普段1,000円程度の買い物で最もよく利用している決済手段はQRコード決済が38.3%
事前調査として2,000人を対象に、1,000円程度の買い物で最もよく利用する決済手段を聞いたところ、QRコード決済の利用者が最も多く38.3%でした。次いで現金が22.1%、クレジットカードが21.6%とほぼ同程度の結果となりました。
■“QRコード派”の84%がタッチ決済経験者。クレジットカードは「物理カード」が中心
前の質問でQRコード決済を選んだ765人に、「クレジットカードのタッチ決済」を利用したことがあるか聞いたところ、84%が利用したことがあると回答しました。
しかし、その利用形態は物理カードによるものが最も多く、約4割を占めています。普段からスマホ決済を利用している層であっても、クレジットカードにおいては物理カードの利用率が高い実態が明らかになりました。
QRコード決済の利用者の約7割が不満を抱えながら利用。最大の悩みは「通信・電池」
普段QRコード決済をメインで利用し、かつクレジットカードのタッチ決済の利用経験がある500人を対象に、クレジットカード決済と比較したQRコード決済の不便な点について質問したところ、「通信環境や電池残量に左右される」が43.8%と最多でした。
次いで「アプリを立ち上げるのが手間」「残高を気にする必要がある」という回答が続きました。日常の小額決済において、QRコード決済(38.3%)が最も選ばれている一方で、ユーザーの約7割が何らかの不満を抱えていることがわかります。
■約3割が「クレジットカードのタッチ決済では通信環境が不要なこと」を知らない
前項でQRコード決済は「通信環境等が不便」と回答した人に、クレジットカードのタッチ決済は通信環境が無くても利用できることを知っているか聞いたところ、29.4%は知らないと回答しました。
クレジットカードのタッチ決済は、通信が不安定になりがちな地下の店舗やイベント会場などでも、スマートフォンの通信状況に左右されずに決済できます。この認知が広がることで、シーンに応じてQRコード決済との使い分けが進むと考えられます。
クレジットカード決済のネックは「財布を出す手間」
QRコード決済と比較したクレジットカード決済の不便な点については、「財布からカードを出さなければならない」という回答が47.4%と最多となりました。その他、「QRコード決済のポイント還元の方が良い」が28.8%、「使いすぎてしまう」が18.6%、「使えるお店が少ない」は4.8%と続きました。
■3割が「クレジットカードのスマホ登録機能」を知らない
前項で「財布からカードを出さなければならない」と回答した人に、Apple PayやGoogle Payに登録すれば、スマホでタッチ決済ができることを知っているかを尋ねると、32.1%が知らなかったと回答しました。
■4割が「クレジットカードのPush通知機能」を知らない
また、クレジットカードはチャージ式の決済と比較して、支払ったその場での利用実感や支出管理のしにくさを覚えるケースもあり、人によっては「使いすぎてしまう」と不安を感じやすい側面があります。
こうした懸念を持つ層に対し、クレジットカード会社が提供する「Push通知機能」を知っているか聞いたところ、44.1%が知らなかったと回答しました。
■「QRコード決済に満足している人」ほどタッチの機能を知らない傾向
さらに、「QRコード決済に対する不満は特にない」と回答した144人を分析したところ、57.6%がクレジットカードの「スマホ登録」を知らず、69.4%が「Push通知機能」を知らないと回答しました。
調査対象者全体(500人)では「スマホ登録機能」を知らない人が41.4%、「Push通知機能」を知らない人が52.6%となっており、QRコード決済に満足している人ほどタッチ決済の機能を知らない傾向があります。機能の認知が広まることで、今後さらにクレジットカードのタッチ決済の利用者が増えると考えられます。
<スマホ登録機能の認知度>
<Push通知機能の認知度>
タッチ決済の不満は「機能」ではなく「店舗の環境」。不満の7割が店舗環境に起因
タッチ決済の利用に際し、「特に不満を感じたことは無い」と回答した人が39.8%にのぼり、比較的満足度の高い決済方法であることが明らかになりました。
一方で、不便や不満を感じた点としては、「差し込み式にしか対応していなかった」と答えた人が32.4%と最多の結果となりました。次いで、「タッチ決済のマークが見当たらず使えるかわからなかった」と回答した人が24.6%、「店員にタッチ決済が伝わらず差し込むよう促された」と回答した人が13.6%と続きました。
タッチ決済の仕組みそのものに対する不満よりも、店舗側の対応に関する不満が多くの回答を占めました。
■QRコード派の7割以上にタッチ決済のニーズあり。3割が「お店選びの基準にする」と回答
「非常に重要視する」「やや重要視する」と回答した人が32.6%という結果になりました。
また、「お店選びの基準にはしないが、あったら便利(44.2%)」と回答した人と合わせると、QR決済をメインで利用する層の約75%にタッチ決済のニーズがあるという結果となりました。
利便性の認知拡大により、今後、「クレジットカードのタッチ決済」の利用意向もさらに高まっていくと考えられます。
調査概要
調査名:クレジットカードのタッチ決済に関する調査
調査対象:東京都在住20歳~69歳男女 500人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年4月15日~2026年4月23日
出典元:株式会社エム・ピー・ソリューション
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