2023年上半期 50代前後の女性が選ぶトレンドランキング【アットテーブル調査】

2023年上半期 50代前後の女性が選ぶトレンドランキング【アットテーブル調査】

株式会社アットテーブルは、株式会社キャリア・マムと協業で、日本の全女性人口の半分以上を占める50代前後の女性を中心に、この世代の女性たちが流行していると感じるスイーツ、グルメ、好きなアニメ・漫画、推し活などの興味関心ごとをトレンドランキング形式で調査、発表しました。


50代前後の女性が選ぶ流行スイーツ

1位カヌレ、2位台湾カステラ、3位フルーツサンド、続き、お芋スイーツ、グミ、ドーナツなどが人気を集めました。50代前後の女性でも最近の流行スイーツに関しては若者世代同様にトレンド感度が高い事がうかがえます。

50代前後の女性が選ぶ流行グルメ

1位のオートミールが半数以上、次いでルーローハンや韓国インスタント麺、完全栄養食などが人気を集めました。こちらもすでに店頭でよく見かける商品であったり、子供の代理購買や子供と買物などに一緒に出かけるなどして商品を手に取り認知が高まるキッカケになっていると考えられます。

50代前後の女性が好きなアニメ・漫画

ランキングであがっているアニメ・漫画の半数が深夜帯に放映されている番組。コロナ禍を経て、家で家族と過ごす時間が増えたことや、サブスクリプションの動画配信サービスの浸透から、子供が見ているアニメに触れる機会が増えた可能性も考えられます。またこの世代はアニメブームで育った世代で、若い頃からアニメ、漫画に興味があり、親しみがある層と考えられます。このような傾向から、アニメ・漫画=子供、若年層ではなく、オール世代にアピールが可能と考えられます。

50代前後の女性の推し「アイドル」「アーティスト」

50代前後の女性の50%以上に推しの存在がいる事がわかりました。
この世代の推しの特徴としては、アイドルでは圧倒的にバラエティ番組やドラマなどで露出が多いジャニーズ事務所所属のSnow Man、King&Prince、目黒蓮、嵐、なにわ男子などが多い傾向に。次いでBTS、SEVENTEENなどの韓国アイドルグループの名前があがっています。ここでも子供と一緒にテレビやメディアを見て過ごす時間が多く、その影響から母娘揃って同じアイドルを推す「二世代推し」の傾向が見られます。
また推しのアーティストに関しては、ランキングに見られるようにいずれも直近のテレビドラマの主題歌に起用されており、50代前後の女性のテレビ視聴率の高さが影響しているとみられます。

●50代前後の女性 属性特徴
50代前後の女性の7割近くが就労者
50代前後の女性の50%前後が中学~社会人までのトレンドに敏感な世代の子供がいる。

このような属性から、50代前後の女性は、社会との接点も比較的高く、トレンドに敏感な子供を持つ世代が多い事から、トレンドにもある程度敏感で、なおかつ子供世代の影響を大きく受けているとみられます。

50代前後の女性が普段、情報収集の際に活用している媒体

情報収集の媒体は、「ポータルサイト」「テレビ」「Youtube」が上位。
次点で「Instagram」「LINE」「Twitter」などのSNS・コミュニケーションアプリが続きます。特徴的なのは若年層が「Instagram」「LINE」「Twitter」などのSNSでの情報収集がメインになる傾向に対して、今回調査の年代では「ポータルサイト」「テレビ」のスコアが高くなる傾向に。

調査結果概要

50代前後の女性のトレンド“流行り”の感覚に関しては、スイーツや料理については市場の流行の感覚と合致しており、特にスイーツについては若年層のような最新の流行まではいかないまでも、比較的新しい部分までおさえていたことが印象的です。“推し”に関しては、キャラクターや作品など人物に限らずいると答えているのが58.3%と過半数以上となりました。子供世代の影響もあるようで、子供世代が好むアイドルの推しが多いのが印象的。アーティストも同様に子供世代と一緒に視聴しているであろうドラマ主題歌からの影響を受けている傾向が見られます。

調査概要

調査時期:2023年5月9日(火)~5月18日(木)
調査方法:インターネット調査
調査対象:キャリア・マム会員
有効回答数:有効回答数:300人 (45歳~64歳女性)(全国)

出典元:株式会社アットテーブル

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000063073.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

最新の投稿


インバウンドマーケティングで成功している企業が実施している施策ベスト3は「SNS」「自社サイト運営」「SEO」【PRIZMA調査】

インバウンドマーケティングで成功している企業が実施している施策ベスト3は「SNS」「自社サイト運営」「SEO」【PRIZMA調査】

株式会社PRIZMAは、四半期以上商談数が伸びている企業で、3年以上インバウンド施策に取り組むマーケターを対象に、「商談数が伸びている企業におけるインバウンドマーケティングの実態調査」を実施し、結果を公開しました。


"飲みづらい"のに人気な「ゆっくりビアグラス」誕生秘話と想いに迫る

"飲みづらい"のに人気な「ゆっくりビアグラス」誕生秘話と想いに迫る

クラフトビールメーカー、ヤッホーブルーイングが手がけた"飲みづらい"グラス「ゆっくりビアグラス」。ビール好きからは疑問の声が上がりそうな飲みづらいグラスは、メディアやSNSで大きな反響を呼んだほか、「プレスリリースアワード2024」においてもインフルエンス賞(※)を受賞しました。社会のニーズを的確にとらえ、人々の共感を呼び、形にしていく同社の取り組みについて、河津さんと渡部さんにうかがいました。<br> <br> ※株式会社PR TIMESが開催している「プレスリリースアワード」の賞の一つ。発信と活用により社内外へもっとも広く好意的な影響をもたらしたプレスリリースに贈られる賞


canonical(カノニカル)タグとは?SEOへの影響や設定方法を解説

canonical(カノニカル)タグとは?SEOへの影響や設定方法を解説

重複コンテンツの問題を解消するための施策の一つとして、canonical(カノニカル)タグの設定があります。重複ページを放置していると、Googleからペナルティを受ける可能性や、被リンクの評価の分散が発生する恐れがあるため、canonical(カノニカル)タグの適切な実装はSEO対策の重要な手段といえます。 しかし、実際にサイト運営やSEO担当をしている方でも、canonical(カノニカル)タグについてよく理解できていないこともあるでしょう。本記事では、canonical(カノニカル)タグの設定方法や注意点、SEOへの影響などについて解説していきます。


2024年に英語圏で注目された流行語は?「ブレイン・ロット」「デミュア」「ロマンタジー」など | 海外トレンドに見るビジネスの種(2024年12月)

2024年に英語圏で注目された流行語は?「ブレイン・ロット」「デミュア」「ロマンタジー」など | 海外トレンドに見るビジネスの種(2024年12月)

海外からやってくるトレンドが多い中、現地メディアの記事に日々目を通すのはなかなか難しいもの。そこでマナミナでは、海外メディアの情報をもとに世界のトレンドをピックアップしてご紹介します。今回は、英語圏で2024年に話題になった、「ブレイン・ロット」「デミュア」「ロマンタジー」などの流行語やその背景にあった社会現象を取り上げます。


ギブリー、次世代型の生成AI活用プラットフォーム「MANA Studio」をリリース

ギブリー、次世代型の生成AI活用プラットフォーム「MANA Studio」をリリース

株式会社ギブリーは、次世代型の生成AI活用プラットフォーム「MANA Studio(マナ スタジオ)」をリリースしたことを発表しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