Z世代の65%が現在も利用、認知度は96%と高い浸透率
「BeReal」を知っていますか?という質問に対し、「現在も利用している」(65%) 、「知っているが利用したことはない」(22%) 、「以前利用していた」(9%) を合わせ、Z世代の96%がBeRealを認知していることが判明しました。「この調査で初めて知った」はわずか4% でした。
利用開始のきっかけは「友達」。クローズドなコミュニティ起点が69%
BeRealを使い始めたきっかけは、「親しい友人、知人に招待されたから」(36%) 、「周りの多くの人が使い始めたから」(33%) がトップ2を占め、合計69%が友人関係・コミュニティ起点で始めていることがわかりました。
BeRealはリアルな日常を出せる場所。「特別な時間」を載せるInstagram、「素」のBeReal
BeRealの登場による他のSNSへの影響として、31%が「Instagramは『特別な時間』を載せる場所だと、より強く意識するようになった」 と回答。
Z世代が「ハレ(非日常)」のInstagramと「ケ(日常)」のBeRealを明確に使い分けている実態が明らかになりました。
BeRealは「リアル」じゃない? 即時投稿はわずか27%、7割が“投稿タイミング”を操作
通知が来た後の投稿タイミングについて、「すぐに(2分以内に)その場の状況を投稿する」と回答したZ世代は27% に留まりました。
最も多かったのは「投稿しないことが多い」(29%) で、次いで「通知を無視し、後から『面白いこと』があった時に投稿する」(25%) 、「少しマシな状況になるのを待って投稿する」(18%) と、合計73%がBeRealのコンセプトである「リアルタイム性」に従っていないことが判明しました。
Z世代が投稿をためらう瞬間、「部屋が散らかっている」(31%)、「顔が盛れていない」(27%)
BeRealで「投稿したくない」と感じる瞬間は、「部屋が散らかっているなど、生活感が出すぎている時」(31%) が最も多く、次いで「自分の顔が盛れていない、コンディションが悪い時」(27%) 、「何もしてない、退屈な時間」(25%) となりました。
「盛らないSNS」とされながらも、Z世代が「盛れない」状況や「リアルすぎる生活感」の投稿には抵抗があることがわかります。
BeRealが支持される最大の理由、「キラキラした投稿を作る『SNS疲れ』からの解放」(42%)
BeRealが今の時代に受け入れられている理由を尋ねたところ、「キラキラした投稿を作る『SNS疲れ』からの解放」(42%) が圧倒的トップ。
次いで「他人と自分を比較しなくて済む、精神的な楽しさ」(25%) となり、「盛る」SNSのカウンターカルチャーとして支持されていることが明確になりました。
BeRealの「非加工」こそが聖域。もし「加工・編集機能」が追加されたら、Z世代の57%が「使わない」「使わなくなるかも」と回答
もしBeRealにInstagramのような「加工・編集機能」が追加されたらどうするか、という問いに対し、47%が「BeRealの良さがなくなるので、使わないと思う」 と回答。
「加工する人が増えるなら、BeReal自体を使わなくなるかも」 (10%) と合わせ、57%がアプリの根幹である「非加工」の価値が失われることに強い懸念を示しました。
BeRealは「生存確認ツール」。交換日記やドキュメンタリーとして楽しむ層も
あなたにとってBeRealはどのような存在ですか?という問いに対し、「生存確認ツール」(35%) が最多となりました。
次いで「ドキュメンタリー」(26%) 、「交換日記」(25%) となり、Z世代がBeRealを親しい仲間との「ゆるやかな繋がりの証明」として活用している様子がうかがえます。
Z世代の50%が「友達との関係が深まった」と実感。「会話のきっかけ」や「意外な一面」を発見
BeRealを始めたことによる友人関係の変化について尋ねたところ、「特に変化はない」(45%) を除くと、「会話のきっかけが増えた」(26%) 、「友達の意外な一面が知れて、より親近感が湧いた」(24%) と、ポジティブな変化を実感しているZ世代が半数に上りました。
BeRealを「楽しい」と感じる瞬間、「過去の思い出を見返した時」(29%)、「友達の素が見えた時」(17%)
BeRealを「楽しい」「やってて良かった」と感じる瞬間は、「過去の投稿(メモリー)を見返して、思い出に浸った時」(29%) が1位でした。
次いで「自分も飾らない姿を投稿できる、気楽さを感じた時」(23%)、「キラキラしていない、友達の『素』の日常が見えた時」(17%) となり、作り込まない日常が「思い出」として蓄積されることに価値を感じているようです。
調査概要
調査名:Z世代のBeRealについての意識調査
調査対象:全国のZ世代(18歳~24歳)
調査期間:2025年8月〜9月
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:n=255
調査分析:Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)(運営:Fiom合同会社)
出典元:Fiom合同会社
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。
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https://manamina.valuesccg.com/articles/4450Z世代の消費やコミュニケーションを理解する上でSNSは無視できません。彼らにとっては目的別に複数のアカウントを使い分けるのが当たり前。アプリを横断しながら「本音」と「建前」を巧みに操ります。今回は現役大学生3名に、そのリアルなSNS実態について聞きました。Z世代ならではのアカウントの使い分け、自己表現とは?





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