約9割がキャラクターIP施策で"成功"を実感!一方でROI把握不十分、測定ツール不足が障壁に【エイスリーグループ調べ】

約9割がキャラクターIP施策で"成功"を実感!一方でROI把握不十分、測定ツール不足が障壁に【エイスリーグループ調べ】

株式会社エイスリーと株式会社A3Xは、BtoC向け商品・サービスを展開する企業のマーケティング責任者・担当者のうち、過去1年以内にキャラクターIPを起用した施策に企画立案・運用において携わった方を対象に、キャラクターIP効果測定の実態調査を実施し、結果を公開しました。


半数以上が、「ブランドイメージの向上」を目的にキャラクターIPを起用

「Q1.あなたが過去1年以内に関わったキャラクターIP施策において、起用した主な目的を教えてください。」と質問したところ、「ブランドイメージの向上」が51.4%、「SNSでの話題化・拡散」が48.6%、「売上・販売数の増加」が45.9%という回答となりました。

約9割がキャラクターIPを起用時に、施策のROI(費用対効果)を「把握できていた」、一方13.5%は「把握できていなかった」

「Q2.キャラクターIPを起用した際に、施策のROI(費用対効果)まで把握できていましたか。」と質問したところ、「明確に把握できていた」が27.9%、「ある程度把握できていた」が57.7%という回答となりました。

ROIを把握できていなかった理由、「測定に必要なツールや仕組みがなかったから」「起用による直接的な効果の切り分けが困難だったから」が上位

Q2で「あまり把握できていなかった」「全く把握できていなかった」と回答した方に、「Q3.ROIを把握できていなかった理由を教えてください。」と質問したところ、「測定に必要なツールや仕組みがなかったから」が46.7%、「起用による直接的な効果の切り分けが困難だったから」が40.0%、「効果が長期的で測定期間が定めにくかったから」が33.3%という回答となりました。

キャラクターIPを選定した際の決め手、「自社顧客とIPファン層の属性データの一致度」が57.7%で最多

「Q4.過去1年以内に実施したキャラクターIP施策において、そのIPを選定した際の決め手は何でしたか。」と質問したところ、「自社顧客とIPファン層の属性データの一致度」が57.7%、「外部専門家のアドバイス」が46.8%、「競合他社の活用実績」が45.0%という回答となりました。

87.4%が、キャラクターIPを起用した施策は「成功した」と実感

「Q5.キャラクターIPを起用した施策は、総合的に見て成功したと思いますか。」と質問したところ、「非常に成功した」が25.2%、「やや成功した」が62.2%という回答となりました。

成功したと思う理由、第1位「売上目標を達成できたから」、第2位「SNSで大きな話題になったから」

Q5で「非常に成功した」「やや成功した」と回答した方に、「Q6.成功したと思う理由を教えてください。」と質問したところ、「売上目標を達成できたから」が58.8%、「SNSで大きな話題になったから」が44.3%、「ターゲット層に効果的に訴求できたから」が41.2%という回答となりました。

失敗したと思う理由、「ターゲット層にうまく訴求できなかったから」、「売上への貢献が見られなかったから」など

Q5で「やや失敗した」「完全に失敗した」と回答した方に、「Q7.失敗したと思う理由を教えてください。」と質問したところ、「ターゲット層にうまく訴求できなかったから」が72.7%、「売上への貢献が見られなかったから」が45.5%、「費用に見合う効果が得られなかったから」が45.5%という回答となりました。

人タレントと比較した際の「キャラクターIPの強み」、「ファン層が明確で訴求しやすい」が51.4%でトップ

「Q8.人タレントと比較した際の「キャラクターIPの強み」は何だと思いますか。」と質問したところ、「ファン層が明確で訴求しやすい」が51.4%、「長期的な起用が可能」が44.1%、「グローバル展開がしやすい」が42.3%という回答となりました。

「コストパフォーマンスが高いと感じる」や「キャラクターは年を取らない」などの声も

Q8で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q9.Q8で回答した以外に、人タレントと比較した際の「キャラクターIPの強み」があれば教えてください。」と質問したところ、「コストパフォーマンスが高いと感じる」や「キャラクターは年を取らない」などの回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・コストパフォーマンスが高いと感じる。
・キャラクターは年を取らない。
・あのキャラクターを使用している会社と、会社名は分からずとも認知度があること。
・イメージアップにつながる。
・キャラクターIPの強みは、時間は経過しても不特定多数の人の誰かには魅力的にうつる可能性があるため、利益として貴重な存在であること。
・許可、監修が比較的わかりやすい。
・不祥事などでのリスクがないそのキャラクターのスポンサー企業との提携の幅も広がる。

キャラクターIPを活用する際、最も必要だと思うもの、「ROI測定の仕組み作り」や「IP選定の専門的支援」など

「Q10.今後キャラクターIPを活用する際、最も必要だと思うものは何ですか。」と質問したところ、「ROI測定の仕組み作り」が35.2%、「IP選定の専門的支援」が27.0%、「成功事例の情報共有」が18.0%という回答となりました。

調査概要

調査名称:キャラクターIP効果測定の実態調査
調査方法:自社調査(調査委託先:株式会社IDEATECH)
調査期間:2025年8月29日〜同年8月30日
有効回答:BtoC向け商品・サービスを展開する企業のマーケティング責任者・担当者のうち、過去1年以内にキャラクターIPを起用した施策に企画立案・運用において携わった方111名

※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

出典元:株式会社エイスリー

Z世代のスポーツに関する推し活を調査 | 株式会社エイスリー

https://www.a3corp.jp/2025/07/31/307/

Z世代の2人に1人が推しのスポーツ選手を「親しい存在」と回答【Z世代のスポーツ推し活調査】興味があるコンテンツは「選手の日常見学」がトップ エイスリーグループの、株式会社エイスリー(本社:東京都渋谷区...

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000038184.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

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