた経験がありました。

生成AIで探したジャンルは「飲食店・グルメ」「家電・日用品」が上位

生成AIを使って企業・店舗・サービスを探したことがあるジャンルを尋ねたところ(複数回答可)、「飲食店・グルメ」が42.3%、「家電・日用品などの商品」が41.8%で上位となり、「旅行・宿泊」(30.9%)が続きました。

「金融・保険」(19.6%)や「医療(病院・クリニック)」(17.5%)も一定の割合を占めており、日常の買い物から専門的なサービスまで、幅広いジャンルで生成AIが使われていることが分かります。「不動産・住宅・リフォーム」は7.2%、「転職・求人」は5.7%でした。

生成AIがおすすめした企業・サービスを「信頼する」人は79.9%

「とても信頼する」6.7%と「ある程度信頼する」73.2%を合わせ、79.9%が生成AIのおすすめした企業・サービスを「信頼する」と回答しました。

実際の回答理由としては、信頼する人からは、おすすめの理由が具体的なことや引用元が示されていること、実際に利用して満足した経験を挙げる声が見られました。一方、信頼しない人からは、誤った情報や、情報の古さ・偏りへの不安が挙がっています。

「信頼する」の回答理由
「おすすめされた理由が具体的で信憑性があったから」(50代、女性)
「引用元がしっかりしているので。」(50代、女性)
「これまでのケースでは、的外れといったケースは一度も無かったことから概ね信頼できるものと判断しています。」(70代、男性)
「いくつかのAIで似たような結果が出ることが多いから。」(70代、男性)
「実際、おすすめのお店に行ってまあまあよかったから。自分で調べるよりも早い。」(30代、女性)

「信頼しない」の回答理由
「誤回答や誤情報が多いから」(50代、男性)
「ネットの偏った情報を元にしているから」(50代、男性)
「ウソ情報や古い情報が見受けられるから」(60代、男性)
「実際購入したらサイズが違ったから」(50代、女性)

料金・サービス内容などの「情報の正確さ」を信頼する人は77.8%

「とても信頼する」6.7%と「ある程度信頼する」71.1%を合わせ、77.8%が情報の正確さを「信頼する」と回答しました。

「あまり信頼しない」「まったく信頼しない」は合わせて22.1%で、おすすめした企業・サービスそのものへの不信(20.1%)よりやや高くなっています。

信頼できる情報のトップは「サービス内容・特徴」の50.0%

生成AIが企業・サービスをおすすめする際に示される情報のうち、信頼できると思うものを尋ねました(複数回答可)。

最も多かったのは「サービス内容・特徴」で50.0%、次いで「会社の基本情報(所在地・規模・運営歴など)」が44.8%でした。

「デメリット・注意点」(38.1%)や「料金・価格」(37.6%)が続き、「実績・導入事例」は23.2%でした。

「口コミ・評判」は信頼できない情報でも1位、評価が分かれる

信頼できない情報の1位は「口コミ・評判」で33.5%でした(複数回答可)。前問では「口コミ・評判」を信頼できると答えた人も31.4%おり、評価が分かれる結果となっています。

信頼できない割合が信頼できる割合を上回ったのは「口コミ・評判」だけでした。反対に「会社の基本情報」は、信頼できる44.8%に対して信頼できないは11.3%と、最も差が大きい項目です。

おすすめが意図と合わないとき、58.2%がWeb検索に切り替え

生成AIのおすすめ企業・サービスが自分の意図と合わなかったときの行動を尋ねました(複数回答可)。

最も多かったのは「Web検索に切り替える」で58.2%でした。「比較サイト・ランキングサイトを見る」(33.0%)、「口コミ・レビューサイト・SNSを見る」(28.4%)が続きます。

「別の生成AIで聞き直す」(26.8%)や「条件や質問の仕方を変えて、同じ生成AIに聞き直す」(24.7%)もそれぞれ2割台で、生成AIの中で探し直す人も一定数います。

最も多くとる行動もWeb検索への切り替えが49.0%

前問で選んだ中で最も多くとる行動でも、Web検索に切り替える人が49.0%と、ほぼ半数を占めました。2位の「別の生成AIで聞き直す」(14.9%)とは34.1ポイントの差があります。

一方で、「別の生成AIで聞き直す」と「条件や質問の仕方を変えて、同じ生成AIに聞き直す」(9.8%)を合わせると24.7%となり、約4人に1人は生成AIから離れずに探し直しています。

生成AIのおすすめをきっかけに80.4%が検討候補に入れ、35.1%が購入

生成AIにおすすめされたことをきっかけに実際におこなったことを尋ねました(複数回答可)。

生成AIにおすすめされた商品・サービスを「検討に入らなかった」人は19.6%でした。つまり80.4%が、生成AIのおすすめをきっかけに商品・サービスを検討候補に入れています。

おすすめをきっかけに実際におこなったことでは、「商品・サービスの購入」が35.1%で最も多くなりました。「予約・来店」12.9%、「企業への問い合わせ」10.8%、「会員登録・無料トライアルの申し込み」8.2%、「資料請求」7.7%と続き、購入以外の行動にもつながっています。また、「おこなったことはないが、検討したことはある」も29.4%いました。

