アプリを新規インストールするタイミングが「不要なアプリは何か」を振り返るきっかけに【DearOne調査】

アプリを新規インストールするタイミングが「不要なアプリは何か」を振り返るきっかけに【DearOne調査】

株式会社DearOneは、一般消費者に対して、企業やブランドアプリのインストール、アンインストールについての調査を実施し、結果を公開しました。


公式アプリのインストール数は10個以下が大半

まずインストール数で見てみると、多くの方は10個以下のインストールとなっています。

多くのブランドや店舗がすでにアプリを開発しているにもかかわらず、消費者のインストール数はそれほど多くないことが明らかになりました。

アンインストール理由は使わなくなっただけでなく、アプリが増えてきたことが原因

改めてアプリのアンインストール理由を伺ったところ、やはり原因の多くは長い間利用していない、ブランドへの興味がなくなったことが大半を占めました。

一方で、アプリが増えすぎているからという理由を挙げる人も多く見られました。使わなくなったアプリをそのままにしておくと、使いたいアプリが見つからない、ホーム画面が見づらくなる、ストレージがいっぱいになるといった不便が生じるため、アンインストールされることがわかりました。

消費者はアプリが増えすぎないようインストールの見送りやアンインストールで調整している

「アプリを増やすタイミングで、見送りやアンインストールの経験があるかどうか」を調査したところ、70%を超える人が経験があると答えました。アプリのインストール数が10個以下のユーザーにおいては特にこの傾向が顕著です。

この結果から、多くの人にとってアプリをインストールするタイミングが、「そのアプリが本当に必要かどうか」「不要なアプリは何か」を振り返るきっかけにもなっていることがわかりました。

使い続けてもらうためには、常に消費者にとってアプリを利用し続けるための動機を提供することが重要と言えます。

アプリがアンインストールされないためにはオンライン、オフライン両面での施策が必要になる

最後に、消費者に対して現在使い続けているアプリについて質問を行いました。

結果として、よく店舗に行く、近くに店舗があるといったオフラインでの接点があることが、アプリを使い続ける最も多い理由であることが明らかになりました。

また、クーポン、ポイント、決済機能などの利便性、さらに店舗に行きたくなる施策が重要であるということが読み取れます。

調査概要

調査対象者:
小売店、スーパー、アパレルショップ、ドラッグストアなど店舗を持つ企業やブランドの、企業独自の公式アプリをインストールしていると答えた20 歳以上の消費者342人
調査時期:2024年1月17日
調査方法:インターネット調査
※データは小数点第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります
調査企画・実施:株式会社DearOne

出典元:株式会社DearOne

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000240.000002473.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


アパレル系の店舗アプリを知ったきっかけは「店員からの案内」が約6割【Repro調査】

アパレル系の店舗アプリを知ったきっかけは「店員からの案内」が約6割【Repro調査】

Repro株式会社は、アパレル系店舗アプリのインストール前後の利用状況に関するユーザー調査を実施し、結果を公開しました。


認知度の向上にはコンテンツマーケティングが必須と回答した人は9割以上!実施の結果、7割以上が成果を実感している【未知調査】

認知度の向上にはコンテンツマーケティングが必須と回答した人は9割以上!実施の結果、7割以上が成果を実感している【未知調査】

未知株式会社は、全国の企業に在籍する20〜60代の方を対象に「コンテンツマーケティングの実施・成果」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


CMSツールの運用課題、「外部サービスとの連携ができないこと」が1位に【サイト・パブリス調査】

CMSツールの運用課題、「外部サービスとの連携ができないこと」が1位に【サイト・パブリス調査】

株式会社サイト・パブリスは、自社で導入したCMSツールを運用するWeb担当者を対象に、CMS運用の課題に関する実態調査を実施し、結果を公開しました。


ウェブ解析士協会、SNS流行語ランキングを発表!3位「ファンタジースプリングス」2位「ILLIT Magnetic」、1位は?

ウェブ解析士協会、SNS流行語ランキングを発表!3位「ファンタジースプリングス」2位「ILLIT Magnetic」、1位は?

一般社団法人ウェブ解析士協会は、四半期ごとに実施しているSNSマネージャー有資格者によるSNS流行語ランキング(2024年4~6月分)を公開しました。


消費者はオンラインメディアをどの程度信頼している?VOSTOK NINEが主要オンラインマスメディアの信頼度調査結果を公開

消費者はオンラインメディアをどの程度信頼している?VOSTOK NINEが主要オンラインマスメディアの信頼度調査結果を公開

株式会社VOSTOK NINEは、「主要オンラインマスメディアの信頼度調査」を実施し、結果を公開しました。


最新の投稿


アパレル系の店舗アプリを知ったきっかけは「店員からの案内」が約6割【Repro調査】

アパレル系の店舗アプリを知ったきっかけは「店員からの案内」が約6割【Repro調査】

Repro株式会社は、アパレル系店舗アプリのインストール前後の利用状況に関するユーザー調査を実施し、結果を公開しました。


認知度の向上にはコンテンツマーケティングが必須と回答した人は9割以上!実施の結果、7割以上が成果を実感している【未知調査】

認知度の向上にはコンテンツマーケティングが必須と回答した人は9割以上!実施の結果、7割以上が成果を実感している【未知調査】

未知株式会社は、全国の企業に在籍する20〜60代の方を対象に「コンテンツマーケティングの実施・成果」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


「美容成分オタク」のオンライン行動を分析!スキンケアの情報収集実態に見る、コミュニケーションのヒント|セミナーレポート

「美容成分オタク」のオンライン行動を分析!スキンケアの情報収集実態に見る、コミュニケーションのヒント|セミナーレポート

近年、美容インフルエンサーの発信により特定のスキンケア成分がフォーカスされ、「成分関心層」が増加しています。今回は、@cosmeを運営するアイスタイル社が保有する、日本最大級の美容に関する生活者データと、ヴァリューズが保有するオンライン行動データを活用。成分に関する情報感度の高いアーリーアダプター層に注目し、その裏にあるユーザーインサイトから、成分関心層と取るべきコミュニケーションを探ります。※本セミナーのレポートは無料でダウンロードできます。


官民連携の智略 ~ PPP/PFI

官民連携の智略 ~ PPP/PFI

高い効率性が求められるのは今や個人の仕事や学業の範疇にとどまらず、国の施策運営である公共事業などにもその思考傾向は浸透しつつあります。その結果、国は民間企業の協力を得て「官民連携」で公共事業を進めることでそれらを効率化し、さまざまな事業を支えている例が多く存在します。本稿では、このような「官民連携」で効率化を目指す手法のPPPやPFIなどについて、広告・マーケティング業界に40年近く従事し、現在は株式会社創造開発研究所所長を務めている渡部数俊氏が解説します。


観るだけでポイントが貯まる「TikTok Lite」はSNSビジネスを革新するか。TikTokユーザーデータと比較調査

観るだけでポイントが貯まる「TikTok Lite」はSNSビジネスを革新するか。TikTokユーザーデータと比較調査

動画視聴を通じてポイ活を行うアプリ「TikTok Lite」が注目を集めています。「TikTok」に少し変化を加えただけに思えるこのアプリですが、実は「TikTok」と同じぐらい勢いがうかがえます。そこで、本記事では「TikTok Lite」と「TikTok」のアプリユーザーのデータを分析し、双方の違いから「TikTok Lite」の人気の要因を探っていきます。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

ページトップへ