コロナ禍で拡大をとげたフードデリバリー、直近3か月の利用率は15%と2年前より低下【クロス・マーケティング調査】

コロナ禍で拡大をとげたフードデリバリー、直近3か月の利用率は15%と2年前より低下【クロス・マーケティング調査】

株式会社クロス・マーケティングは、コロナ禍で拡大をとげたフードデリバリー(料理宅配)と、食材宅配(食品宅配)にフォーカスをあて、全国20~69歳の男女を対象に「宅配に関する調査(2024年)」を実施し、結果を公開しました。


フードデリバリーの利用状況

直近3か月の利用率は15%と2年前より5pt低下。年代別には、20~30代の利用率は2割程度と比較的高い結果となりました。

2年前からは、30代を除く利用率の低下が目立ち、特に20代は9ptの低下しています。

利用シーンは「外食をするのが面倒・時間がない」54%、「料理・自炊をするのが面倒・時間がない」44%が多い結果となっています。

利用者の不満点は、「配達料金がかかる/高い」「届くまでの温度管理」「少量を頼みにくい」が2割台。

「配達エリアが限られる」は、2年前より配達エリアが拡大したことから13ptと大きく低下しました。

フードデリバリーの今後の利用意向

フードデリバリーの今後の利用意向は29%と、2年前と比較して5pt低下しています。

フードデリバリーを過去に利用したことのある層では、「利用したい」17%、「やや利用したい」43%と合わせて60%の意向を示していました。

食材宅配の利用状況

直近3か月の利用率は15%と2年前と変わらず。30代の利用率はやや高めです。

利用するのは「重たいもの・かさばるものを届けてくれる」44%、「お買い物が面倒・時間がない」40%、「安全・安心」30%が上位になりました。

利用者の不満点は、「少量を頼みにくい」「配達料金がかかる/高い」「届くまでの温度管理」「注文から届くまでに時間がかかる」など。

「届くまでの温度管理」は、今年は長く猛暑だったことから2年前よりやや上昇しています。

食材配達の今後の利用意向

食材宅配の今後の利用意向は、24%と2年前と大きな差はなく、食材宅配を過去に利用したことのある層では、「利用したい」29%、「やや利用したい」43%と合わせて72%の利用意向がありました。

調査概要

調査手法:インターネットリサーチ
調査地域:全国47都道府県
調査対象:20~69歳の男女
調査期間:
2024年:9月6日(金)~9月7日(土)
2022年:9月27日(火)~9月28日(水)
有効回答数:本調査2,500サンプル  
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります

出典元:株式会社クロス・マーケティング

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000560.000004729.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

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