約3割が表示されたネット広告の内容を読んでいる!表示された広告をクリックした人は約2割【マイボイスコム調査】

約3割が表示されたネット広告の内容を読んでいる!表示された広告をクリックした人は約2割【マイボイスコム調査】

マイボイスコム株式会社は、表示されたネット広告や読んだ状況など『インターネット広告』に関する調査を実施し、結果を公開しました。


直近1年間に表示されたインターネット広告の種類

直近1年間に、インターネット利用時に表示されたインターネット広告の種類は、「画面端に表示される画像の広告(バナー広告)」が77.2%、「画面端に表示される動画の広告(動画広告)」「コンテンツや記事の間に表示される広告」は各6割弱となっています。

同社が行った過去調査と比べて、「画面全体に表示される」が増加傾向にあるとのことです。

インターネット広告の内容を読む度合い

直近1年間にインターネット広告が表示された人のうち、広告の内容を読む人は、「だいたい読む」「内容やタイミングなどによっては、読むこともある」を合わせて34%です。

男性10・20代でやや高くなっています。

内容を読んだインターネット広告、広告の種類

直近1年間にインターネット広告が表示された人に、内容を読んだ広告や広告の種類を聞いたところ、「興味がある商品・サービス・企業等」が41.8%です。10・20代では「印象に残る」、男性10・20代では「知っている企業・店舗や商品」が高くなっています。


内容を読んだ広告の種類は、「画面端に表示される画像の広告(バナー広告)」が16.8%、「コンテンツや記事の間に表示される広告」が9.5%、「YouTube等の動画サイトの、スキップできない動画広告」が8.0%となっています。

インターネット広告が表示された際に行ったこと

直近1年間にインターネット広告が表示された際に行ったことは、「広告を閉じた」「インターネット広告を、間違えてクリックした」が広告表示者の各5割強、「インターネット広告をクリックした(意図的に)」が22.6%となっています。

過去調査と比べると、「広告を閉じた」「その広告が表示されたWebサイト・アプリを見るのをやめた」が増加傾向にあるとのいいます。

「インターネット広告を、間違えてクリックした」は女性や若年層で高く、女性10~40代では各60%台となっています。

インターネット広告で不快に感じるもの

インターネット広告で不快に感じるものは、「消せない広告、閉じにくい広告」が49.1%、「画面全体に表示される」「興味がない・関係ない内容の広告」「別画面やポップアップで自動的に表示される」も各40%台となっています。

「YouTube等の動画サイトの、スキップできない動画広告」は、10・20代で比率が高くなっています。

回答者のコメントを一部紹介

インターネット広告でネガティブ・不快に感じるもの

・何度も繰り返し同じ広告が流れると不快に感じる。(男性24歳)
・肌や歯を綺麗にする気持ちの悪い不快な動画。(男性47歳)
・スマホのギガ数の契約が少ないのに勝手に動画を見せられること。(男性61歳)
・終わりまでの時間を示される表示が正しくなく、大幅に長かった時にはスポンサーに不誠実さを感じる。(男性70歳)
・消そうとしてもバッテンマークが小さかったり、途中で急に広告が降りてきて間違って押してしまう時に嫌な気持ちになる。(女性21歳)
・わざと不快感を誘発しようとしているような音声を用いた広告に対して特に不快を感じる。また、ブロックしてもすぐには仕様が反映されないのも嫌。(女性34歳)
・お金をかけていそうな広告であればあるほど不快感が増す。(女性49歳)

調査概要

【調査対象】MyVoiceのアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査
【調査時期】2024年3月1日~3月5日 【回答者数】9,405名

出典元:マイボイスコム株式会社

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001449.000007815.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


Criteo、AI時代における世界の旅行トレンドに関する調査レポートを発表

Criteo、AI時代における世界の旅行トレンドに関する調査レポートを発表

Criteo(クリテオ)は、APAC、EMEA、アメリカ地域において14,000人以上を対象に、世界の旅行トレンドに関する調査を実施し、数百におよぶオンライン旅行代理店、航空会社、ホテル、その他の旅行専門家からのデータを分析し、人々の旅行計画と予約への影響についてまとめたレポート「Criteo グローバル トラベル トレンド 2024冬」を発表しました。


【November 2024 core update】Googleコアアルゴリズムアップデートをリリース(2024年11月)

