近年のデジタル化の加速に伴い、顧客のニーズや行動がより一層多様化、複雑化し、従来の一律的なマーケティング手法では個々の顧客に対して効果的なアプローチをすることが難しくなっています。
そのため企業では、WebサイトやSNS、実店舗など複数のチャネルを統合的に管理することが求められ、またその実現においては、急速に進化するマーケティング・テクノロジーと増加するデータを活用するための高度な専門知識やスキルが必要不可欠です。
こうした中、企業のマーケティングとデータ、テクノロジー関連部門を横断し、俯瞰的かつ戦略的に管理・運営していく考え方である「MOps(マーケティングオペレーション)」が重要視されています。
今回同社が提供を開始する本診断サービスではこの概念に基づき、MOpsの構成要素を「マーケティング施策」「テクノロジー」「データ」「組織・プロセス」の4つに整理し現状の診断を行うといいます。
さらにそこから今後の方針として、マーケティング施策の最適化、テクノロジーやデータの効果的活用、組織・業務プロセスの再構築の実行案を提示することで、顧客理解の深化やマーケティングROIの最大化、市場変化への迅速な対応できる戦略と体制の構築を目指していくとのことです。
MOpsの4つの構成要素
●マーケティング施策
ビジネス目標およびマーケティング戦略を達成するための施策
― オウンドメディア、メール、アプリ、LINE、DMなど
●テクノロジー
マーケティング活動を支えるテクノロジー群
― MA(マーケティングオートメーション)、CDP(顧客データ基盤)、DWH(データウェアハウス)、BI(ビジネスインテリジェンス)、CMS(コンテンツ管理システム)、機械学習、AIなど
●データ
マーケティング戦略の立案および各施策の源泉となるデータ群
― 市場データ、売上、顧客の属性・購買・行動データ、施策結果、アンケートなど
●組織・プロセス
マーケティング活動を運営する組織・人・プロセス
― 施策のプランニング→設計・実装→分析・改善の一連の取り組み、データマネジメントなど
「MOps診断サービス」プログラムステップ
●ステップ1:事前情報収集
クライアント企業のビジネス・マーケティング関連情報を事前収集し、目標や取り組みの全体像を把握します。
●ステップ2:ヒアリング・ディスカッション
施策プランニングやテクノロジー導入、運用支援の経験豊富な専門人材がヒアリング・ディスカッションを行い、「マーケティング施策」「テクノロジー」「データ」「組織・プロセス」の要素別にビジネスの現状と課題を整理します。
●ステップ3:方向性と実行案の提示
整理した課題に基づき、電通デジタルのこれまでの支援実績をベースにした知見と最新のマーケティング動向を踏まえた改善の方向性と実行ステップ案を提示し、企業の効果的かつ効率的なマーケティング活動に繋げます。
本診断サービスは約6週間程度の短期間で実施し、無償で提供するとのことです。また、ステップ3で導き出した方針に対して、構想策定や要件定義など、その後の具体的な支援を行うことも可能だといいます。
出典元:株式会社電通デジタル
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。
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