ニールセン、デジタルコンテンツ視聴率のMonthly Totalレポートによる動画ジャンルの利用状況を発表

ニールセン、デジタルコンテンツ視聴率のMonthly Totalレポートによる動画ジャンルの利用状況を発表

ニールセン デジタル株式会社は、同社のデジタルコンテンツ視聴率のMonthly Totalレポートをもとに、動画ジャンルの視聴状況を発表しました。


- 「TikTok」と「TVer」のトータルデジタルでの月間視聴者数は昨年の1.5倍以上に増加
- 上位5サービスの性年代別ターゲットGRP(TARP)は、男女ともに18-34歳が最も高い
- 18-34歳では、「TVer」は女性への、「ABEMA」は男性へのリーチが高い


2023年9月のニールセン デジタルコンテンツ視聴率 Monthly Totalレポートによると、動画ジャンルにおけるレシピ動画サービスを除いたサービスのうち、PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルの視聴者数が最も多かったのは「YouTube」で7,273万人が利用していました。

続く「TikTok」と「TVer」は、昨年の1.5倍以上に視聴者数を増やし、それぞれ「TikTok」は3,168万人、「TVer」は1,785万人が利用していました(図表1)。

次に、利用者数Top 5サービスを合計したターゲットGRP(TARP)を性年代別に見ると、男性18-34歳で最も高く151,928%となっており、次いで男性35-49歳、女性18-34歳となっていました。男女ともに、若年になるに連れてGRPが高い傾向があり、18-34歳で最も高くなっていました(図表2)。

最後に、ターゲットGRP(TARP)が男女ともに高かった18-34歳の利用状況をサービス別に見ると、リーチでは全年代の結果と同様に男女ともに「YouTube」が最も高く、「TikTok」が続いていました。一方で、男女間のリーチを比較すると、女性は男性よりも「TVer」の、男性は女性よりも「ABEMA」のリーチが高くなっており、それぞれ順位が異なっていました(図表3)。

ニールセンによると、今年に入り、テレビ放送時に「TVer」での視聴も促すようなコメントが増えてくるなど、テレビとデジタルの垣根がなくなってきていましたが、実際に「TVer」はこの1年間で大きく利用者数が増加している様子が伺えたとのことです。

また、今回の調査ではPCやスマートフォンからの利用状況でしたが、近年ではテレビデバイスからの視聴も増加するなど、動画コンテンツを視聴する環境は複雑になってきています。また、サービスによって利用する性年代も異なっている様子も伺えます。

テレビとデジタルの両方で広告を出稿する場合は、どのメディアを組み合わせることにより効率的かつ効果的にターゲットに対してリーチすることができるのか、メディアの視聴状況を正しく把握した上で判断していく必要があると述べています。

出典元:ニールセン デジタル株式会社

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000047896.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

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