世界のメタバース市場は2030年には約9,366億米ドル、22年から約14倍に拡大すると予想されており、国内外でも多くのアパレルやブランド企業を中心にメタバース市場へ参入するなど盛り上がりを見せています。
サイバーエージェントはこれまで、小売企業のDX推進事業において販促データ基盤の構築や、新たな広告事業の立上げ支援など、リアル店鋪とデジタルを横断した新たな購買体験の提供に取り組んでおり、上記背景のもと、企業やブランドの持つ世界観を表現したメタバース商空間の構築およびユーザーとって新しい購買体験の提供を行う「バーチャルストア」を開設・制作するサービスを開始したと発表しました。
同社は今後、企業ブランディングに合わせたオリジナルの「メタバース商空間」を提供するとともに、バーチャル空間内でサービスや商品に触れられることによるユーザー体験のリッチ化から、AIと有人によるハイブリッドなバーチャル接客や、ボディスキャンデータを活用したバーチャル試着、購買データなどを活用した新しい購買体験を創出するバーチャルストアの運営を行っていくとのことです。
事例:日本マイクロソフト株式会社
日本マイクロソフト株式会社の事例では、ヤマダウェブコムに展開されているマイクロソフトバーチャルストアにおいて、Microsoft Surface、Xbox、Microsoft 365、Windowsなど、各ブランドに合わせた世界観を3DCGで表現しています。
日本においてはリアル店舗を持たないマイクロソフト社の、ほぼすべてのブランド製品をバーチャルストアにて紹介したところ、実際にバーチャルストア導入前と比較し、ストア滞在時間が約1.8倍増加・ストアでの購買率も約1.7倍の増加がみられたといいます。
またバーチャルストア訪問後のアンケート調査では、約26%のユーザーが「購買意向度が上がった」と回答しています。
出典元:株式会社サイバーエージェント
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。
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