Xで「バズる」ホワイトペーパー投稿の鍵は「実用性・独自性」、そして「フォーム入力不要」なコンテンツを金曜日の朝に届けること【Cone調査】

Xで「バズる」ホワイトペーパー投稿の鍵は「実用性・独自性」、そして「フォーム入力不要」なコンテンツを金曜日の朝に届けること【Cone調査】

株式会社Coneは、同社が提供する資料作成代行サービス「c-slide」にて、X(旧Twitter)上で注目を集める「バズる」ホワイトペーパー投稿の要因を解明するための独自調査を実施し、結果を公開しました。


本調査では、X上に投稿された100件のホワイトペーパー関連投稿を詳細に分析。「バズスコア」(インプレッション数 ÷ フォロワー数)を指標に、投稿の曜日や時間、コンテンツのタイプ、ダウンロード形式といった多角的な視点から共通点を抽出しています。

今回調査した投稿のバズスコアごとの割合は以下になります。

投稿がバズりやすいのは「金曜日」の8時〜10時

まず初めに、本調査でバズスコアが高かった投稿(バズスコア:準バズ以上)を分析した結果、投稿の曜日と時間帯において、平均バズスコアが特に高い傾向が見られました。

バズった投稿の平均バズスコアは、特に金曜日日曜日で高く、次いで水曜日が続きました。これは、週末を控えた金曜日や休日の日曜日に、ユーザーがよりリラックスしてSNSでの情報収集や共有を行う傾向があることと関連している可能性があります。週の中盤である水曜日も引き続きエンゲージメントが高い傾向を示しています。

また、上記のグラフが示すように、投稿時間帯を細分化して平均バズスコアを分析した結果、「8時台〜10時台」が最も高く、次いで「18時台〜20時台」が続くことが明らかになりました。

8時台〜10時台

出社前や通勤中にXをチェックするユーザー層にリーチできる重要な時間帯です。一日の始まりに役立つ情報や、仕事に直結するインサイトを提供するコンテンツが効果を発揮しやすいと推測されます。

18時台〜20時台

平均バズスコアが最も高く、多くのXユーザーが勤務を終え、自宅への移動中や帰宅後にXを閲覧するピークタイムと重なります。この時間帯は、リラックスして情報収集を行うとともに、関心を持ったコンテンツに対して「いいね」や「リツイート」といったエンゲージメントアクションを起こしやすいと考えられます。

10時台〜12時台

この時間帯は、午前の業務が一区切りつき、休憩前やランチタイムに向けて情報収集を行うユーザーが多いと考えられます。短時間で理解できる情報や、午後の業務に役立つインサイトへの関心が高まりやすい傾向があります。

結論

Xでホワイトペーパーを効果的に拡散させるには、特に金曜日、日曜日、水曜日に、8時台〜10時台や18時台〜20時台といったユーザーがXを閲覧するピークタイムを狙うことが、エンゲージメントと拡散を最大化するための重要な戦略と言えるでしょう。

バズるホワイトペーパーは「実用性」と「独自性」のコンテンツ

次に、バズスコアが高かった投稿の「タイプ分類」を分析した結果、特定のコンテンツタイプが高い拡散性を持つことがわかりました。

上記のグラフが示すように、バズった投稿のタイプ分類では「ノウハウ」に関するホワイトペーパーが圧倒的に多くを占め、次いで「調査レポート」が続きました。「テンプレート」も上位にランクインしており、これらのタイプが特にバズに繋がりやすい傾向にあることが分かります。

「ノウハウ」の強さ

日常業務や学習、個人的な課題解決に直結する具体的な「やり方」や「コツ」を提供するノウハウ系のコンテンツは、ユーザーが即座に役立てられる実用性の高さから、強く支持される傾向にあります。自身の課題解決に役立つ情報は、保存されやすく、また同じ課題を持つ他のユーザーにも共有されやすいため、自然な形で拡散が促進されます。

「調査レポート」の価値

独自に収集・分析されたデータに基づく調査レポートは、市場のトレンド、業界の動向、消費者の実態など、他では得られない「独自性」と「客観的な事実」を提供します。このような一次情報は、専門家や業界関係者にとって価値が高く、信頼できる情報源として広くシェアされる傾向があります。

「テンプレート」の利便性

実務でそのまま使えるテンプレートは、ユーザーの手間を省き、効率化に貢献する「即時性」と「利便性」が評価されます。特にビジネスシーンで役立つ形式であれば、多くの人が共有したいと感じるでしょう。

