SNSでシェアされるIPコラボの方程式
■男女ごとのシェア意欲の差異を意識
SNSでのシェアを狙う企画の場合、男女によってシェアの意欲に大きな差があることがわかりました。
一般的には男性のシェアの意欲が高く、広く話題化するキャンペーンが相性がよく、女性をターゲットとする場合はよりシェアを狙う界隈を絞った施策設計が必要と言えます。
■キャンペーンのターゲットの特性に合わせたIP選定
選定するIPによってもシェアの意欲が大きく異なり、キャンペーンの結果に大きな影響を及ぼします。
特に女性をターゲットとする施策の場合、IPコラボとしての想起力が低くとも消費喚起力が強い「偏愛・投資型」のIPを活用することで、共感性の高い施策設計が可能となります。
■話題化 or 熱量の目的に合わせたコラボレーション企画設計
特にSNS上での話題を狙う「無料SNSキャンペーン」か、熱量の高さによる共感性を狙う「イベント施策」などがIPコラボ施策としてのシェア意欲が高い傾向にあります。
「男性×無料SNSキャンペーン」「女性×イベント施策」の相性が良い傾向にありますが、起用するIPによるシェア意欲の差なども踏まえて、施策を設計する必要があると言えます。
IPコラボのSNSシェア意欲
■IPコラボのSNSシェア人口が多いのは10代〜30代
政府統計の人口動態データに対して、年代ごとに、本調査で判明したIPコラボの「SNSシェア意欲が高い割合」と、政府統計の「SNS使用率」をかけ合わせ、「IPコラボのSNSシェア人口」を割り出したところ、割合と同様に【20代 > 30代 > 10代 > 50代 > 40代 > 60代】となりました。
■IPコラボのSNSシェア意欲が最も高いのは20代/男性
回答した各IPコラボのSNSシェア意欲について、「とてもある」「まあまあある」の回答割合を性別・年代ごとに可視化しました。
シェア意欲が高かった順に【20代/男性 > 30代/男性 > 10代/男性 > 50代/男性 > 30代/女性】となり、特に若年男性のシェア意欲の高さが伺えます。
■IPコラボのSNSシェア意欲は、キャンペーンやイベントで高まる
回答した各IPコラボのSNSシェア意欲について、「とてもある」「まあまあある」の回答割合をIPコラボの形式ごとに可視化しました。
シェア意欲が高かったのは男性が「無料のSNSキャンペーン」「商品購入時のクローズド懸賞」、女性が「イベント」「商品購入時のクローズド懸賞」で、特にキャンペーンやイベントでシェア意欲が高まりやすい傾向が明らかになりました。
調査概要
調査期間: 2025年1月10日(金) 〜 2025年1月15日(水)
調査目的: 消費者が好意的に反応し、購買・参加の欲求が高まるIPコラボの分析・理解
調査手法: インターネット調査
設問数: 計25問(Background: 5問 / Screener: 4問 / Main: 16問)
回答時間目安: 約10分
出典元:株式会社Minto
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。





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