AIを活用する層の80.7%がポジティブな成果を実感する一方、約2割は成果を感じていない
制作業務でAIを活用する層に、事前に定めた目標に対する成果を施策ごとに聞いたところ、「期待を大きく上回る成果が出ている(34.5%)」「期待通りの成果が出ている(46.2%)」となり、合計80.7%がポジティブな成果を感じていることがわかりました。
一方で、「成果は実感していない」と回答した層も約2割存在しており、AIを使っていれば必ず成果が出るわけではなく、成果を左右するポイントが存在することが分かります。
AIに「すべて任せる」層ほど成果が出ない傾向。高成果層では必ず『人の手』が介在している
「AIに任せきりにせず、人が手を入れたことで成果や品質が明確に上がったフェーズ」を聞いたところ、「すべての業務がAIで完結している」と回答した割合は、高成果層で0%(160名中0名)、成果が出ていない層では44.1%と、成果が下がるほど一貫して上昇しました。
また、品質が上がったと感じるフェーズの数も高成果層の平均2.7個に対し、成果が出ていない層は平均0.4個にとどまりました。AIの出力をそのまま成果に直結させることは現状では難しく、人の手による仕上げ・判断の工程が成果の必要条件になっていると考えられます。
高成果層ほど「AIの限界」を言語化できている。成果を分けるのは使い手の「解像度」
「ここから先はAIに任せきれない」と感じる理由の数を成果実感別に見ると、高成果層は平均2.5個、成果が出ていない層は0.9個と強い相関が確認されました。
「特に任せきれないと感じることはない(すべてAIに任せられる)」と選択した方の割合は、高成果層の5.0%に対し成果が出ていない層は35.3%と約7倍の開きがあります。成果を分けているのはAIの性能ではなく、「どこまで任せてよいか」を見極める使い手側の解像度であると考えられます。
AIに任せきれない理由の最多は「感情を動かすストーリー設計」。人の介入が不可欠な領域が浮き彫りに
AIに任せきれない理由の最多は「ターゲットの感情を動かす、独自のストーリーや絶妙なニュアンスが表現できないから」で、成果実感層の64.3%が選択しました。次いで「出力内容の事実確認」「ブランドガイドラインやトーン&マナーへの適合」となっています。
成果を出している層ほどこの項目を強く認識していることから、マーケティング業務において人が最後まで手放すべきでない中核は、「ターゲットの感情を動かす情緒・ストーリー設計」であると考えられます。
「補助ツール」としての利用は工数削減止まりに。成果向上には広範囲のAI活用が必要
工数削減止まりの層は、AIに深く任せている割合が全グループで最も低く、人力や補助的な使い方が中心でした。携わる工程のうちAIを活用している割合も53%と、成果実感層の半分程度にとどまり、この層の52.8%は施策成果が「変わらない」と回答しています。
任せる領域が狭いほど成果実感が限定的であることから、AIを『補助ツール』と位置づけて使うだけでは工数削減の域を出ず、成果向上には「より広範囲の業務を任せる」ことが必要であると考えられます。
調査概要
調査名:
①Webメディア制作・発信業務におけるAI活用実態調査(2026年7月7日〜8日)
②広告制作業務におけるAI活用実態調査(2026年7月10日)
③ライティング業務におけるAI活用実態調査(2026年7月10日)
調査方法:インターネット調査(モニターパネル利用)
調査対象:Webサイト・LP/SNS投稿/広告クリエイティブ(静止画)/動画コンテンツ/ホワイトペーパー/メールマガジン/ブログ・オウンドメディア記事の制作・発信業務においてAIを活用している全国の20代〜50代の会社員等
有効回答数:計450名(各調査150名)
出典元:シンクパートナーズ株式会社
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。







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