近年、スキンケア市場で広く浸透した「成分買い」。
そこで、「消費者の成分リテラシーが高まり、成分名さえ訴求すれ売れる」と考えるも、実際には「成分訴求だけでは差別化ができない」「高まった期待値と実感値のギャップによりリピートに繋がらない」 といった課題や模索が続いています。
成分に対する意識が定着したその先で、消費者のリアルな購買プロセスはどように変化しているのでしょうか。
本レポートでは、 2024年と2026年で定点比較した「成分別関心度移り変わり」をはじめ、VALUESのWeb行動ログに基づく「重視点別セグメントインサイト」、さらに「情報収集・購買行動実態」に至るまで、具体的なデータから検証を行いました。
消費者が成分以外に何を重視し、どのような情報経路で比較・検討しているか。
最新実態を解き明かし、商品開発およびマーケティングにおける「コミュニケーションアップデー
ト」に向けた具体的なヒントをお届けします。
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レポートの目次
⚫︎全体サマリ
⚫︎調査概要・分析データについて
- 調査目的と調査概要および利用データ概要
⚫︎第一章:成分買いトレンドはこの二年でどう変化したか?
- 成分重視は当たり前化?:情報収集時・購入時における「重視点」の変化
- ブームから定着へ: @cosmeメンバーの意識変化
- 関心成分の変化:レチノール・アゼライン酸の上昇と王道成分の推移
- クチコミ出現率から見る王道成分の関心の変化と注目成分
⚫︎第二章:成分買いの実態把握
- 分析対象者とセグメント分類の定義
- セグメント別の属性・肌悩み・原因理解度の分析
- WEB検索キーワードから紐解く成分比較・「併用・組み合わせ」検索
- 成分特性(高刺激レチノール vs 鎮静CICA)による重視ポイントの違い
⚫︎第三章:成分買いをする消費者に対して、とるべきコミュニケーションとは
- メディア別の使い分け実態( SNS/YouTube/公式/クチコミ/生成AI)
- セグメント別情報収集態度と活用メディアの違い
⚫︎appendix
- 会社概要
スキンケア購入における”美容成分重視トレンド”は継続している?~購入時〜
2024年と2026年における美容成分を含むスキンケア購入者向けアンケート調査によると、「スキンケア選びの重視点(購入時)」については、コストパフォーマンス、商品の使いやすさ、美容成分がもたらす効果といった回答がTOP3に。
時系列で見ると、物価高の影響もあってか、コストパフォーマンスを重視する人が増加しています。
また、2024年に比べ、2026年では美容成分がもたらす効果を重視する人は5pt程度減少していますが、引き続き重視点としては上位にあるということがわかりました。
成分について実際にどのような調べられ方をしている?
美容成分について、実際にはどのような調べられ方をしているかを、VALUESのWeb行動ログデータを用いて調査しました。
10〜30代と40〜60代に分け、成分検索前後の掛け合わせキーワードをランキングで見てみると、両セグメント共に「効果」についての検索が7~10%見られトップに。
以降の特徴を見てみると、10〜30代では「美容液」「パック」といった外側からアプローチする集中ケアに関心が見られ、40〜60代では「サプリ」への関心が高く、内側(インナー)からのケアのニーズが高いと考えられます。
成分情報は自分が納得するまで調べるか?|セグメント別調査結果
美容成分を重視してスキンケアを購入する人に対し、スキンケア商品の情報収集の精密度合いをアンケートで調査。
「自分が納得するまで細かく調べる」に対して「あてはまる」と強く肯定したのは、「情緒的価値を重視するセグメント」対象者でした。
一方で「あてはまらない」と多く回答したのは、「美容成分の効果のみ重視するセグメント」対象者との結果に。
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