【November 2024 core update】Googleコアアルゴリズムアップデートをリリース(2024年11月)

Googleが2024年11月のコアアルゴリズムアップデート(November 2024 core update)をリリースしました。


ECサイト上のスタッフのコーディネートを参考にする人は、7割以上が店舗に行きたいと思い、6割以上の人が実際に来店する【バニッシュ・スタンダード調査】

ECサイト上のスタッフのコーディネートを参考にする人は、7割以上が店舗に行きたいと思い、6割以上の人が実際に来店する【バニッシュ・スタンダード調査】

株式会社バニッシュ・スタンダードは、10代〜60代の男女1,200名を対象に、EC上のスタッフによるコーディネート写真についての調査を実施し、結果を公開しました。


宅配の再配達依頼をすることがある人が約5割!理由として「配送時間帯に自宅にいないことが多い」が最多【ネオマーケティング】

宅配の再配達依頼をすることがある人が約5割!理由として「配送時間帯に自宅にいないことが多い」が最多【ネオマーケティング】

株式会社ネオマーケティングは、全国の20歳以上の男女を対象に「宅配サービス」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


日経クロストレンド、「今後伸びるビジネス」2024年下半期ランキングを発表

日経クロストレンド、「今後伸びるビジネス」2024年下半期ランキングを発表

株式会社 日経BPは、マーケティング専門メディア「日経クロストレンド」が作成した「マーケティング」「消費トレンド」「テクノロジー」の潮流を見極める「トレンドマップ 2024下半期」を発表しました。


最新の投稿


Criteo、AI時代における世界の旅行トレンドに関する調査レポートを発表

Criteo、AI時代における世界の旅行トレンドに関する調査レポートを発表

Criteo(クリテオ)は、APAC、EMEA、アメリカ地域において14,000人以上を対象に、世界の旅行トレンドに関する調査を実施し、数百におよぶオンライン旅行代理店、航空会社、ホテル、その他の旅行専門家からのデータを分析し、人々の旅行計画と予約への影響についてまとめたレポート「Criteo グローバル トラベル トレンド 2024冬」を発表しました。


【November 2024 core update】Googleコアアルゴリズムアップデートをリリース(2024年11月)

【November 2024 core update】Googleコアアルゴリズムアップデートをリリース(2024年11月)

Googleが2024年11月のコアアルゴリズムアップデート(November 2024 core update)をリリースしました。


日本のLDHとタイのGMMが一丸となって誕生した新会社G&LFH 背景とトレンドを解説

日本のLDHとタイのGMMが一丸となって誕生した新会社G&LFH 背景とトレンドを解説

2024年6月5日、EXILEを輩出した音楽事務所LDHがタイ大手音楽レーベルGMM MUSICと新エンターテイメント会社【G&LDH】開設を発表しました。タイ最大のメディア企業GMM GRAMMYの子会社であるGMM MUSICは、タイの音楽産業を牽引する存在です。 この合弁会社の設立により、両国の音楽市場の強化と相互の文化理解が期待されています。 本記事では、タイと日本の音楽文化の違いや、音楽がビジネスに与える影響、そしてG&LDH設立の背景を探っていきます。


【事例あり】リテールメディアとは?メリットや注目される理由を紹介

【事例あり】リテールメディアとは?メリットや注目される理由を紹介

リテールメディアとは、販売データや顧客データを元に広告を配信する仕組みのことです。特にアメリカをはじめとする海外市場では、WalmartやAmazonなどの大手小売業者がリテールメディアの活用により成功を収めており、日本でもその波が広がりつつあります。 そんなリテールメディアですが、「リテールメディアが何を指しているかがわからない」「どのようなメリットがあるかわからない」といった声も多く聞かれます。 そこでこの記事では、リテールメディアの基本的な内容から、市場規模や事例までをわかりやすく解説します。


ECサイト上のスタッフのコーディネートを参考にする人は、7割以上が店舗に行きたいと思い、6割以上の人が実際に来店する【バニッシュ・スタンダード調査】

ECサイト上のスタッフのコーディネートを参考にする人は、7割以上が店舗に行きたいと思い、6割以上の人が実際に来店する【バニッシュ・スタンダード調査】

株式会社バニッシュ・スタンダードは、10代〜60代の男女1,200名を対象に、EC上のスタッフによるコーディネート写真についての調査を実施し、結果を公開しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

ページトップへ