【ポケモン30周年】直近1年の人気コンテンツまとめ|注目したのはどんな人?

【ポケモン30周年】直近1年の人気コンテンツまとめ|注目したのはどんな人?

世界中で愛されるポケモンが、2026年に30周年を迎えました。1996年に発売されたゲーム「ポケットモンスター 赤・緑」から始まり、今ではゲーム以外の多彩なコンテンツが展開されています。本記事では、直近1年間に展開されたポケモンコンテンツを振り返るとともに、それぞれの関心層を分析・考察します。


「ポケモン」を検索しているのはどんな人?

男女問わず幅広い世代に人気を博しているポケモンですが、ポケモンファンはどのような方なのでしょうか?ブラウザ上で「ポケモン」と検索しているユーザーについて見てみましょう。

分析には、毎月更新されるデータを用いて、検索キーワードやWebサイトのユーザー分析ができる、株式会社ヴァリューズのWeb行動ログ分析ツール 「Dockpit(ドックピット)」を用います。

■男女比は1:1、若年層が多い

男女比率は約1:1、年代層は20・30代の若年層が多いということが分かります。

「ポケモン」検索者の性別

「ポケモン」検索者の年代層

図:「ポケモン」検索者の性別・年代層
集計期間:2025年9月~2026年8月
デバイス:パソコン・スマートフォン

ポケモンは小・中学生などの子ども層に人気なイメージがあると思います。30代の検索が最も多い理由としては、彼らが子どもの頃から親しんできた「ポケモン第一世代」であることに加え、自分の子どもがポケモンを好きになった影響で一緒に検索していることも考えられます。

■男性はゲーム、女性はゲーム以外の体験・消費型コンテンツに着目か

次に「ポケモン」の検索者の属性別マップを詳しく見てみましょう。

「ポケモン」検索者の属性別マップ

図:「ポケモン」検索者の属性別マップ(縦:年齢、横:性別)
集計期間:2025年9月~2026年8月
デバイス:パソコン・スマートフォン

男性では「赤緑」「SV」「チャンピオンズ」などのゲームに関わるワード(緑枠)、女性では「ミスド」「サービスエリア」「1番くじ」など、ゲーム以外の体験・消費型コンテンツに関わるワード(赤枠)が多く見られ、男女それぞれの興味・関心の違いがうかがえます。

それを踏まえここからは、これらのジャンルに関わる直近1年のコンテンツを見てみましょう。

直近1年のポケモンコンテンツ・コラボ

■Pokémon LEGENDS Z-A

Pokémon LEGENDS Z-A(ポケモンレジェンズゼットエー)は、2025年10月16日に発売された、Nintendo Switch・Nintendo Switch 2専用のゲームソフトです。

本作品は、オープンワールドの世界で自分のキャラクターを操作し、ポケモンを捕まえ、育て、ストーリーを進めていくオーソドックスなRPGゲームとなっています。

Pokémon LEGENDS Z-A パッケージデザイン

ではどのような人がこのゲームに興味を持っているのでしょうか?ゲーム公式サイトの訪問者について見てみましょう。

男女比率は約1:1、年代層は20・30代が多いという結果となりました。

Pokémon LEGENDS Z-A 公式サイト訪問者の性別

Pokémon LEGENDS Z-A 公式サイト訪問者の年代層

図:ゲーム公式サイト (pokemon.co.jp/ex/legends_z-a) 訪問者の性別・年代層
集計期間:2025年9月~2026年8月
デバイス:パソコン・スマートフォン

ゲームはやはり、若年層から多く関心を集めているようです。RPGゲームというコンセプトで女性側にもある程度支持があるのは、ポケモンならではと言えるかもしれません。

■Pokémon Champions

Pokémon Champions(ポケモンチャンピオンズ)は、2026年4月8日にNintendo Switch版、6月17日にスマートフォン版の配信が開始されたポケモンの対人戦専用のゲームアプリです。

先ほどのZ-Aのような従来のポケモンのゲームは、対戦だけでなく、ポケモンを育ててストーリーを進めるというRPGの要素も持っていたのに対し、本作品にはストーリー要素はありません。

Pokémon Champions ゲームタイトル画像

スマートフォンのアプリのユーザー層を見てみると、性別は男性の割合が約8割、年代層は10・20代の若年層が多いようです。

アプリ「Pokémon Champions」ユーザーの性別

アプリ「Pokémon Champions」ユーザーの年代層

図:アプリ「Pokémon Champions」ユーザーの性別・年代層
集計期間:2025年9月~2026年8月
デバイス:スマートフォン

ポケモンの対戦では勝敗に重きが置かれ、「見た目が自分好みな、かわいいポケモン」よりも「能力が優れている、強いポケモン」の方が重宝される傾向にあります。そのようなコンセプトは、女性よりも男性側の支持を集めるのかもしれません。

