Z世代は「推し活」、Y世代は「投資」に注力!決済手段や広告への反応にも顕著な違い【エクスクリエ調査】

Z世代は「推し活」、Y世代は「投資」に注力!決済手段や広告への反応にも顕著な違い【エクスクリエ調査】

株式会社エクスクリエは、全国の15歳~49歳男女を対象に「Z世代・Y世代の比較~収入/決済手段/ポイントサービス利用/広告に対する印象~」に関するWebアンケートを実施し、結果を公開しました。


Z世代は推し活、Y世代は投資と、世代で異なる消費価値観

自由に使えるお金の使い道として、Z世代は「推し活(グッズ、イベントなど)」が25.9%とY世代の16.2%を9.7Pt上回りました。Z世代は、好きなものにはお金を惜しまないという消費行動が特徴的です。

一方、Y世代は「投資(株式、投資信託、暗号資産等)」が19.1%とZ世代(8.8%)を10.3Pt上回り、資産形成や将来への備えを重視する傾向が強いことが明らかになりました。

Z世代はSuica、Y世代は電子マネーを積極的に利用

普段利用している決済方法について聴取したところ、交通系電子マネー(カード現物、またはスマホのタッチ決済)の利用率に大きな世代差はありませんでした。

利用している交通系電子マネーサービスについて具体的に見てみると、両世代ともSuicaの利用率が最も高いという結果でした。しかし、Z世代のSuica利用率(52.5%)はY世代(45.0%)を7.5Pt上回り、Z世代の方がSuicaをより多く利用していることがわかりました。

一方、電子マネーの利用率はY世代(24.7%)がZ世代(12.8%)を11.9Pt上回る結果となりました。各サービスの利用状況を見ると、WAON(+16.5Pt)、nanaco(+19.7Pt)、楽天Edy(+9.1Pt)とY世代が圧倒的に高く、複数の電子マネーサービスを併用している傾向がうかがえます。

Z世代はインフルエンサー広告に好意的、トレンド感を重視する傾向

各広告媒体に対して良い印象があるか聴取したところ、「インフルエンサーによるプロモーション投稿」においてZ世代はY世代(18.7%)を12.8Pt上回りました。

また、Z世代は「SNSなどで話題になっていて、タイムリーだと感じたとき」に広告に対して良い印象を持つ傾向が、Y世代(7.9%)より6.4Pt高く、トレンド感や話題性を重視する傾向が明らかになりました。Z世代のSNSを中心とした情報接触の特性を反映していると考えられます。

調査概要

調査タイトル:「Z世代・Y世代の比較~収入/決済手段/ポイントサービス利用/広告に対する印象~」に関するWebアンケート
調査期間  :2025年5月7日(水)
調査手法  :クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
調査対象  :全国に住む15歳~49歳男女 1,578人

出典元:株式会社エクスクリエ

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000156.000071371.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング Z世代

関連する投稿


約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

株式会社iTANは、小売店経営者・店舗責任者・マーケティング担当者を対象に、「小売業界における再来店促進と顧客接点の実態」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

株式会社イードは、スマートフォンやデジタルライフについてユーザー目線で最新情報をお届けするメディア「LiPro(インターネット)」において、1円スマホに関心のあるユーザーを対象に「1円スマホ」に関する関心・意向についてアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

株式会社電通デジタルは、生活者のリテールメディアへの接触が購買行動およびブランド認知に与える影響を明らかにするため、「2025年 リテールメディア調査」を実施し、結果を公開しました。


若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、全国の15~24歳を対象に「直近1か月で、ふだんより多くお金を使った項目」についての2025年9月期の調査を実施し、結果を公開しました。


AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

ボストン コンサルティング グループ(BCG)は、MITスローン・マネジメント・レビュー誌(MIT SMR)と共同で、AIによるビジネスへの影響に関するレポート「The Emerging Agentic Enterprise: How Leaders Must Navigate a New Age of AI」を発表しました。


ページトップへ