約8割がオタ卒・担降りを経験!推し歴が長くなると「活動の方向性・路線の変化」や「推しのライフステージの変化」がオタ卒・担降りのトリガーに【Favomatch調査】

約8割がオタ卒・担降りを経験!推し歴が長くなると「活動の方向性・路線の変化」や「推しのライフステージの変化」がオタ卒・担降りのトリガーに【Favomatch調査】

株式会社Favosiaは、同社が提供する推し活アプリ「Favomatch(ファボマッチ)」にて、大人の推し活を楽しむ女性を対象にした「オタ卒(オタクを卒業すること)」と「担降り(特定の推しから別の推しに移行すること)」に関する実態調査を実施し、結果を公開しました。


担降り・オタ卒の経験率

現在推し活中の成人女性のうち、77.2%が「担降り・オタ卒を経験したことがある」と回答。推し活の広がりとともに、推しの変遷が一般的な現象となっていることがわかります。

担降り・オタ卒の主な原因

担降り・オタ卒の原因は多岐に渡りますが、多く挙げられたのは以下のとおりです。

1.他の推しの出現(16.2%)
2.理由はないが冷めた(12.6%)
3.活動の方向性・路線が変わった(9.1%)
4.推しの脱退・卒業(8.4%)
5.自分の推しの解釈が変わった(6%)

推していた期間と担降り・オタ卒の関係

元推しの推し歴の最長期間で、最も多かったのは「2~5年未満」(42.5%)でした。

1.2~5年未満(42.5%)
2.5~10年未満(25.4%)
3.10年以上(14.8%)
4.1~2年未満(11.2%)
5.半年~1年未満 (3.9%)
6.半年未満(2.3%)

長い期間大好きだった推しを担降り・オタ卒してしまった決定打として、特に多く挙げられた原因は以下です。

1.他の推しの出現(14.6%)
2.活動の方向性・路線が変わった(13.4%)
3.理由はないが急に冷めた(12%)
4.推しの脱退・卒業(11.2%)
5.推しの結婚 /推しの活動休止 (4.8%)

全体の担降り・オタ卒の原因と比較すると、推し歴が長くなったことで「活動の方向性・路線が変わった」ことや「推しのライフステージの変化(結婚・活動休止)」が原因となる割合が高くなっています。

担降り・オタ卒後の元推しへの意識

担降り・オタ卒後も陰ながら応援している人の割合が高い一方で、再び推す割合は3.6%と少数にとどまっており、一度離れたファンの熱量を取り戻すのはとても難しいことが明らかになりました。

また、好きだった気持ちが反転してネガティブな感情「未練はないが複雑な気持ち」「まだ見かけるのもつらい」を抱えている元ファンも一定いるようです。

1.推してはいないが応援している(56.4%)
2.興味がない(19.3%)
3.未練はないが複雑な気持ち(13.1%)
4.まだ見かけるのもつらい(4.5%)
5.出戻りしてまた推している (3.6%)
6.その他(3.1%)

新しい推しとの出会い

担降り・オタ卒の原因として一番多かった「他の推しの出現」ですが、そんな新しい推しと出会うきっかけとして最も多かったのは「SNS・動画サイトで話題になっていた(28.7%)」でした。

また2次元コンテンツの推しとの出会いのきっかけとして「二次創作が流れてきた」ことが「購読中の週刊誌で連載されていた」というきっかけを上回っていることが特徴的となっています。

1.SNS・動画サイトで話題になっていた(28.7%)
2.友人からのおすすめ(20.3%)
3.TVで偶然見かけた(17.1%)
4.二次創作が流れてきた(10.5%)
5. 購読中の週刊誌で連載されていた(5.3%)
6. 広告で知った(4.1%)
7. 雑誌で偶然見かけた(3.1%)

調査概要

調査対象:推し活アプリFavomatchを利用している18歳以上の推し活中の女性
調査方法:アプリ内アンケート
調査期間:2025年3月1日(土)~2025年3月9日(日)
有効回答数:464人

出典元:株式会社Favosia

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000107077.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


約3割が画像検索をテキスト検索よりも優先する場面が増えたと回答!SNSや動画プラットフォームとの連携を意識した"画像SEO"が重要【PLAN-B調査】

約3割が画像検索をテキスト検索よりも優先する場面が増えたと回答!SNSや動画プラットフォームとの連携を意識した"画像SEO"が重要【PLAN-B調査】

株式会社PLAN-Bは、全国の10代から70代の男女を対象に「画像検索の利用状況に関する調査」を実施し、結果を公開しました。


YouTubeを始めたい人がやってみたいジャンルは「旅行」が約3割!始められない理由は「動画編集ができない」がトップ【NEXER&アートブレインズ調査】

YouTubeを始めたい人がやってみたいジャンルは「旅行」が約3割!始められない理由は「動画編集ができない」がトップ【NEXER&アートブレインズ調査】

株式会社NEXERは、株式会社アートブレインズと共同で、全国の男女を対象に、「自分でYouTubeを始めてみたいと思った事はあるか」についてのアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


