Threadsユーザー数1,000万人突破。ヒットの要因と未来予測

Threadsユーザー数1,000万人突破。ヒットの要因と未来予測

「Threads(スレッズ)」は、「Instagram」や「Facebook」で知られるMeta社が提供するテキストベースのSNSプラットフォームです。2023年7月にサービス開始したThreadsですが、ここ2年でユーザー数を大きく伸ばしていることをご存じでしょうか。本記事ではThreadsユーザー増加の背景と、今後の推移について分析します。


Threadsアプリユーザー数は1,000万人超え

まず、Threads(スレッズ)アプリユーザー数の推移を見ていきましょう。なお分析には、毎月更新される行動データを用いて、手元のブラウザで競合サイト分析やトレンド調査を行えるヴァリューズのWeb行動ログ分析ツール「Dockpit(ドックピット)」を用います。

サービス開始から3か月の2023年10月では475万人ですが、2025年9月では1,230万人と、約2.5倍に増えていることがわかります。

図:「Threads」アプリユーザー数

「Threads」アプリユーザー数
調査期間:2023年10月~2025年09月
調査デバイス:スマートフォン

また、ThreadsアカウントはInstagramのアカウントと連携しており、Instagramユーザーであれば誰でも始められるようになっています。ThreadsとInstagramアプリユーザーの比較を見ると、Instagramユーザーのおよそ30%がThreadsを利用していることが分かります。

図:「Threads」「Instagram」のアプリユーザー数の比較

「Threads」「Instagram」のアプリユーザー数の比較
調査期間:2025年9月1日~2025年9月30日
調査デバイス:スマートフォン

【その他SNSのユーザー数はこちら】2025年最新!SNSユーザー数ランキング(全30サービス)|無料レポート

https://manamina.valuesccg.com/articles/4597

国内30のSNSアプリを対象とした「SNSユーザー数ランキング」調査レポートのダウンロードページ(2023年8月~2025年8月)。国内SNS市場における各サービスのMAU(月間アクティブユーザー数)やユーザー属性を明らかにしています。

Threadsユーザーの属性

次に、Threadsアプリユーザーの性別を見ていきましょう。

図:「Threads」「Instagram」アプリユーザーの性別

「Threads」「Instagram」アプリユーザーの性別
調査期間:2023年10月~2025年09月
調査デバイス:スマートフォン

Threadsユーザーの男女比は、女性の割合が若干多くなっています。Instagramユーザーと比較してもほとんど変わらないという結果になりました。

次に年代を見ていきましょう。

図:「Threads」「Instagram」アプリユーザーの年代

「Threads」「Instagram」アプリユーザーの年代
調査期間:2023年10月~2025年09月
調査デバイス:スマートフォン

Threadsユーザーはネット利用者全体と比較して、20代、30代が多くなっています。Instagram自体は50代以降の割合も多いため、ThreadsはInstagramユーザーの中でも若者に人気があることがわかります。

Threadsユーザー数増加の理由は?

ユーザー数が増加しているThreads、その理由はどこにあるのでしょうか。関連性の高いInstagramからの集客、他SNSの市況から理由を探っていきます。

Instragramからの流入が大きな増加要因か

Instagramを使っている人は覚えがあるかもしれませんが、Instagram上ではThreadsの紹介を度々目にします。Threads内の投稿をチラ見せするものや、フォロワーの中で既にThreadsを利用している人がサジェストされるなど。「この人がやっているなら自分もやってみよう」という気持ちでインストールする人が多いのではないでしょうか。

画像:Instagramアプリ画面

出典:「Instagram」アプリ画面。誰が使っているかを紹介し、Threadsのインストールを促している

また、Threadsにはwebサイト版もあります。こちらで集客構造について見ていきましょう。

図:「www.threads.net」の集客構造(ノーリファラーを除く)

「threads.net」の集客構造(ノーリファラーを除く)
調査期間:2023年10月~2025年09月
調査デバイス:PC&スマートフォン

Threadsの流入はソーシャル、自然検索がほとんどを占めています。ソーシャルについて、詳しい内訳を見ていきましょう。

図:「www.threads.net」ソーシャルの内訳

www.threads.net」ソーシャルの内訳
調査期間:2023年10月~2025年09月
調査デバイス:PC&スマートフォン

ソーシャルの内訳はInstagramが90%以上という形になりました。ThreadsはInstragram内での宣伝でここまでユーザー数を確保した可能性が考えられます。

「他SNSからの切り替え」は見られない

次に、XやFacebookなど、代表的なSNSとThreadsのユーザー数推移を比較します。

図:「X」「Instagram」「Facebook」「Threads」アプリユーザー数の推移

「X」「Instagram」「Facebook」「Threads」アプリユーザー数の推移
調査期間:2023年10月~2025年09月
調査デバイス:PC&スマートフォン

Xはここ2年間でほとんどユーザー数の増減がありませんでした。Instagramは3,810万人から4,180万人と9.7%増となっています。一方Facebookユーザー数は減少しており、7.1%減となっています。

他SNSのユーザー数には多少の増減はあるものの、Threadsが競合から大幅にシェアを奪っているという動きは見られないと言えるでしょう。

今後のThreadsユーザー数の見立て

リリース開始からInstagramからの流入で大きくユーザー数を伸ばしたThreads。今後ユーザー数はどのように推移していくのでしょうか。

可能性①:順調に伸びる

Threadsは現在Instagramアカウントとの連携が必須になっています。そのため、現状の登録フローのままであれば、Instagramのアプリユーザー数をThreadsが上回る事はまず無いと考えて良いでしょう。

