ChatGPTの回答の約43%にプレスリリースが登場!広報担当者が知っておくべき「AIに選ばれる」情報発信の最適解【Wallabee調査】

ChatGPTの回答の約43%にプレスリリースが登場!広報担当者が知っておくべき「AIに選ばれる」情報発信の最適解【Wallabee調査】

株式会社Wallabeeは、同社が提供するブランド露出を可視化・最適化するGEO/AIO/LLMOプラットフォーム「Optyino.ai(オプティーノエーアイ)」にて、蓄積されたAI回答ログをもとに、生成AIの回答におけるプレスリリース記事の引用実態を分析した結果を公開しました。


ChatGPTは約43%がプレスリリースを引用、AIモデルごとに大きな違い

9種類のAIモデルを比較すると、プレスリリース回答率(少なくとも1件プレスリリースを引用した回答の割合)はChatGPT(GPT-5 mini)が42.84%で最も高く、Copilotの2.90%との差は約14.8倍に達しました。

ChatGPT(GPT-5.2)も27.33%、Perplexityが21.45%、Google AIモードが20.68%と比較的高い水準にある一方、Claudeは6.00%、Copilotは2.90%と低い水準にとどまっています。

なお、ChatGPT(GPT-5 mini)は他モデルに比べて回答数が1,125件と少なく、他の8モデル(5,821件〜12,683件)と比べてサンプルサイズが小さい点には注意が必要です。

とはいえChatGPT(GPT-5.2)も回答数11,850件と十分なサンプルを持ちながらPR回答率27.33%と高水準であることから、ChatGPT系のモデルでプレスリリースが引用されやすい傾向自体は一定の裏付けがあると考えられます。

この差は、GEO施策の効果測定において重要な意味を持ちます。プレスリリース配信の効果を「AIにどれだけ引用されたか」で評価する場合、どのAIモデルを基準に置くかによって期待値を大きく変える必要があると考えられます。

Copilotのみを基準にすると効果が過小評価される可能性があり、逆にChatGPT系のみを基準にすると過大評価につながりかねません。複数モデルを横断して評価する体制が望ましいでしょう。

プレスリリース引用URLの60%が「PR TIMES」に集中

プレスリリースURL全15,512件のうち、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」(prtimes.jp)だけで60.5%(9,381件)を占めていることが分かりました。

PR TIMESは企業のプレスリリース配信を専門に手がけるサービスで、配信されたプレスリリースがそのままprtimes.jpドメインのURLとして生成AIに引用されるため、他のドメインよりも突出して多く引用されています。

上位5ドメインの累計シェアは69.4%、上位10ドメインの累計シェアは74.8%に達しており、残り25%は多数のドメインに分散されます。

2位以下は1ドメインあたり数百件規模まで急激にシェアが下がっており、PR TIMES以外では特定の配信プラットフォームや大手企業サイトへの引用が分散していると考えられます。

プレスリリースをAIに引用されやすくするうえでは、自社サイト単独での配信よりも、PR TIMESのような引用実績の多い配信プラットフォームを併用するほうが、引用機会という点では有利に働く可能性があります。

AIは出典リンクとしてプレスリリースを優先的に引用

生成AIが引用するURLには、出典として明示的に提示するリンクと、回答本文中に自然文の形で登場するリンクの2種類があります。

両者でプレスリリースの扱われ方には大きな差があります。

分析対象回答81,895件を基準にすると、AIが出典として明示的に提示するリンクでのプレスリリース回答率は15.05%(12,322件)である一方、回答本文中に自然文で登場するリンクでのプレスリリース回答率は0.63%(518件)にとどまり、約24倍の差がありました。

この結果から、プレスリリースはAIの「出典として明示する引用」には比較的乗りやすいものの、AIが自らの言葉で構成する本文中で直接言及される機会はほとんどないと考えられます。

企業がプレスリリースをGEO施策として活用する場合、期待すべき効果は「回答の根拠として引用リストに載ること」であり、「AIの回答文中で名指しで語られること」まで狙うのは難易度が高い可能性があります。

調査概要

調査主体: Optyino.ai(株式会社Wallabee)
調査期間: 2026年4月21日〜2026年7月8日(AI回答の取得期間)
分析対象: 上記期間中に正常に取得できたAI回答81,895件対象引用URL: 704,963件(回答内の重複URLを除いた統合URL数)
対象プロンプト: 120件。商品・サービスのおすすめを尋ねるもの、特定分野の相談先を尋ねるもの、特定企業・サービスの評判を尋ねるものなど、金融・住宅・家電・BtoBサービスを含む幅広い業種・目的のプロンプトを対象としました
対象AIモデル: ChatGPT(GPT-5.2)、ChatGPT(GPT-5 mini)、Claude、Grok、Perplexity、Gemini、Copilot、Google AIモード、Google AI Overviewの9種類

出典元:株式会社Wallabee

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000124655.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

\Googleでマナミナをフォロー!/

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング AI

関連する投稿


日本直販、ByteDanceと提携 AI広告制作・ライブコマース展開へ

日本直販、ByteDanceと提携 AI広告制作・ライブコマース展開へ

日本直販株式会社は、TikTokなどを展開するByteDance株式会社とグローバルパートナー契約を締結したことを発表しました。TikTok ShopやAIライブコマース、動画生成AI「Seedance」を活用したCM・動画広告制作、クリエイター育成など、4領域での取り組みを検討します。


BtoB記事・資料、8割超が「既知情報中心では読む価値低下」【IDEATECH・Bizibl調査】

BtoB記事・資料、8割超が「既知情報中心では読む価値低下」【IDEATECH・Bizibl調査】

株式会社IDEATECHと株式会社Bizibl Technologiesは、直近6か月以内に勤務先で使う製品・サービスの導入・乗り換え・契約更新の検討に関与し、その検討で自らAIサービスに質問して情報収集を行った会社員・経営者211名を対象に、「AI検索時代の法人購買における情報活用の実態調査」を共同で実施し、結果を発表しました。


AI検索対策、9割超が実施 課題は効果測定【GMO NIKKO調査】

AI検索対策、9割超が実施 課題は効果測定【GMO NIKKO調査】

GMO NIKKO株式会社は、企業のマーケティング・広報・Web領域の担当者および責任者1,003名を対象に、「AI検索時代における企業のAIO/LLMO対応の実態と課題」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


欲しい商品でも約6割が「悪い口コミ」を確認【システムリサーチ調査】

欲しい商品でも約6割が「悪い口コミ」を確認【システムリサーチ調査】

株式会社システムリサーチが運営する「創作品モールあるる」は、全国の20歳~59歳の男女250名を対象に「購入前の検索行動」に関するアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


ヴァリューズが『VALUES Marketing Dive 2026』を開催 アサヒビール、ミツカン、花王、積水ハウスイノコム、noteら登壇し10/28・11/11にオンライン無料配信

ヴァリューズが『VALUES Marketing Dive 2026』を開催 アサヒビール、ミツカン、花王、積水ハウスイノコム、noteら登壇し10/28・11/11にオンライン無料配信

インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズは、「ファクト×AIで深める消費者インサイト」をテーマとし、マーケティングやデータ分析の最前線に向き合うカンファレンス『VALUES Marketing Dive 2026』を、2026年10月28日(水)・11月11日(水)13:00~16:30にオンラインで無料開催いたします。両日同内容で開催し、申込時にご都合に合わせて視聴希望日をお選びいただけます。


ページトップへ