約6割のプロジェクトマネージャーが効率性と生産性の向上を実感【キャプテラ調査】

約6割のプロジェクトマネージャーが効率性と生産性の向上を実感【キャプテラ調査】

キャプテラは、世界12カ国の2,500名 (日本からは200名) のプロジェクトマネージャーに調査を行い、プロジェクト管理におけるAI導入の効果についての結果を公開しました。


プロジェクト管理におけるAI導入のメリット第1位は「生産性と効率性の向上」(63%)

本調査で、過去12ヶ月間でAI搭載のプロジェクト管理テクノロジーへの投資収益率(ROI)が「プラスになった」と答えた人が12カ国平均で90%に達しました。具体的にどのようなメリットがあるのか質問しました。

Q.「プロジェクト管理において、AIが最もメリットになるのはどのような点ですか?」

注)アンケート対象者のうち、プロジェクト管理業務においてAI対応ツールを使用している、と回答した人を対象に質問。複数回答のため、合計が100%にならない。

・生産性と効率性の向上(63%)
・タスク/ワークフローの自動化(54%)
・計画/スケジューリングの向上(54%)

AIを使用しているプロジェクトマネージャーの63%が、AIの導入により特に効率性と生産性が向上したと答えました。これは、プロジェクト管理に使用しているITツールの既存の機能をAIがさらに強化することで、プロジェクト全体の進行が早くなっていることを表しています。

日本のプロジェクトマネージャーはAI導入における「限界の理解」に改善の余地あり

次に、日本のプロジェクトマネージャーがAIに対してどのように向き合っているのか、世界平均と比較して見ていきます。

Q.「以下の文章についてどの程度同意しますか?」

注)アンケート対象者のうち、プロジェクト管理業務においてAI対応ツールを使用している、と回答した人を対象に質問。

「AIの導入を成功させる自信がある」
12カ国平均
・そう思う(強くそう思う+ある程度そう思う)94%
・そう思わない(あまりそう思わない+全くそう思わない)6%

日本
・そう思う(強くそう思う+ある程度そう思う)85%
・そう思わない(あまりそう思わない+全くそう思わない)15%

「プロジェクト管理におけるAIの限界を理解している」
12カ国平均
・そう思う(強くそう思う+ある程度そう思う)91%
・そう思わない(あまりそう思わない+全くそう思わない)9%

日本
・そう思う(強くそう思う+ある程度そう思う)80%
・そう思わない(あまりそう思わない+全くそう思わない)20%

誤りやバイアスのある出力など、AIの「限界を理解している」と答えた日本のPMは80%に上ります。しかし、「限界を理解していない」と回答したのは20%であり、12カ国平均の9%と比較して大幅に高い割合です。

さらに、「AIの導入を成功させる自信がある」と述べた日本の回答者は85%と決して低い割合ではないものの、本調査の中では最も低い水準の国となっています。

日本のPMはAI技術に対して前向きですが、その限界を認識し、導入に自信を持つという点では、改善の余地があるようです。

プロジェクト管理におけるAI導入のデメリット第1位は「AIの限界やバイアスに関する不安」

続いて、プロジェクトマネージャーが感じる、プロジェクト管理におけるAI導入のデメリットを見ていきます。

Q.「プロジェクト管理において、AIが最もデメリットになるのはどのような点ですか?」

注)アンケート対象者のうち、プロジェクト管理業務においてAI対応ツールを使用している、と回答した人を対象に質問。複数回答のため、合計は100%にならない。「その他」は1%未満のため除外。

・AIの限界やバイアスに関する不安(51%)
・AIの精度に対する誤った信頼(43%)
・ステークホルダーのAIへの恐怖や懐疑的な見方(42%)
・AIのアウトプットに対する説明責任の欠如(40%)
・アウトプット・出力結果の質の低さ(30%)

プロジェクト管理分野だけでなく、生成AIを使う際の一般的な課題としてデータの正確さやその質が挙げられます。

本質問の中で多く挙がった回答を見てみると、AIの技術的な性能に付随するデメリットだけでなく、心理的な要因や認識の問題も多くあることが明らかになりました。

出典元:キャプテラ

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000112974.html

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング AI

関連する投稿


生成AI利用者の約7割が買い物の参考に活用。それでも22%は「最後は自分で調べ直す」【マインディア調査】

生成AI利用者の約7割が買い物の参考に活用。それでも22%は「最後は自分で調べ直す」【マインディア調査】

株式会社マインディアは、買い物の場面で生成AIを利用する全国18〜59歳の男女を対象に、購買行動における生成AIの利用実態調査を実施し、結果を公開しました。


ソフトバンク、生成AI向けデータ基盤「GaranAI」のベータ版を開始 著作物の保護と収益還元を支援

ソフトバンク、生成AI向けデータ基盤「GaranAI」のベータ版を開始 著作物の保護と収益還元を支援

ソフトバンク株式会社は、コンテンツホルダーが保有するデータを保護しながら、生成AIの開発に活用できるデータエコシステム基盤「GaranAI(ガランエーアイ)」のベータ版を提供開始しました。同日から、コンテンツホルダーとデータ利用事業者を対象に利用申し込みを受け付けています。


「好きで応援したい」のに、誰にも教えたくない?ブランドファンの複雑な心理とは【博報堂調査】

「好きで応援したい」のに、誰にも教えたくない?ブランドファンの複雑な心理とは【博報堂調査】

株式会社博報堂の生活者発想技術研究所は、東京都立大学 経済経営学部の水越康介教授との共同研究のもと、日本に住む15~74歳の男女を対象に「生活者から応援されるブランドと社会的価値に関する意識調査」を実施し、結果を公開しました。


バリューコマース、AI時代におけるブランドの「語られ方」を定量評価する新技術「Narrative Score」を開発

バリューコマース、AI時代におけるブランドの「語られ方」を定量評価する新技術「Narrative Score」を開発

バリューコマース株式会社は、AI時代におけるブランドの「語られ方(ナラティブ)」を定量的に評価する技術「Narrative Score(ナラティブスコア)」を開発したことを発表しました。


ChatGPT広告、49.3%がクリエイティブ業務の増加を予想。従来のWeb広告運用との違いは?【キーワードマーケティング調査】

ChatGPT広告、49.3%がクリエイティブ業務の増加を予想。従来のWeb広告運用との違いは?【キーワードマーケティング調査】

株式会社キーワードマーケティングは、ChatGPT広告をはじめとするAIツール広告に関する実態調査を実施し、結果を公開しました。


ページトップへ