ふだん生成AIでしていること(全体)
ふだん生成AIを使う目的で最も多かったのは、「ふと気になったことを調べる」で36.1%でした。若年層にとって、生成AIは“気軽に調べられる身近なツール”として定着している様子がうかがえます。
次に多かったのは、「勉強や課題のサポート/試験対策」「アイディア出し(宿題/課題やレポート用)」「文章の作成/添削/要約」といった勉強関連の使い方で、いずれも3割台となりました。学生が多い年代であることから、勉強シーンでの活用が目立ちます。
さらに、「暇つぶし/雑談」や「人間関係の相談」が続き、実用的な使い方だけでなく、心に寄り添う相手としても生成AIが頼られている様子がうかがえます。
一方、若年層の約2割が「ふだん生成AIサービスは利用していない」こともわかりました。
ふだん生成AIでしていること 目的分類まとめ(男女年齢別)
男女年齢別に生成AI利用状況をみると、女性15~18歳では、「利用していない」の割合が最も低く12.2%となり、利用率は87.8%と多くの人が利用していることがわかります。
続く19~22歳も男女ともに利用率が80%を超え、女子高校生と男女大学生の年齢層で特に活発に使われていることがわかります。
一方、若年層の中でも上の年齢層である男性23~24歳では「利用していない」が31.7%と他の年齢層より高く(利用率68.3%)、やや控えめな傾向がみられました。また、女性23~24歳もやや低めでした。新社会人が多い年齢層でもあり、仕事での生成AI利用が限定的なのかもしれません。
続いて、利用目的の項目分類ごとの傾向をみていきます。
学生が多い15~18歳、19~22歳では「勉強/課題」の利用が最も高く、男女とも5割を超えています。なかでも女性15~18歳は62.9%と高くなっています。一方、社会人が増える23~24歳では「調べもの」が男女とも4割台で最多となり、年齢による違いがみられました。
また、「相談/アドバイス」は女性の利用が目立ち、とりわけ女性15~18歳と女性19~22歳では4割を超えており、生成AIがより身近な存在になっていることがわかります。
調査概要
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
実施時期:2025年9月1日~9月3日
有効回収数:4745サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳:[女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります
出典元:LINEリサーチ
若年層の生成AI利用実態(2025年9月期)「ふと気になったことを調べる」が3割半ばで最多 | LINEリサーチ調査レポート|リサーチノート powered by LINE
https://lineresearch-platform.blog.jp/archives/47837977.html本調査では、全国の15~24歳の男女を対象に「生成AIサービスの利用とその内容」を継続的に確認していきます。今回は2025年9月期の調査結果を詳しくお伝えします。日々進化する生成AIを若年層がどのように利用しているのか、今後どのように変化していくのかを感じ取っていただ
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。





マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。
編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。