AI Overviewsの影響で6割が「自然検索流入減」を実感!? 9割がSEO戦略見直しへ【キーマケLab調査】

AI Overviewsの影響で6割が「自然検索流入減」を実感!? 9割がSEO戦略見直しへ【キーマケLab調査】

株式会社キーワードマーケティングは、同社が展開するメディア「キーマケLab(キーマケラボ)」にて、日本在住で自社のWeb広告の運用およびSEOに携わっているマーケティング担当者を対象に、AI Overviewsが従来の自然検索流入や検索広告に及ぼしていると思われる影響に関する調査を実施し、結果を公開しました。


Google検索で現在表示されるようになった「AI Overviews(AIによる概要)」機能の認知度

44.9%が「機能の仕組みや影響まで詳しく理解している」と回答、45.2%が「機能の概要を理解している」と回答しました。

自社の集客やマーケティング活動全体への影響という観点での、AI Overviewsに対する関心度

55.7%が「非常に高い関心がある」と回答、41.2%が「やや関心がある」と回答しました。

自社で現在最も重視しているSEO成果指標

32.9%が「自然検索経由のコンバージョン数(お問い合わせ、購入など)」と回答、26.2%が「特定キーワードの検索順位」と回答しました。

2025年3月以降、「AI Overviews」の影響で、自社のウェブサイトへの自然検索からの流入に変化について

約6割(61.9%)が減少したと回答、約2割(15.1%)が増加したと回答しました。

「AI Overviews」の登場以降、自社でSEO施策に割いていたリソースを見直す動き

約3割(33.2%)が「既にリソース配分を変更した」と回答、約6割(57.8%)が「見直しを始めている」と回答しました。

具体的な変更内容や新たな取り組み内容

最多は「FAQや構造化データ(FAQPage、HowToなど)の追加・最適化」で57.4%、次点は「自社独自のデータ・一次情報を活用したコンテンツ作成」で46.3%、「見出しやページ構成などの情報設計の見直し」で42.6%という結果になりました。

AI Overviewsへの広告挿入に対する関心度

40.9%が「非常に高い関心がある」、52.3%が「やや関心がある」と回答しました。

自社で現在配信している検索広告における、2025年3月以降のAI Overviewsの影響

約7割(72%)が影響を受けていると回答しました。

具体的な影響

半数以上(66.7%)が「特定語句における広告の表示回数、クリック数の減少」を感じると回答しました。

「AI Overviews」による影響を受けているという確信

約9割(96.2%)が確信があると回答、また選択肢「あまり確信はない」「まったく確信はない」の回答は0%でした。

調査概要

調査内容:AI Overviewsが従来の自然検索流入や検索広告に及ぼしていると思われる影響に関する調査結果
調査期間:2025年5月13日〜2025年5月14日
調査対象:325名(日本在住で自社のWeb広告の運用およびSEOに携わっているマーケティング担当者)
調査方法:インターネット調査
調査機関:株式会社IDEATECH

調査サンプル

出典元:株式会社キーワードマーケティング/キーマケLab

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000070822.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


オルグロー、AI Overviewに関する利用実態調査結果を公開

オルグロー、AI Overviewに関する利用実態調査結果を公開

オルグロー株式会社は、新たな検索体験を提供するAI Overviewのユーザー動向を深く理解するため、国内在住の男女を対象にアンケートを実施し、結果を公開しました。


若年層の5人に1人が商品差探しに生成AIを利用!商品探索で使いたいAI機能は"条件自動絞り込み"と"横断価格比較"【いつも調査】

若年層の5人に1人が商品差探しに生成AIを利用!商品探索で使いたいAI機能は"条件自動絞り込み"と"横断価格比較"【いつも調査】

株式会社いつもは、ネットでの探索行動とAI検索の利用実態に関するアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


約6割のユーザーが生成AI検索で表示された引用元サイトを訪問!引用をきっかけに新規サイトへ流入、購買や問い合わせにつながる動きも【PLAN-B調査】

約6割のユーザーが生成AI検索で表示された引用元サイトを訪問!引用をきっかけに新規サイトへ流入、購買や問い合わせにつながる動きも【PLAN-B調査】

株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズは、生成AIを使って検索をしたことがあるユーザーを対象に『生成AI検索における「引用元」に対する行動・意識調査』を実施し、結果を公開しました。


スマホ決済利用率は9割を突破!若年層ほどQR・バーコード決済を利用【アイリッジ調査】

スマホ決済利用率は9割を突破!若年層ほどQR・バーコード決済を利用【アイリッジ調査】

株式会社アイリッジは、スマホ決済を利用している男女を対象に「スマホ決済に関する調査」を実施し、結果を公開しました。


GMOサイバーセキュリティ byイエラエ、価格調査の自動化ツール「プライスサーチ byGMO」にてEC店舗発行クーポン情報の自動取得機能の提供を開始

GMOサイバーセキュリティ byイエラエ、価格調査の自動化ツール「プライスサーチ byGMO」にてEC店舗発行クーポン情報の自動取得機能の提供を開始

GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社は、2025年6月9日(月)、価格調査の自動化ツール「プライスサーチ byGMO」に、ECサイト上で店舗が発行するクーポン情報を自動取得・表示できる新機能の提供を開始したことを発表しました。


最新の投稿


オルグロー、AI Overviewに関する利用実態調査結果を公開

オルグロー、AI Overviewに関する利用実態調査結果を公開

オルグロー株式会社は、新たな検索体験を提供するAI Overviewのユーザー動向を深く理解するため、国内在住の男女を対象にアンケートを実施し、結果を公開しました。


若年層の5人に1人が商品差探しに生成AIを利用!商品探索で使いたいAI機能は"条件自動絞り込み"と"横断価格比較"【いつも調査】

若年層の5人に1人が商品差探しに生成AIを利用!商品探索で使いたいAI機能は"条件自動絞り込み"と"横断価格比較"【いつも調査】

株式会社いつもは、ネットでの探索行動とAI検索の利用実態に関するアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


健康元年、中国社会はどこへ向かう? 「体重管理年」から見るフィットネスと健康食品市場

健康元年、中国社会はどこへ向かう? 「体重管理年」から見るフィットネスと健康食品市場

2024年、中国政府は「体重管理年」と銘打った3年間の国家プロジェクトを始動。「ダイエット」「低糖質」「ヘルシーライフ」などのキーワードが、SNSでも頻繁に取り上げられ、若者を中心に関心が高まり、静かな「健康ブーム」が巻き起こっています。そんな中国における健康意識の高まりと、それに伴うフィットネス、および健康食品市場の成長について考察しました。


大学生の旅行計画はWebよりSNS?情報収集の実態と検討フローとは

大学生の旅行計画はWebよりSNS?情報収集の実態と検討フローとは

スマートフォンが生活の一部となった現代、旅行の計画方法も大きく変化しています。特に大学生の情報収集の手段は、これまでのWebサイトからSNSへとシフトしているようです。大学生は実際にどのような方法で旅行情報を集め、計画を立てているのか。分析ツールや調査データ、大学生の声も聞きながら分析していきます。


約6割のユーザーが生成AI検索で表示された引用元サイトを訪問!引用をきっかけに新規サイトへ流入、購買や問い合わせにつながる動きも【PLAN-B調査】

約6割のユーザーが生成AI検索で表示された引用元サイトを訪問!引用をきっかけに新規サイトへ流入、購買や問い合わせにつながる動きも【PLAN-B調査】

株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズは、生成AIを使って検索をしたことがあるユーザーを対象に『生成AI検索における「引用元」に対する行動・意識調査』を実施し、結果を公開しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