初動は限定的——“価格”と“買い替えタイミング”が決め手
グラフ1:iPhone 17への購入意欲について
予約開始から発売日前後での予約による即時購入は5.6%(28人)にとどまりました。
これに対し、「在庫が落ち着いてから購入」24.6%(123人)、「まだ決めていない」14.4%(72人)、「今は購入予定はない」35.4%(177人)が多数派。“すぐには動かない”層は74.4%(在庫落ち着いてから24.6%+未定14.4%+購入予定なし35.4%) という構図でした。
ただし、即時または後日購入する意欲のある人(値下げ後含む)は50.2%に上る事実も判明しました。
調査対象のスマートフォン種別は、iPhone 85.4%(427人)、Android 14.6%(73人)とiPhone優勢ながら、即購入比率はiPhoneユーザー 6.1%(427人中26人)、Androidユーザー 2.7%(73人中2人)でした。iPhoneユーザーの中でも「発売直後は慎重」な態度が読み取れます。
iPhone 17を予約購入する層——20代~40代男性で7割近く占める
グラフ2:iPhone 17の予約購入層について
先の質問で予約開始から発売日前後で予約すると回答した即時購入層(28人)について、性別と年代で分類しました。その結果、「男性20代」25.0%(7人)と「男性40代」25.0%(7人)で半数を占め、次いで男性30代17.9%(5人)が続きました。
グラフ3:iPhone 17の予約購入層が保有している現スマホの利用期間について
同じ対象について、現在利用しているスマートフォン種別と利用期間を集計した結果、「iPhone 2年以上~3年未満」28.6%(8人)で最多、次いで「iPhone 3年以上」「iPhone 1年未満」が25%(7人)でした。
iPhone 17を予約する消費者について、この集計結果からは男性に偏る傾向がありつつも、iPhoneを毎年買い替える層が多数派ではない事実が判明しました。
ためらいの理由——価格55%、買い替え時期45%、進化実感21%
グラフ4:iPhone 17の購入をためらう理由について
見送り・未定層(249人)に限定して理由(複数回答可)を集計すると、「価格が高い」55.4%(138人)が最多。次いで「まだ買い替える時期ではない」45.0%(112人)、「必要な進化を感じない」20.9%(52人)、「データ移行が面倒」5.2%(13人)でした。
購入チャネルはキャリアECとApple Storeに二極化。オンラインは5割超
グラフ5:iPhone 17の購入先について
iPhone 17に購入意欲がある層(n=251)のうち、購入チャネル(複数回答可、回答件数ベース)では「キャリア(インターネット)」37.5%(94件)と「Apple公式サイト」17.9%(45件)でオンラインが5割超でした。店舗はキャリア店舗 17.5%(44件)、Apple Store店舗 14.3%(36件)が続きます。
Apple Storeでの購入を選んだ81件(公式サイト45件+店舗36件、複数回答可)について、Apple Storeを選ぶ理由(複数回答)は「SIMフリーを使いたい」53件でした。2021年10月以降に発売される端末は原則SIMロックが禁止されていますが、未だキャリアではSIMフリーモデルを購入できないとの認知ギャップが見られました。
また、「在庫が早く確保できる」53件と回答した消費者もあり、キャリアでは発売当日に確保できないとの認識を持つ回答が一定数確認できました。
期待機能は“体感価値”——バッテリー、カメラ、処理性能に期待
iPhone 17シリーズに一番期待する機能(自由記述設問)に答えた239人の回答では、「バッテリー(電池持ち)」35.6%が最多。「カメラ・ズーム」30.1%、「処理性能・チップ」21.3% への期待が続きました。
これらは日常利用の満足度に直結し、価格に対する納得感をつくりやすい機能です。とくにバッテリー持ちの良さはユーザー全員に共通した興味対象であり、加えて暗所・望遠の成功率や動画編集・生成AI処理の所要時間短縮などの“体感差”が重視されています。
調査概要
調査対象:日本在住の10代〜60代の男女500人
調査期間:2025年9月6日~9月8日
調査方法:クラウドワークスを使用したインターネットアンケート調査
本調査でのスマートフォンユーザーは、iPhoneユーザーが大半(85.4%/427人)を占めました。
グラフ6:調査対象のスマートフォン構成比
調査対象の性別では女性272人/男性228人でした。
グラフ7:調査対象の男女構成比
調査対象の年齢は30代(177)・40代(127)・20代(120)が中心でした。
グラフ8:調査対象の年齢構成比
出典元:ヤマネックス株式会社
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。





マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。
編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。