「ゲームのシステム」によって集まるユーザーが異なるか

また、チャンピオンズはPvP(プレイヤー同士の対戦)で勝利し、自分の世界順位を上げていくことが醍醐味の一つです。

チャンピオンズユーザーの「ありたい自分像」においても、「刺激や感動」「日々新しいことへの挑戦」を求める声や、「ワンランク上の生活をしたい」といった傾向(赤枠)が上位に挙がっており、勝敗を競うゲーム性と非常にマッチしていることが読み取れます。

アプリ「Pokémon Champions」「Pokémon Sleep」ユーザーのありたい自分像

図:アプリ「Pokémon Champions(青)」「Pokémon Sleep(赤)」ユーザーのありたい自分像
集計期間:2025年9月~2026年8月
デバイス:スマートフォン
※Web行動データとアンケートデータを用いた分析を行える、株式会社ヴァリューズの分析ツール「Perscope」より集計

同じポケモンのゲームであるPokémon Sleepと比較してもその傾向は強く、特に「社会的地位と評価」で違いがはっきり出ています。このように同じポケモンというIPでもゲームのシステムによって、価値観などのユーザー像は異なると考えられます。

■ポケパーク カントー

ポケパーク カントーは2026年2月5日に、よみうりランド内にグランドオープンしたポケモン初の屋外常設施設です。

ポケパーク カントーのイメージ画像

施設内は森と街で構成されており、等身大のポケモンのオブジェクトが多数存在します。アトラクションも2種類ありますが、森や街を散歩し、ポケモンが身近に存在する世界を仮想体験するのがメインの楽しみ方のようです。

ポケパーク カントーは公式アプリが存在するので、そのユーザーについて見てみましょう。男女比率は女性の方が多く、年代層は20・30代が特に多いようです。

アプリ「ポケパーク カントー公式アプリ」ユーザーの性別

アプリ「ポケパーク カントー公式アプリ」ユーザーの年代層

図:アプリ「ポケパーク カントー公式アプリ」ユーザーの性別・年代層
集計期間:2025年9月~2026年8月
デバイス:パソコン・スマートフォン

ポケパーク カントーには、その施設内でのみ販売している・手に入れられるグッズが多くあります。日傘やポーチなどの日用品が充実していて、女性人気の高いポケモンのイラストが多いことが、女性の関心の高さにつながっているのかもしれません。

ポケパーク カントーのグッズの画像

■Pokémon × 飲食店 (ミスタードーナツ、マクドナルド、コメダ珈琲店)

最後に飲食店とのコラボについて見ていきましょう。

ポケモンと飲食店のコラボでは、特定のポケモンをモチーフにしたメニューやグッズなどが展開されています。

ミスタードーナツのポケモンコラボの画像

ここでは「ポケモン」との掛け合わせワードの上位で見られる、ミスタードーナツ、マクドナルド、コメダ珈琲店とのコラボについて見ていきます。

「ポケモン」検索の掛け合わせワード

図:「ポケモン」検索の掛け合わせワード
集計期間:2025年9月~2026年8月
デバイス:パソコン・スマートフォン

全てのコラボにおいて、男女比率は女性の方が多いようです。年代層は30代が最も多く、次いで20・40代が多いという結果になりました。

「ポケモン ミスド」「ポケモン マック」「ポケモン コメダ」検索者の性別

「ポケモン ミスド」「ポケモン マック」「ポケモン コメダ」検索者の年代層

図:「ポケモン ミスド」「ポケモン マック」「ポケモン コメダ」検索者の性別・年代層
集計期間:2025年9月~2026年8月
デバイス:パソコン・スマートフォン

飲食店とのコラボが女性の関心を集めていることは、先ほどの属性別マップからもうかがえます。

こうしたコラボでは、かわいらしいポケモンをモチーフにした商品が展開されることもあり、そのデザインが女性の関心を引いているとも考えられます。

まとめ|30周年の多様なイベント

本記事では、ポケモン30周年に際して、直近1年間に展開されたさまざまなコンテンツと、それぞれの関心層について分析しました。

ポケモン全体では男女問わず幅広い世代から関心を集めている一方で、コンテンツのジャンルによって関心層に違いが見られました。特に、対戦に特化したゲーム「Pokémon Champions」では男性の割合が高く、ポケパーク カントーや飲食店とのコラボでは女性の割合が高いことが分かりました。

こうした違いから見られるように、ポケモンは、原点であるゲームとしての楽しさだけでなく、グッズの購入や飲食、施設での体験など、さまざまな楽しみ方を提供することで、多様な消費者の関心を集めていると考えられます。

