多様なジャンルのアプリやWebに広告配信できるアドネットワークPangleは、さまざまな業界の広告主から活用されています。広告オークションでの勝率を上げ、広告のパフォーマンスと費用対効果を高めるためには、どのような素材フォーマットを使い、どのようなクリエイティブを制作するかが重要となります。
素材フォーマットの分析
素材フォーマットは、アスペクト比(縦型、横型、スクエア)と動画・静止画との掛け合わせにより、大きく6つに分類されます。広告オークションにおいて「選ばれやすい素材フォーマット」を探るため、オークションでの勝率を試算したところ、特定の広告枠への偏りは見られませんでした。
そのため、広告をより広範囲で掲載させるには、さまざまな素材フォーマットを用意することが推奨されます。
但し、すべての素材フォーマットの用意が難しい場合は、「縦型動画>スクエア動画>スクエア静止画>横型静止画>縦型静止画」のように、インプレッション数が高い傾向にある素材フォーマットを優先して、素材を用意しましょう。
動画クリエイティブの分析
Pangleに出稿された月毎のコスト効率Top20の広告動画を分析した結果、PangleでもTikTok同様、UGC投稿のような広告素材が好調になりつつある傾向が見られました。
そのため、TikTokとPangleの両方に同時出稿したい場合は、TikTok向けに制作したUGCライクな広告クリエイティブをPangleにも転用することを推奨します。
その際、動画フォーマット、動画内容や表現、尺などに関する以下のTipsを参考にしてクリエイティブを制作すれば、広告のパフォーマンスが高まることが期待できます。
また、Pangleのみに出稿する場合、より広告のパフォーマンスを高めるためは、Pangleに特化したクリエイティブを制作することが重要になります。Pangleの広告枠の一部では強制視聴が入り、ユーザーが定められた秒数の広告を視聴しない限りサービスの継続利用などができない仕様となっています。そのため、視聴数推移グラフが「椅子型」となります。
椅子型の“座面”となる動画の冒頭に、「商品情報」「ターゲットへの呼びかけ」「お得情報」など重要な要素を入れることで興味喚起につなげることができます。
静止画クリエイティブの分析
静止画クリエイティブにおいても、画像のデザインや表示する要素、表現方法によってパフォーマンスを高めることが期待できます。
本書では、既存の動画素材を活用した静止画クリエイティブ素材の作成方法もご紹介しています。静止画クリエイティブは、既存の動画素材の中から以下のシーンを切り出し、効果的な内容表現を追加することで作成できます。
・人物やキャラクターが登場するシーン
・商品本体・パッケージが登場するシーン(但し、商品が画面の半分以上を占めていないもの)
その他、クリエイティブのパフォーマンスを高めるポイントや詳しい解説については「PangleクリエイティブPlaybook」にて紹介しています。
PangleクリエイティブPlaybook | 【公式】TikTok for Business: TikTok広告
https://tiktok-for-business.co.jp/download/pangle-creative-playbook/TikTok for Businessでは、アドネットワーク「Pangle」から、2023年1月1日〜8月31日の期間に日本において出稿された広告を分析しました。
出典元:TikTok for Business/PangleクリエイティブPlaybook
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。
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