結論

「ノウハウ」「調査レポート」「テンプレート」といったタイプのコンテンツは、ユーザーの「知りたい」「解決したい」「効率化したい」といった具体的なニーズに直接応えることで、強い共感と拡散を呼び起こしやすいと言えるでしょう。

バズった上位10投稿のうち7投稿は「フォーム入力不要」な形式

バズスコアが高かった投稿を分析すると、ホワイトペーパーのダウンロード形式にも、それぞれの明確な発信目的とバズへの繋がりがあることが見えてきました。

まずは1~5位のダウンロード形式から見ていきましょう。

この結果からもわかるように、Xでバズったホワイトペーパーからリード獲得を行っているのは10投稿中3つしか見られませんでした

では、全体の割合はどうなっているのでしょうか。バズスコアが高かった投稿におけるホワイトペーパーのダウンロード形式は、以下のようになっています。

上記のグラフが示すように、バズった投稿全体では「フォーム入力」が40%と最も高い割合を占めていました。これは、多くの企業が「リード獲得」を主目的としてホワイトペーパーを活用しているということがよくわかります。

一方、ダウンロードの手間を必要としない
「なし」の形式も26.7%存在し、残りの約33.3%はX独自のエンゲージメントを求める「ユーザーアクションを伴う形式」が占めていました。

「フォーム入力」:リード情報と価値の交換

最も高い割合を占めるこの形式は、企業が明確に「見込み客の獲得」を目的としている場合に選ばれます。ユーザーにとっては個人情報入力というハードルがあるものの、バズに繋がっている事例では、その手間を上回るほどの非常に価値の高い情報や特典が提供されていることが共通しています。

つまり、「これなら個人情報を登録してでも手に入れたい」と強く思わせるコンテンツ力がある場合、高いバズスコアに結びつくと言えます。

「なし」:認知拡大を加速

「なし」の形式は、ユーザーの情報入手に対する障壁がゼロに近いため、コンテンツの閲覧から「いいね」や「リツイート」といった即時的な拡散行動への繋がりやすさが特徴です。

この形式でバズるホワイトペーパーは、その投稿自体が強力な「価値提供」となっており、広範な認知拡大や、自社の専門性・ブランドイメージ向上を狙う場合に非常に有効です。

「ユーザーアクションを伴う形式」:Xアカウント育成と自然なリーチ拡大

リツイートやフォローなどを条件とするこの形式は、直接的なリード獲得よりも、Xアカウントのフォロワー増加や投稿のエンゲージメント向上に重点を置いた戦略と言えます。

ユーザーに能動的なアクションを促すことで、そのアクション自体が自然な情報拡散となり、投稿のリーチを拡大します。特にフォロワー限定などと組み合わせることで、コミュニティ感を醸成し、エンゲージメントの高いユーザーを育成する効果も期待できます。

結論

Xでバズるホワイトペーパー投稿においては、どんな目的(リード獲得、認知拡大、アカウント育成など)を持っているかに応じて、最適なダウンロード形式を選択することが極めて重要です。提供するコンテンツの価値と、ユーザーに求めるアクションのバランスを見極めることで、情報入手のハードルと拡散性の双方を最大化し、狙い通りの成果に繋げることができるでしょう。

バズスコアが高かった上位3つの投稿

最後に、バズスコアが最も高かった投稿を3つご紹介します。

1. パワーポイントのデザインパターン大全 - 資料作成時に使える39のアイデア
2.だれでもサクッと使える!パワポ図解テンプレート
3.サーチコンソールのよくあるインデックス除外ステータスの対策方法

パワーポイントのデザインパターン大全 - 資料作成時に使える39のアイデア

【バズスコア】75.8(インプレッション:121,200 / フォローワー:1,598)
【投稿曜日】水曜日
【投稿時間】8:42
【タイプ】ノウハウ
【ダンロード形式】なし

最初に紹介するのは、株式会社Coneの佐藤立樹氏(@rk310117)による「パワーポイントのデザインパターン大全」に関する投稿です。

特筆すべきは、このホワイトペーパーがSpeaker Deck(スピーカーデック)で公開されたことでバズり、大幅な認知拡大に繋がった点です。Speaker Deckは、資料をダウンロードせずにブラウザ上で閲覧できる特性を持つため、本調査で有効とされた情報入手のハードルが低い「無し」の形式に該当します。