30年という長い歴史を持ちながら、時代や消費者のニーズに合わせてコンテンツを広げ続けていることが、ポケモンが幅広い層から愛される理由のひとつなのかもしれません。

▼今回の分析にはWeb行動ログ調査ツール『Dockpit』を使用しています。『Dockpit』では毎月更新される行動データを用いて、手元のブラウザでキーワード分析やトレンド調査を行えます。無料版もありますので、興味のある方は下記よりぜひご登録ください。

dockpit 無料版の登録はこちら
▼今回の分析には生活者理解のためのリサーチエンジン『Perscope』を使用しています。『Perscope』では国内最大規模のWeb行動×アンケートデータを活用し、誰でも いつでも 簡単に"生活者起点のマーケティング活動"を実現することができます。無料デモもありますので、興味のある方は下記よりぜひお申し込みください。

Perscope 詳細はこちら

\Googleでマナミナをフォロー!/

この記事のライター

2027年4月に入社予定の修士2年生です。
現在農学研究科に所属しており、ブルーベリーの生産効率化について研究しています。

関連する投稿


menu終了、Rocket Nowのユーザー急増でもUber・出前館は減らず?フードデリバリー市場を分析

menu終了、Rocket Nowのユーザー急増でもUber・出前館は減らず?フードデリバリー市場を分析

フードデリバリーが身近な存在となるなか、市場ではサービスの入れ替わりが起きています。Rocket Nowが急速にユーザーを増やす一方、menuやWoltはサービスを終了しました。こうした変化のなか、フードデリバリー市場は現在どのような状況にあるのでしょうか。また、Rocket Nowの登場によって、Uber Eatsや出前館の利用者は減ったのでしょうか。本記事では、主要アプリのユーザー数推移を分析するとともに、Rocket Now、Uber Eats、出前館の年代や世帯構成を比較し、市場の現在と各社の今後を考察します。


【無料レポート】2026年最新!SNSユーザー数ランキング〜わずか4ヶ月で“279万人”獲得の「setlog」、データが明かす次世代SNS台頭と最新の勢力図

【無料レポート】2026年最新!SNSユーザー数ランキング〜わずか4ヶ月で“279万人”獲得の「setlog」、データが明かす次世代SNS台頭と最新の勢力図

SNSは、国内でも多くのサービスが展開されており、日常生活に浸透しつつも次世代アプリの台頭などで勢力図が変化しています。本レポートでは、主要サービス(LINE、YouTube、Instagram、X、TikTokなど)に加え「setlog」や「BeReal.」を含む全30サービスのユーザー数、ユーザー属性、利用のされ方の現状・経年変化などを調査。2026年最新のSNS利用実態をまとめたレポートとなっています。※本レポートは記事のフォームから無料でダウンロードできます。


【無料レポート】2026年最新!生成AIユーザー動向調査 ChatGPT・Geminiに次ぐ新勢力「Agent i」、 20・30代の“ヘビーユース化”の実態

【無料レポート】2026年最新!生成AIユーザー動向調査 ChatGPT・Geminiに次ぐ新勢力「Agent i」、 20・30代の“ヘビーユース化”の実態

生成AIは、国内でも多くのサービスが展開されており、日常生活に浸透して利用者が右肩上がりに増加しています。本レポートでは、主要サービス(ChatGPT、Gemini、Claude、Microsoft Copilot、Perplexity AI、Agent i)のユーザー数、ユーザー属性、利用のされ方の現状・経年変化などを調査。2026年最新の生成AI利用実態をまとめたレポートとなっています。※本レポートは記事のフォームから無料でダウンロードできます。


九州ふっこう応援割、発表数日で14万人が検索。いち早く反応したのはどんな人?

九州ふっこう応援割、発表数日で14万人が検索。いち早く反応したのはどんな人?

熊本地震の影響を受け、2026年10月1日から開始される「九州ふっこう応援割」。九州をお得に旅することができるため、今後の旅行需要にも大きな影響を与えると考えられます。本記事では、九州ふっこう応援割が現在どんな人に注目されているのか、そして今後の旅行需要の動向について、データをもとに分析します。


タコスブーム到来!検索数"2.2倍"を支える「お家・外食」のダブル需要とは

タコスブーム到来!検索数"2.2倍"を支える「お家・外食」のダブル需要とは

近年、専門店のオープンやイベントの開催、自宅で楽しむ「タコスパーティー」など、タコスに触れる機会が広がっています。実際に、「タコス」の検索者数はこの2年間で2.2倍に増加しました。こうした人気の背景には、どのような人々の関心や楽しみ方があるのでしょうか。今回は、Web行動ログデータをもとに、タコス検索者の特徴と、外食・家庭の両方に広がる需要を探ります。


ページトップへ