直近2年間のThreadsのアプリユーザー数は159%増となっています。この数値をあてはめて来年のユーザー数を予想すると、単純計算ではありますが、2026年9月時点で2,346万人となる見込みです。また、2028年には現時点のInstagramアプリユーザー数に追いつくと推測できます。Instagramアプリユーザーは直近2年でも9.7%増と少しずつ増えているため、Threadsアプリユーザー数がInstagramに追いついた後も、これと連動して少しずつ増えていくと予想できます

可能性②:頭打ち

ThreadsはInstagram内で積極的なプロモーションを行っており、Instagramユーザーであれば知らない人は少ないと考えられます。現在Threadsのユーザー数はInstagramユーザーの30%に留まっており、Threadsの存在を知りつつも、あえて使用していないユーザーも多いことが推測できます。

このため、これまでの勢いが失われる可能性も大いにあると言えるでしょう。

可能性③:連携解除でさらなる成長

現在ThreadsはInstagramとの連携が必須となっていますが、連携が不要になればユーザー数はさらに増加する可能性があります。この場合、匿名度が高くなり、既存のSNSとの差別化は難しくなりますが、新たなプラットフォームとして地位を築いていく可能性も考えられます。

同じテキストSNSのXは2025年9月現在3,800万人であり、1,230万人のThreadsとは3倍以上差がある状況です。連携解除もされたThreadsで順調なサービス開発が進んでいけば、Xと同程度か、それ以上のユーザー数になる可能性もあるでしょう。

まとめ

ThreadsはInstagramと連携した新たなSNSとして、過去2年で大きな成長を遂げました。競合SNSサービスのユーザー数は停滞気味であるのに対し、Instagramはリリースから15年を経てもなお増加しているため、Threadsの更なる成長にも期待できると言えるでしょう。今後の動きに注目です。

【関連レポート】2025年最新!SNSユーザー数ランキング(全30サービス)|ダウンロード無料

https://manamina.valuesccg.com/articles/4597

国内30のSNSアプリを対象とした「SNSユーザー数ランキング」調査レポートのダウンロードページ(2023年8月~2025年8月)。国内SNS市場における各サービスのMAU(月間アクティブユーザー数)やユーザー属性を明らかにしています。

▼今回の分析にはWeb行動ログ調査ツール『Dockpit』を使用しています。『Dockpit』では毎月更新される行動データを用いて、手元のブラウザでキーワード分析やトレンド調査を行えます。無料版もありますので、興味のある方は下記よりぜひご登録ください。

dockpit 無料版の登録はこちら

この記事のライター

26卒内定者アルバイトの大学院生。大学では害虫防除の研究をしています。

関連するキーワード


SNS Dockpit

関連する投稿


【無料レポート】2026最新"高校生デジタル行動"調査!「メンパがいいSNS」BeReal.やwhoo your world~"映え"から"ありのまま"へ~

【無料レポート】2026最新"高校生デジタル行動"調査!「メンパがいいSNS」BeReal.やwhoo your world~"映え"から"ありのまま"へ~

高校生のスマートフォン行動ログとアンケートデータを掛け合わせ、最新の若年層(高校生)におけるデジタル行動実態やSNSの利用傾向に関する分析をおこないました。iPhone3GSの登場から十数年が経ち、スマートフォンを取り巻く環境が成熟するなか、新興SNSの台頭により高校生のデジタルライフスタイルは新たな変化を見せています。※資料は記事内の入力フォームより、ダウンロードいただけます。


位置情報共有アプリwhooのユーザー数が2年で2倍  “親の見守り目的”の利用も

位置情報共有アプリwhooのユーザー数が2年で2倍 “親の見守り目的”の利用も

「whoo your world」は、若い世代の間で人気の位置情報共有アプリです。単に居場所を共有するだけでなく、メッセージの送信や思い出の振り返り機能など、SNSとしての側面もあるのが特徴です。今回は、whoo利用者の属性から、利用目的や価値観を分析しました。


ドンキ新業態「ロビンフッド」は激安スーパー激戦区で戦えるか。鍵は安さ+楽しさ?

ドンキ新業態「ロビンフッド」は激安スーパー激戦区で戦えるか。鍵は安さ+楽しさ?

近年、物価高の影響もあり、消費者の節約志向は一層高まっています。こうした中で、ディスカウント業態を展開してきたドン・キホーテを擁するPPIHグループは、新たな食品強化型スーパー「ロビンフッド」を立ち上げました。ドン・キホーテはこれまでも、ユニークな商品企画や価格訴求に加え、日常使いの食品領域にも注力してきました。本記事では、ロビンフッドの特徴とユーザー動向から、その戦略と可能性を考察します。


仮説を数字で可視化する。亀田製菓D2CチームのDockpit活用法

仮説を数字で可視化する。亀田製菓D2CチームのDockpit活用法

1946年に新潟で水飴製造から始まり、現在は米菓を中心とした食品の製造・販売を行っている亀田製菓。「亀田の柿の種」「ハッピーターン」など米菓業界において国内トップシェアを持つ国内最大の米菓メーカーです。2021年からWeb行動ログ分析ツール「Dockpit(ドックピット)」も活用し、EC販売や競合分析、ブランド価値の向上などに力を入れる同社。Dockpit導入後にマーケティングはどう変化したのか、マーケティング戦略部の米川大佑氏に伺いました。


DAZNがW杯を配信する3つの理由。「Jリーグ秋春制」への布石も?

DAZNがW杯を配信する3つの理由。「Jリーグ秋春制」への布石も?

DAZNが、2026年6月開幕のFIFAワールドカップ26の全104試合をライブ配信すると発表し、大きな話題を集めています。日本代表戦の無料配信も予定されており、W杯はテレビで見るものという常識が変わりつつあります。近年は、スポーツの大型大会をめぐって配信サービス各社の動きが活発になっています。この記事では、DAZNがW杯配信に踏み切った背景をデータから読み解きます。


ページトップへ