推しYouTuber・インフルエンサーの商品紹介動画などを見て、"実際にその商品を購入した"ことがある人が約半数【NEXER調査】

推しYouTuber・インフルエンサーの商品紹介動画などを見て、"実際にその商品を購入した"ことがある人が約半数【NEXER調査】

株式会社NEXERは、株式会社ジャリアと共同で、事前調査で「好きなYouTuberやインフルエンサーがいる」と回答した全国の男女を対象に、「好きなYouTuberやインフルエンサーの影響で商品を買った経験」についてのアンケートを実施し、結果を公開しました。


44.5%が、商品紹介動画などを見て「実際にその商品を購入したことがある」

まずは、動画やSNSで発信されている商品紹介などを見て、実際にその商品を購入したことはあるか聞いてみました。

44.5%と半数近くの方が、商品紹介動画などを見て「実際にその商品を購入したことがある」と回答しています。
それぞれ理由を聞いてみたので、一部を紹介します。

商品紹介動画などを見て「実際にその商品を購入したことがある」回答理由

・推しが使っているものと同じものを使いたいから。(10代・女性)
・好きなインフルエンサーが紹介した物を使うと嬉しいから。(10代・女性)
・動画での商品説明は何度も見返せるしわかりやすく安心感がある。(20代・男性)
・推しのアイドルグループを応援するため。(20代・女性)
・効果に関して動画内で視覚的に理解できたから。(20代・女性)
・動画で実際に使用しているところが見えるとわかりやすい。(30代・男性)

動画を通じて商品の使い方や効果を視覚的に理解でき、安心感があることや、推しやインフルエンサーが紹介していることで「使ってみたい」「応援したい」と感じ、購入につながったという声が多く見られました。

一方で商品紹介動画などを見て「実際にその商品を購入したことがない」と回答した方の理由も見てみましょう。

商品紹介動画などを見て「実際にその商品を購入したことがない」回答理由

・紹介されていた商品の中で魅力的に感じるものがなかったから。(10代・男性)
・YouTubeを口コミ代わりに見ていないから。(20代・女性)
・たまたま自分には興味がない、需要がないと言う理由です。買う気がないわけではありません。(30代・男性)
・その人の生活レベルや、生活の状況は自分とは違うし、人のまねをすることは好きではないから。(40代・女性)

購入しなかった理由としては、物欲のなさや商品の魅力を感じなかったことに加え、自分の生活スタイルと合わない、紹介者に影響されすぎたくないといった慎重な姿勢が多く見られました。

どんな点が「買いたい」と思わせたか、37.1%が「レビューが信頼できる」

続いて、商品紹介動画などを見て「実際にその商品を購入したことがある」と回答した方に、好きなYouTuberやインフルエンサーのどんな点が「買いたい」と思わせたか、もっとも当てはまるものを選んでもらいました。

もっとも多かったのは、37.1%の方が回答した「レビューが信頼できる」でした。

商品紹介のどんな点が「買いたい」と思わせたか、具体的に聞いてみたので一部を紹介します。

「レビューが信頼できる」回答理由

・具体的な成分についてとどんな人に合うかを教えてくれるから。(20代・女性)
・使い方などの説明、どう言ったところが他と違うか教えてくれた。(20代・女性)
・商品の詳細や使い心地、効果などをわかりやすく説明してくれるところ。(30代・女性)
・その商品に関して十分な経験を持っている人だったから。(30代・男性)
・お値段と機能、デザイン、効果を見て購入したいと思いました。楽しそうに、嬉しそうに商品を紹介していると、同じような気持ちに引き込まれます。(30代・女性)
・選択肢はない!推しが推してる商品をただ買うだけだ。(40代・男性)

「使い方がわかりやすい」回答理由

・良い点と悪い点それぞれ紹介されていて、自分に合うか考えやすかった点。(10代・女性)
・個人の好みかもしれないが、動画編集自体にセンスを感じたりすると好感が持てるし、自ずと何度も動画を見る機会が増えるのでそれが安心感や信頼性に繋がっているように思います。(20代・男性)
・実際に使用してどのような効果があるのかが動画内で分かること。(20代・女性)
・細かく性能や機能を解説しています。(30代・男性)
・動画などを見ると買いたいと思います。(40代・女性)