ユーザーは手間なく「今すぐ使える」デザインのアイデアにアクセスでき、その実用性の高さと手軽さが相まって、「いいね」や「リツイート」といった拡散行動に繋がりやすかったと考えられます。「アイデアが浮かばない時に参考に」というユーザーの具体的な課題解決に焦点を当てたメッセージングも、共感を呼んだ大きな要因と言えるでしょう。

だれでもサクッと使える!パワポ図解テンプレート

【バズスコア】51.2(インプレッション:150,900 / フォローワー:2,947)
【投稿曜日】金曜日
【投稿時間】18:28
【タイプ】テンプレート
【ダンロード形式】フォーム入力

次に紹介するのは、シリョサク株式会社(@shiryosaku)による「パワポ図解テンプレート」に関する投稿です。

このホワイトペーパーは、「テンプレート」と「ノウハウ」の要素を兼ね備えたコンテンツでした。ダウンロード形式は「フォーム入力」でしたが、「無料テンプレ」「コピペ&文字入力するだけ」「解説付き」という極めて高い価値を明確に訴求。

これにより、ユーザーは個人情報登録の手間を上回るメリットを感じ、「これなら登録してでも欲しい」と感じるため拡散されたと推測できます。本調査で示唆された「フォーム入力形式でもコンテンツの魅力が圧倒的であればバズる」典型例であり、実用性と手軽さ、そしてコンテンツの価値がエンゲージメントと拡散を促進しました。

サーチコンソールのよくあるインデックス除外ステータスの対策方法

【バズスコア】46.9(インプレッション:20,100 / フォローワー:429)
【投稿曜日】火曜日
【投稿時間】9:39
【タイプ】ノウハウ
【ダンロード形式】フォーム入力

この投稿は、本調査でバズに繋がりやすいとされた「ノウハウ」のタイプに完全に合致する内容です。「SEO担当者向け」と明確にターゲットを絞り込み、サーチコンソールにおける具体的な問題(インデックス除外)とその「対策方法」を提供するという、非常に実用性が高く、緊急性の高い課題解決に直結するコンテンツとなっています。

ダウンロード形式は「フォーム入力」でしたが、このホワイトペーパーの圧倒的な専門性と課題解決力が、ユーザーにとってフォーム入力の手間を上回る価値を提供しました。つまり、「この情報があれば、自社のSEO課題を解決できる」という強い期待感が、個人情報登録のハードルを乗り越えさせ、高いバズスコアに貢献したと考えられます。

まとめ:Xでバズるホワイトペーパー投稿の共通点

本調査では、X(旧Twitter)上で高いバズスコアを記録したホワイトペーパー投稿の共通要因を多角的に分析し、情報の拡散性とユーザーエンゲージメントを最大化する鍵となる要素を特定しました。

その結果、以下の点が重要であることが明らかになりました。

投稿のタイミング

Xユーザーが活発な金・日・水曜日の朝(8時〜10時台)と夕方(18時〜12時台)に投稿することで、初期リーチを最大化できます。

コンテンツのタイプ

読者のニーズに直結する「ノウハウ」「調査レポート」「テンプレート」など、実用性・独自性・利便性の高い情報が共感を呼び、拡散に繋がりやすいです。

ダウンロード形式の戦略:

「リード獲得」「認知拡大」「Xアカウント育成」といった目的に応じ、「フォーム入力」「なし」「ユーザーアクションを伴う形式」を戦略的に使い分けることが、効果的なバズに繋がります。

これらの調査結果から、Xでホワイトペーパー投稿をバズらせるためには、「ターゲットの課題に応える『高価値コンテンツ』を、『ユーザーがXを閲覧するゴールデンタイム』に、『目的に合わせた最適なダウンロード形式』で提供すること」が不可欠ということがわかりました。

調査概要

調査期間:2025年7月28日〜31日
調査機関:自社調査
調査対象:X(旧Twitter)上でのホワイトペーパーに関連する投稿100件
調査方法(集計方法、算出方法):
・投稿のインプレッション数とフォロワー数から「バズスコア」(インプレッション数 ÷ フォロワー数)を算出
・バズスコア上位(バズ以上)の投稿について、投稿曜日・時間、ダウンロード形式、タイプ分類などの共通点を多角的に分析

出典元:株式会社Cone

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000089413.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

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