約4割が所属しているコミュニティからの案内をきっかけに参加
はじめに、「ウェビナーにどのくらいの頻度で参加するか」と尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。
『1週間に2回以上(6.8%)』
『1週間に1回(11.2%)』
『2週間に1回(15.8%)』
『1か月に1回(21.2%)』
『2〜3か月に1回(21.2%)』
『半年に1回(14.5%)』
『年に1回(9.3%)』
『1か月に1回』と『2〜3か月に1回』が同率で多く挙げられており、これらの頻度がボリュームゾーンとなっていることが明らかとなりました。業務と両立しながら継続的に学ぶ上で、月1回から数か月に1回程度の開催が受け入れやすいペースであることがうかがえます。
また、『2週間に1回』と回答した方も一定数おり、より頻繁に参加して継続的なスキルアップや最新情報のキャッチアップを図っている方もいるようです。
続いて、「ウェビナーに参加するきっかけ」を尋ねたところ、『所属しているコミュニティ・コミュニティ内の案内(44.5%)』が最も多く、『登壇者に興味があったため(31.4%)』『メールでの案内(23.2%)』と続きました。
関係性が構築されているネットワークからの情報が、参加のきっかけになっているようです。また、『登壇者に興味があったため』といった特定の人物への関心や、『メールでの案内』といった直接的なアプローチも上位に続いており、参加に至るチャネルが多岐にわたっています。
ウェビナーによる新たなビジネスの繋がりは「ない」が約半数!約3割が期待と実際の内容のギャップに不満を抱える実態
では、具体的にどのような期待を持ってウェビナーに参加しているのでしょうか。
「ウェビナーに参加する際、期待していること」を尋ねたところ、『業界・市場に関する情報収集(41.8%)』が最も多く、『最新トレンドや成功事例を知る(33.1%)』『実務に活かせる具体的なノウハウを得る(32.2%)』と続きました。
知識習得の場だけでなく、業界や市場の最新動向を効率的に把握するための情報源として位置づけられていることがうかがえます。また、トレンドや成功事例、実務に直結するノウハウへのニーズも高いことから、参加者は抽象的な情報だけでなく、日々の業務に応用できる具体性のある情報を重視していると考えられます。
一方、こうした高い期待が寄せられている反面、実際の視聴スタイルには変化も見られました。
「ウェビナー参加時、どのような状態で視聴することが多いか」と尋ねたところ、『他の業務をしながら視聴している(36.7%)』が最も多く、『アーカイブで倍速視聴している(30.0%)』と続きました。
ウェビナーは必ずしも集中して受講されているとは限らず、多くの参加者が「他の業務と並行しながら視聴する」いわゆるながら視聴の形で参加している実態がうかがえます。
また、「アーカイブで倍速視聴」が一定数を占めていることからも、リアルタイムでじっくり参加するよりも、効率性を重視して情報を短時間で収集しようとする傾向が強いと考えられます。
では、なぜ、効率的な視聴スタイルを選択しているのでしょうか。
「他の業務をしながら視聴している理由」について尋ねたところ、『業務が忙しく、視聴に集中する時間が取れないため(46.5%)』が最も多く、『自分が指名されて発言するような機会がなく、主体的に参加する必要性を感じないため(44.8%)』『必要な情報だけ分かればよいと考えているため(32.6%)』と続きました。
多くのビジネスパーソンが、日常業務の合間で学習時間を捻出せざるを得ない実態がうかがえます。 また、「発言するような機会がない」といった回答も多く、一方的な講義形式が「聞き流し」を助長している可能性が推察されます。
こうした一方通行の形式について、不満はあるのでしょうか。
「ウェビナーに参加した際に、経験したことのある不満」を尋ねたところ、『期待していた内容と実際の内容にギャップがあった(29.5%)』が最も多く、『コンテンツの内容が浅く、実務に活かせなかった(22.9%)』『参加者同士の交流や関係構築ができなかった(22.8%)』と続きました。
ウェビナーに対する事前の期待と、実際に得られた情報との間にギャップを感じている参加者が多いことが明らかとなりました。
参加者は業界や市場に関する情報や実務に直結する深いノウハウを求めて参加しているものの、実際には内容が浅く、期待に十分応えられていないケースが多いと考えられます。
また「関係構築ができない」という回答から、オンライン特有の距離感や一方的な講義形式により参加者同士の交流機会が設けられていない状況が推察されます。
