今年は年賀状を送る?送らない?
今年は半数以上が「送る」派という結果に。2022年と比べると送る人は減っていますが、特に50代以上を中心に年賀状を続ける動きが確認できました。
一方で「送らない」と回答した人も増加傾向にあり、“年賀状を出さないことを選ぶ層”が確実に広がっている様子も見られます。
とはいえ、デジタルが当たり前のいまでも「親しい人にはハガキで伝えたい」という声は根強く、世代によって年賀状文化がしっかり受け継がれていることがわかります。
年賀状を送る理由
送る理由で最も多かったのは「送ってくれる人がいるから」。続いて「もらうとうれしいから」「文化を大切にしたいから」という結果になりました。
「もらったら返す」という日本的な気づかいがいまも健在のようです。
また、「文化として残したい」「新年のあいさつを大事にしたい」という声も多く、新年のあいさつを形にして残すことへ、いまも確かな価値が感じられています。
年賀状をやめた理由
「周りが送らなくなった」が最多。「めんどう」「お金がかかる」といった手間やコストも続きました。
「自分だけ出すのも気まずい」「SNSで十分」というもあり、“まわりの空気”が年賀状離れを後押ししている様子。
また、印刷代や郵便料金の値上げなど、コスト面での負担も無視できません。
年賀状をもらうと、うれしい?
「うれしい」が圧倒的多数。
送る枚数は減っても、受け取ったときの特別感や、ひとこと手書きのあたたかさは変わらず支持されています。やはり心のこもった年賀状には特別な価値があるようです。
年賀状に代わる新年のあいさつの手段
新年のあいさつ手段として最も多かったのは「LINE」。続いて「メール」が続きました。やはりLINEが圧倒的で、気軽にタイムリーに送れることから、“デジタル年賀”の定番ツールとなっています。
一方で、若い世代ではSNS中心、50代以上では「紙」と「デジタル」を併用する人が多く、年賀状文化を大切にしながら便利さを取り入れる“ハイブリッド派”が目立ちました。
紙の年賀状は残したい文化だと思う?
「残したい」という声が多数派。
「日本らしいあいさつ文化」「もらうと心があたたまる」など、特にシニア層を中心に、“年のはじまりを丁寧に迎える文化”としての価値を感じている人が多数。
一方で「時代に合わない」「負担が大きい」との声もあり、今後はより気軽に続けられる形が求められていきそうです。
AIでの年賀状作成のニーズ
AIへの関心は比較的若い世代で高く、シニア層では「使わない」との回答が目立ちました。
AIでの自動作成にはまだ慎重派が多いものの、「試してみたい」という声も一定数ありました。
「AIが文章やデザインを提案し、人が気持ちを添える」といった“人×AIの共作型年賀状”が今後の新しいスタイルになるかもしれません。
調査概要
調査主体:インク革命.COM(運営:株式会社シー・コネクト)
調査方法:インターネットアンケート(WEBフォーム・LINE)
調査時期:2025年10月
有効回答数:400名(30代〜70代以上)
回答構成:LINE経由169名、WEBフォーム経由231名
特徴:回答の約80%を60代・70代が占め、“実利用層”のリアルな声を反映
出典元:株式会社シー・コネクト
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。





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