SEOの完全自動化はまだ遠い?生成AIを活用する担当者の最多が「80%以上修正」する現実【NEXER調査】

SEOの完全自動化はまだ遠い?生成AIを活用する担当者の最多が「80%以上修正」する現実【NEXER調査】

株式会社NEXERは、Webサイト運営やデジタルマーケティングに関わった経験を持つ方を対象に、SEOへのAI活用状況や、AI導入による業務時間の変化、活用ツール、感じている不安などについてアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


SEOを実施するWeb担当者の6割以上(64.3%)が生成AIを活用

自社のサイトでSEOを実施しているWeb担当者に、SEO業務における生成AIの活用状況を尋ねたところ、「積極的に活用している(28.6%)」「一部業務で活用している(35.7%)」を合わせて64.3%となり、6割以上がSEO業務に生成AIを活用していることが分かりました。

一方で「活用していない」も28.6%存在しており、活用層と非活用層に分かれ始めている状況もうかがえます。

最も活用される業務は「データ分析(66.7%)」、構成作成・本文・リライトも約半数

AIを活用しているSEO業務として最も多かったのは「データ分析」で66.7%となりました。

続いて「記事の構成作成(見出し設計)」「記事本文の作成(ライティング)」「リライト・改善」「コンテンツ作成(画像・動画)」がいずれも44.4%となっており、データ分析だけでなくコンテンツ制作の幅広い工程でAIが取り入れられていることが分かります。

AI生成物をそのまま使う人は少数派、最多は「80%以上編集・修正」


AIが生成したコンテンツの編集・修正の度合いを尋ねたところ、「80%以上編集・修正している」が33.3%で最多となりました。

また、「60%以上編集・修正している」と回答した人を合計すると44.4%となり、半数近くがAI生成コンテンツに大幅な修正を加えていることが分かります。

この結果から、AIが作成した文章をそのまま公開するのではなく、人が内容の正確性や独自性を確認・補強しながら活用している人が多いことがうかがえます。AI活用は完全自動化ではなく、「AIが下書きを作り、人が仕上げる」という運用が主流になっているようです。

AI活用者の約8割(77.8%)が成果向上を実感、問い合わせ数の増加が目立つ

AI導入後のSEO成果について、「検索流入または問い合わせ数が増加した」と回答した人は合計77.8%にのぼり、AIを活用している人の約8割が何らかの成果向上を実感していることが分かりました。

内訳をみると、「検索流入・問い合わせともに増加した」が33.3%、「問い合わせ数のみ増加した」が33.3%となっており、アクセスを集めるだけでなく、その先のコンバージョンにもAI活用の効果が現れている様子がうかがえます。

一方で「特に変化はない」は11.1%にとどまり、「むしろ悪化した」と回答した人は0.0%でした。

最も効果を感じた業務は「構成作成(44.4%)」

AIを活用して最も効果を感じたSEO業務として多かったのは「記事の構成作成(見出し設計)」で44.4%、次いで「記事本文の作成」が22.2%となりました。

回答者のコメントは以下です。

「記事の構成作成(見出し設計)」の回答理由

・SEOに効果的な見出しを作成してくれる(40代・男性)
・予想もつかないアイデアを出してくれる(40代・男性)

「記事本文の作成(ライティング)」の回答理由

・記事作成の時間を短縮できた(50代・男性)

「AIのみでは難しい」業務の最多は「データ分析」、人による確認が不可欠

AIのみでは対応が難しいと感じるSEO業務として最も多かったのは「データ分析」で44.4%となりました。

先ほどの調査では、データ分析はAI活用業務として最も多く挙げられていました。一方で、AIだけでは対応が難しい業務としても最多となっており、実際に活用する中で、人による確認や判断が欠かせないと感じている担当者が多いことがうかがえます。

また、「記事本文の作成(ライティング)」も22.2%となりました。AIは文章作成を効率化できる一方で、機械的な表現になったり、内容を必要以上に膨らませたりすることもあるため、人による編集やチェックが必要と考えられているようです。

回答者のコメントは以下です。

「データ分析」が難しいと感じる理由

・データに過ちがある(40代・男性)

「記事本文の作成」が難しいと感じる理由

・文章に人間味が必要な場合がたくさんあるからです(50代・男性)
・正しくない情報で内容を過度に膨らませてしまう(40代・男性)

不安の最多は「情報の正確性」、約4割が実際に問題も経験

最も多かった不安は「情報の正確性(誤情報)」で40.0%となり、AIが生成する内容の事実確認に対する懸念が、活用企業の主要な課題となっていることが分かりました。

AIをSEOに活用して「問題が発生した」経験は44.4%

「問題は発生していない」と回答した人は55.6%と過半数を占めました。

一方で「発生したことがある」も44.4%となっており、問題が起こる可能性も一定数あるため、AIの出力をそのまま使うのではなく、内容を確認しながら活用していくとよいでしょう。

実際に発生した問題については、以下のようなコメントが寄せられました。

実際に発生した問題についてのコメント

・検索意図とズレたキーワードを拾ってしまうことがある(30代・女性)
・明らかに間違っているデータを表示した(40代・男性)

今後のAI活用、61.6%が「有用」と回答

今後のSEO対策におけるAI活用について、「必須だと感じる(38.5%)」「有効だが必須ではない(23.1%)」を合わせて61.6%が有用性を感じていると回答しました。

一方で「あまり必要性を感じない」も38.5%存在するものの、「全く必要ない」と完全に否定する回答は0.0%でした。

AIをSEO業務にどこまで取り入れるかには差があるものの、AIを無視できない存在と捉えるWeb担当者が増えていることがうかがえます。

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査時期:2026年4月
集計対象:事前調査で「これまでに、企業においてWebサイトの運営や管理、またはデジタルマーケティング業務に従事した経験がある」と回答した男女
調査人数:事前調査704人 / 本調査26人
調査機関:株式会社NEXER

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

出典元:株式会社NEXER

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002825.000044800.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
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