強化したいBtoBマーケティング施策1位に「SNSマーケティング」 課題解決には専門家のアドバイスが必要【ナイル調査】

強化したいBtoBマーケティング施策1位に「SNSマーケティング」 課題解決には専門家のアドバイスが必要【ナイル調査】

ナイル株式会社は、法人向け(BtoB)事業でマーケティング担当者を対象に、BtoBマーケティングに関するアンケート調査を実施。その調査結果を公開しました。


約7割がマーケティング業務に外部パートナーを利用

BtoBマーケティング従事者243名に、マーケティング業務における外部パートナー(ベンダー、業務委託等)の利用状況を聞いたところ、66.7%が「利用している」と回答しました。

従業員数別で見ると、「従業員数1,000人以上」の企業では、「利用している(78.2%)」と回答した割合がもっとも高い一方で、「従業員数1~99人」の企業では、「利用していない(56.1%)」と回答した割合が高くなりました。

全体の8割以上が「BtoBマーケティングに課題がある」と回答

BtoBマーケティング従事者の8割以上が、「マーケティングにおいて課題をもっている(78.2%)」と回答しました。

BtoBマーケティングの課題、1位「競合分析」2位「顧客理解」3位「マーケット分析」

BtoBマーケティングに課題をもっていると回答した176名に、課題について聞きました。もっとも多くの人が「競合分析(48.3%)」と回答。2位が顧客インタビューやユーザーアンケートなどの「顧客理解(47.2%)」、3位「マーケット分析」でした。

また、約3割がマーケティングの戦略や施策ではなく、「マーケティングチームの立ち上げ」といった組織体制の構築にも、課題をもっていることがわかりました。

半数以上が課題に対して「専門家のアドバイス、知見」があれば解決できると回答

今抱えている課題に対して、何があれば解決すると思うか聞いたところ、「専門家のアドバイス、知見(54.5%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「予算(52.3%)」でした。

一方で、約3割がマーケティングの必要性や、他部署との関係構築といった「社内の理解を得る」ことで解決できると回答しました。

BtoBマーケティングで効果を感じている施策、1位「SNSマーケティング」

BtoBマーケティング施策で、効果を感じている施策を聞きました。もっとも多くの人が「SNSマーケティング(41.5%)」と回答。2位「オウンドメディア(28%)」、3位「動画マーケティング(26%)」でした。

今後、強化したいBtoBマーケティング施策1位「SNSマーケティング」

今後、BtoBマーケティングで強化したい、またはやってみたい施策、チャネルについて聞いたところ、3位までは効果を感じている施策と同じ順位となりました。1位「SNSマーケティング(39%)」2位「オウンドメディア(28.9%)」、3位「動画マーケティング(26.8%)」でした。

一方で、15%が「イベント/展示会」と回答しており、ウェビナー同等の割合でオフラインでの取り組み強化の動きが見られました。

調査概要

・調査期間:2023年8月21日~25日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:法人向け事業のマーケティング担当者246名

出典元:ナイル株式会社

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000394.000055900.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連する投稿


約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

株式会社iTANは、小売店経営者・店舗責任者・マーケティング担当者を対象に、「小売業界における再来店促進と顧客接点の実態」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

株式会社イードは、スマートフォンやデジタルライフについてユーザー目線で最新情報をお届けするメディア「LiPro(インターネット)」において、1円スマホに関心のあるユーザーを対象に「1円スマホ」に関する関心・意向についてアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

株式会社電通デジタルは、生活者のリテールメディアへの接触が購買行動およびブランド認知に与える影響を明らかにするため、「2025年 リテールメディア調査」を実施し、結果を公開しました。


若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、全国の15~24歳を対象に「直近1か月で、ふだんより多くお金を使った項目」についての2025年9月期の調査を実施し、結果を公開しました。


AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

ボストン コンサルティング グループ(BCG)は、MITスローン・マネジメント・レビュー誌(MIT SMR)と共同で、AIによるビジネスへの影響に関するレポート「The Emerging Agentic Enterprise: How Leaders Must Navigate a New Age of AI」を発表しました。


ページトップへ