Pinterestが調査を実施し、発表した「2025 年秋トレンドレポート」によると、この秋、ヴィンテージはファッションの定番トレンドとしてその地位を確立するといいます。
理由として、スリフト(古着・中古品)関連アイデアの検索が急増しており、その原動力となっているのは、買い物・スタイリング・インテリアを新たに再定義するZ世代とのこと。理想のスリフト品の発見から、レトロなキッチン改装まで、Pinterest ユーザーは「中古=二流品」ではないことを証明しています。
今、かつてないほどスリフティング(中古品活用)が注目を集めています。Pinterest上でのZ世代の存在感は拡大を続けており、現在、世界の月間アクティブユーザーの50%以上を占めています。
世界中で、このスリフト人気を推進しているのが Z 世代です。Pinterestでは、Z世代による「dream thrift finds(理想の古着発見)」の検索が550%急増し、「vintage fall aesthetic(ヴィンテージ 秋の美学)」も1,074%増加しました。
さらにその範囲はファッションにとどまりません。「thrifted kitchen(中古品を取り入れたキッチン)」の検索は 1,012% 増加、「thrifted decor(中古品インテリア)」も283%増加し、ヴィンテージスタイルが住まいのあらゆる場所に広がっていることが分かります。
Z世代の男性もヴィンテージを積極的に取り入れています。「men thrift outfits(男性向けスリフトコーデ)」の検索は世界的に31%増加し、「vintage watch for men(男性用ヴィンテージ時計)」への関心も65%増加しました。ユニークな魅力の発見は、スタイルや性別を超えて浸透しています。
このスリフトのリバイバルは、アパレル関係者にとって今後数か月間の戦略的なアイデア・商業的チャンスを提示します。そしてその対象はファッションだけでなく、住まいに関するスリフトのインスピレーション検索が増加しているように、中古品への関心の広がりは家具、インテリア、家電にも及んでいるといいます。
また、世界的なトレンドは日本でも見られます。スリフト関連検索は前年比で55%増加しており、国内の中古市場の拡大を反映しています。90年代を想起させる「グランジメイク」も、未加工でラフな美学を称賛する動きとして注目されており、日本では前年比 37%の検索増加が見られたとのことです。
出典元:ピンタレスト・ジャパン合同会社
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。





マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。
編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。