「本人のセンスが好き」回答理由

・便利で可愛い商品だったから。(20代・女性)
・商品の特徴説明とリアルなレビューが信頼できたから。(40代・女性)
・使いやすさや、メリット・デメリットなどを分かりやすく説明していたから。(40代・男性)
・食べたことが無い商品でレビューを見て気になったので。(40代・女性)

動画での紹介が「PR(広告)」かどうかについて、ほぼ半数が「気にならない」

さらに、動画での紹介が「PR(広告)」かどうかについて、どれほど気になるか聞いてみました。

合計でほぼ半数の方が「気にならない」と回答しています。

それぞれ理由を聞いてみたので、一部を紹介します。

動画での紹介が「PR(広告)」かどうかについて「とても気になる」回答理由

・よくない製品もいいように紹介されているから。(10代・女性)
・お金もらってるのかーと思ってみてしまう。(20代・女性)
・PRとついていると、いくら褒めていても信頼していない。(30代・女性)

動画での紹介が「PR(広告)」かどうかについて「やや気になる」回答理由

・紹介されているのを見ると買いたくなるから。(10代・女性)
・PR動画なら絶対にその商品の欠点は言わないから。(10代・男性)
・企業などから依頼されて商品を紹介しているので、あまり信用できないから。(30代・女性)
・PRだと悪い点をなかなか言えないから。(30代・男性)
・少しの欠点でも正直にレビューしてるか気になる時が稀にあります。ほとんどはあまり気になりません。(30代・女性)

動画での紹介が「PR(広告)」かどうかについて「あまり気にならない」回答理由

・好きな有名人が紹介していたらPRでもそうでなくても買おうと思うから。(10代・女性)
・多少なりともPRだとはあらかじめ認識している。(20代・男性)
・商品が良ければPRかどうかは関係ないから。(30代・女性)
・PRだとしても自分に害はないから。(30代・女性)
・その商品を目当てに視聴しているわけではないので。(40代・男性)
・PRがあってもなくても好きなユーチューバーなら関係ない。(40代・女性)

動画での紹介が「PR(広告)」かどうかについて「まったく気にならない」回答理由

・本人の動画自体が面白いから。(40代・男性)

紹介されている商品が気になることが多い動画とは

最後にどのような動画であれば、紹介されている商品が気になることが多いか聞いてみたので、理由とともに一部を紹介します。

どのような動画であれば、紹介されている商品が気になることが多い?その理由は?

・「デメリットも知れる動画」買ってから後悔したくないから。(10代・女性)
・「比較や、正直な感想が含まれているもの」信頼性が高いため。(10代・女性)
・「ユーザー目線での分析やコメントがあると参考になる」素直なレビューを知りたいから。(20代・男性)
・「本人のおすすめ商品や実際の効果などを詳しく教えてくれる動画」好きなインフルエンサーなどからのおすすめ商品は気になるし、実際の効果などを教えてくれると説得力があるから。(30代・女性)

さらに「実際に使用している様子や具体的な体験談を交え、メリットとデメリットを率直に伝える動画であれば、その紹介されている商品に対してより強い興味を持つことが多いです」といった声もありました。

調査概要

「好きなYouTuberやインフルエンサーの影響で商品を買った経験に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2025年4月18日 ~ 5月6日
調査対象者:事前調査で「好きなYouTuberやインフルエンサーがいる」と回答した全国の男女
有効回答:200サンプル
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

出典元:株式会社NEXERと株式会社ジャリアによる調査

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001642.000044800.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

株式会社iTANは、小売店経営者・店舗責任者・マーケティング担当者を対象に、「小売業界における再来店促進と顧客接点の実態」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

株式会社イードは、スマートフォンやデジタルライフについてユーザー目線で最新情報をお届けするメディア「LiPro(インターネット)」において、1円スマホに関心のあるユーザーを対象に「1円スマホ」に関する関心・意向についてアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

株式会社電通デジタルは、生活者のリテールメディアへの接触が購買行動およびブランド認知に与える影響を明らかにするため、「2025年 リテールメディア調査」を実施し、結果を公開しました。


若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、全国の15~24歳を対象に「直近1か月で、ふだんより多くお金を使った項目」についての2025年9月期の調査を実施し、結果を公開しました。


AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

ボストン コンサルティング グループ(BCG)は、MITスローン・マネジメント・レビュー誌(MIT SMR)と共同で、AIによるビジネスへの影響に関するレポート「The Emerging Agentic Enterprise: How Leaders Must Navigate a New Age of AI」を発表しました。


ページトップへ