内容の浅さや交流機会の不足といった不満が存在する中で、ウェビナーを通じた新たなビジネスネットワークの構築はどの程度実現しているのでしょうか。
「ウェビナーに参加したことで、登壇者や他の参加者と新たなビジネスのつながり(連絡先の交換やSNSでのつながりなど)が生まれたことはありますか」と尋ねたところ、約半数が『ほとんどない(28.4%)』『一度もない(17.6%)』と回答しました。
現在の一般的なウェビナー形式が、参加者同士や登壇者との関係構築の場として十分に機能していないことがうかがえます。
ウェビナー後のフォローアップは約3割が「営業色が強く不快」と回答! 半数がサービス検討割合「4割以下」にとどまる厳しい実態
ウェビナー内での交流が生まれにくい実態が明らかになりましたが、主催者からの事後のアプローチに対してはどのように感じているのでしょうか。
「ウェビナー参加後、主催者からの『フォローアップ』について、これまでに感じたことがあるもの」について尋ねたところ、『営業色が強く、不快に感じた(31.6%)』が最も多く、『しつこい連絡(電話・メール)を受けた(28.4%)』『資料送付のみで、特に印象に残らなかった(25.8%)』と続きました。
「営業色が強い」や「連絡がしつこい」といった、主催者側の過度なアプローチが、参加者にとって不快感につながっていると推測されます。 また、「印象に残っていない」といった回答からは、どの参加者にも同じ内容を送るだけの形式的な進め方になっている状況が見受けられます。
こうした一律的な対応では個々の関心は生まれにくく、結果として、参加者同士の関係構築にもつながりにくい可能性があります。
営業アプローチが敬遠される傾向にある中、ウェビナー参加を起点とした実際のビジネス検討はどの程度進んでいるのでしょうか。
「ウェビナー参加後、実際にサービス検討や問い合わせに至る割合」について尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。
『1〜2割(25.8%)』
『3〜4割(25.0%)』
『5〜6割(19.2%)』
『7〜8割(4.2%)』
『9〜10割(1.0%)』
『サービス検討や問い合わせに至ったことがない(24.8%)』
約半数が「1〜4割」に留まっていることから、ウェビナーが直接的な商談やサービス導入に結びつくケースは限定的であることが示されました。
また、約3割が『サービス検討や問い合わせに至ったことがない』と回答しており、一方的な情報提供や営業色の強いフォローアップだけでは、参加者の温度感を高めきれず、結果として次のステップへ繋がらないまま関係性が途絶えてしまっている現状がうかがえます。
求められるのは自然な関係構築!「意見交換」や「本音で話せる場」にイベントの価値を実感
最後に、「どのようなビジネスイベントなら『参加する価値がある』と感じるか」と尋ねたところ、『意見交換や相談ができる環境がある(24.4%)』が最も多く、『飲食を交えながら、リラックスして本音で話せる場がある(22.5%)』『同じ立場・課題感を持つ人と出会い、会話できる(21.8%)』『セミナーや勉強会の後、移動せずにそのまま交流できる(21.4%)』と続きました。
「意見交換ができる環境」や「同じ課題感を持つ人との出会い」など、共通の悩みを持つ参加者同士で直接コミュニケーションが取れる場に価値を感じる傾向が見受けられました。
また、「リラックスして本音で話せる場」や「セミナー後に移動せずそのまま交流できる」といった回答からは、形式的・堅苦しい場ではなく、自然なコミュニケーションが生まれやすい環境へのニーズも見て取れます。
こうした傾向から、今後のビジネスイベントでは、コンテンツそのものの充実に加え、参加者同士が気軽につながれる場づくりが重要になっていくと考えられます。
調査概要
【調査期間】2026年4月30日(木)~2026年5月1日(金)
【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
【調査人数】1,003人
【調査対象】調査回答時に20〜50代のビジネスパーソンで、過去1年以内に「ウェビナー」に参加したことがあると回答したモニター
【調査元】 株式会社経営参謀
【モニター提供元】サクリサ
出典元:株式会社経営参謀
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。






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