おすすめされた企業は59.3%がWeb検索で調べ直し、35.6%が公式サイトを確認

生成AIにおすすめされた企業について、その後におこなう確認行動を尋ねました(複数回答可)。

最も多かったのは「Web検索で調べ直す」で59.3%でした。「公式サイトを見る」(35.6%)が続き、「生成AIが示した引用元のリンクを開く」は25.8%、「口コミ・レビューサイトを見る」は25.3%でした。

「特に確認せず、そのまま参考にする」は10.3%でした。

68.5%が生成AIのおすすめをGoogle検索の上位表示と同等以上に信頼

Google検索の上位表示を信頼する人(「より信頼する」「どちらかといえば信頼する」の合計)は31.4%で、生成AIのおすすめを信頼する人(同)の25.2%を6.2ポイント上回りました。

ただし最も多かったのは「同じくらい信頼する」の43.3%で、生成AIのおすすめを信頼する25.2%と合わせると、68.5%が生成AIのおすすめをGoogle検索の上位表示と同等以上に信頼しています。

「生成AIのおすすめを信頼する」の回答理由
「AIのほうが、私の意向を理解しているので、早く解決できるから。Google検索は、いろんな情報が出てきて、見にくく時間がかかるから。」(70代、男性)
「より多くの情報を比較しているからです。」(50代、男性)
「生成AIの信憑性が高まっているから」(40代、男性)
「上位表示は必ずしも評価と一致しないからです。」(70代、男性)

「同じくらい信頼する」の回答理由
「AIも、基本的にはGoogleなどのトップなどを参考にしていると思うので、どちらでも。」(40代、女性)
「生成AI自体も検索サイトからの情報を得てる部分があるので」(40代、男性)
「グーグルは色々な情報を自分で選べるが手間がかかり、AIは情報をまとめてくれるが誤りもあるので、どちらも一長一短があるから。」(60代、男性)
「二つ以上の意見を参考にして、違う点を確認するから。」(50代、男性)

「Google検索の上位表示を信頼する」の回答理由
「Googleなどのポータルサイトは長年の情報の蓄積があって信頼性がそれなりに高いと思うので」(50代、男性)
「自分でサイトに書かれていることを都度確認できるから。」(30代、女性)
「本格に検討する段階で、結局googleで調べ直す必要がある気がするから」(40代、男性)
「まだAIの情報信頼性に疑問を持っているので」(60代、男性)

生成AIのおすすめに出てこなくても77.3%は候補から外さない

検討していた企業・サービスが生成AIのおすすめに出てこなくても、「候補から外さないと思う」人が77.3%で多数でした。

一方で、22.7%は「候補から外すと思う」と回答しています。

名前を知らない企業でも80.9%が生成AIのおすすめなら候補に入れる

「積極的に候補に入れると思う」6.7%と「ある程度は候補に入れると思う」74.2%を合わせ、80.9%が名前を知らない企業でも、生成AIのおすすめなら候補に入れると回答しました。

「あまり候補に入れないと思う」「まったく候補に入れないと思う」は合わせて19.0%でした。

ユーザーが考える選定基準は「検索順位」「Web上での言及の多さ」

生成AIがどのような基準で企業・サービスをおすすめに選んでいると思うか尋ねました(複数回答可)。

「検索エンジンでの順位」が44.8%、「ウェブ上の記事・メディアでの言及の多さ」が43.8%で、ほぼ並びました。「口コミ・評判の良さ」(35.6%)、「知名度の高さ」(34.5%)が続きます。

これはあくまでユーザーの認識ですが、上位2つはいずれもWeb上での評価や露出に関わる項目です。一方、「広告・スポンサー契約」と考える人は9.8%にとどまりました。

信頼につながる要素は「メリットとデメリットの明示」が61.9%で最多

生成AIがおすすめする際、どのような要素が含まれていると企業・サービスを信頼できると感じるか尋ねました(複数回答可)。

最も多かったのは「メリットとデメリットが明示されている」で61.9%でした。「回答の情報源が明示されている」(51.5%)、「実績や数値が明示されている」(48.5%)、「料金が明示されている」(41.2%)が続きます。

今後も生成AIのおすすめを参考にしたい人は89.7%

「積極的に参考にしたい」9.8%と「ある程度参考にしたい」79.9%を合わせ、89.7%が今後も生成AIのおすすめを参考にしたいと回答しました。

調査概要

調査テーマ:消費者のAI検索と企業情報への信頼度・選定行動調査
調査方法:インターネット調査
調査実施時期:2026年9月18日~9月25日
調査人数:622人(質問2は309人、質問3以降は194人)
集計対象:質問1は全回答者、質問2はプライベートタイムに生成AIを使って調べものをしたことがある人、質問3以降は生成AIを使って商品・サービス・企業(店舗)について調べたことがある人
調査機関:株式会社NEXER Group

構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

出典元:株式会社NEXER Group

引用:https://nexer.co.jp/blog/ai-recommended-survey-202610

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

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この記事のライター

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