8割以上がDX推進で業務へのやりがいを実感!効果的だったDX推進施策は「段階的な導入とフィードバック」が最多【ピー・シー・エー調査】

8割以上がDX推進で業務へのやりがいを実感!効果的だったDX推進施策は「段階的な導入とフィードバック」が最多【ピー・シー・エー調査】

ピー・シー・エー株式会社は、3年以上前からDX推進に注力し、情報システム部門の設置・全従業員へのノートPC/モバイルデバイス支給・社内手続きのシステム化/ワークフロー化を実施している企業に勤めており、現在の会社にDX推進前から勤務している従業員を対象に、DX推進によるやりがい向上の実態調査を実施し、結果を公開しました。


世帯年収が高い方ほど生成AIの利用率が高くなる?最も利用率が高い年代は30代【フォーイット調査】

世帯年収が高い方ほど生成AIの利用率が高くなる?最も利用率が高い年代は30代【フォーイット調査】

株式会社フォーイットは、全国の20代~60代までの男女500人を対象に生成AIに関するアンケートを実施し、結果を公開しました。


博報堂DYMP、データクリーンルーム×AIでマーケティング効果を最大化する機能を開発

博報堂DYMP、データクリーンルーム×AIでマーケティング効果を最大化する機能を開発

株式会社博報堂DYメディアパートナーズは、プラットフォーマーの保有するデータクリーンルーム(DCR)とAIを組み合わせて、広告効果の高いユーザーの属性を分析する新機能を開発したとことを発表しました。さらに、DCR×AIにより、プラットフォーマーのデータごとに異なるターゲットセグメントを共通化し、より精緻な配信分析も可能にするといいます。


最新の投稿


タイ音楽(T-POP)の市場を変えた歴史的名曲とTikTokの影響:成長の背景とは

タイ音楽(T-POP)の市場を変えた歴史的名曲とTikTokの影響:成長の背景とは

音楽産業の世界収益が伸びている中、タイ音楽(T-POP)産業もデジタル化と相まって急成長していることをご存じでしょうか?近年、 タイの音楽市場は国内のみならず、世界中のリスナーを魅了しています。2023年には、タイは世界の音楽産業ランキングで26位にランクイン。市場規模は1億770万米ドルに達し、東南アジア地域では1位を記録しました。本記事では、そんなタイの音楽産業について、歴史や特徴を振り返りながら現在の状況を考察していきます。


約3割が画像検索をテキスト検索よりも優先する場面が増えたと回答!SNSや動画プラットフォームとの連携を意識した"画像SEO"が重要【PLAN-B調査】

約3割が画像検索をテキスト検索よりも優先する場面が増えたと回答!SNSや動画プラットフォームとの連携を意識した"画像SEO"が重要【PLAN-B調査】

株式会社PLAN-Bは、全国の10代から70代の男女を対象に「画像検索の利用状況に関する調査」を実施し、結果を公開しました。


オンライン診療は何科が多い?検索者データから分かったニーズのある科とは

オンライン診療は何科が多い?検索者データから分かったニーズのある科とは

受診の予約から薬の受け取りまで、自宅で完結する「オンライン診療」。どのような症状で受診を検討する人が多いのでしょうか。市場規模の今と今後とは。受診の検討者データから、ニーズと市場の動向を調査しました。


YouTubeを始めたい人がやってみたいジャンルは「旅行」が約3割!始められない理由は「動画編集ができない」がトップ【NEXER&アートブレインズ調査】

YouTubeを始めたい人がやってみたいジャンルは「旅行」が約3割!始められない理由は「動画編集ができない」がトップ【NEXER&アートブレインズ調査】

株式会社NEXERは、株式会社アートブレインズと共同で、全国の男女を対象に、「自分でYouTubeを始めてみたいと思った事はあるか」についてのアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


炭酸飲料の新ジャンル「プレバイオティックソーダ」がアメリカで人気上昇中 | 海外トレンドに見るビジネスの種(2025年3月)

炭酸飲料の新ジャンル「プレバイオティックソーダ」がアメリカで人気上昇中 | 海外トレンドに見るビジネスの種(2025年3月)

海外からやってくるトレンドが多い中、現地メディアの記事に日々目を通すのはなかなか難しいもの。そこでマナミナでは、海外メディアの情報をもとに世界のトレンドをピックアップしてご紹介します。今回は、アメリカで健康意識の高い人々を中心に人気を伸ばしている腸活ドリンク「プレバイオティックソーダ」について取り上げます。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