出稿しているWeb広告の種類 ― 縦型動画広告が最多
まず、現在出稿しているWeb広告について尋ねたところ、「縦型動画広告」が58.7%で最も多い結果となりました。
次いで、「横型動画広告」(48.5%)、「SNSフィード広告」(48.5%)が続き、Web広告全体における縦型動画広告およびSNS広告の存在感の高さがうかがえます。
直近1年の縦型動画広告 出稿状況 ― 7割以上が「出稿経験あり」
直近1年以内に縦型動画広告を出稿しているかを尋ねたところ、「現在出稿している」が58.7%、「過去に出稿していたが、現在は停止している」が12.8%となり、7割以上が出稿経験があることが明らかになりました。
出稿媒体 ― TikTok・YouTube Shorts・Instagramが約6割でほぼ横並び
縦型動画広告の出稿者に媒体を尋ねたところ、TikTok 59.3%、YouTube Shorts 58.6%、Instagram Reels/ストーリーズ 57.1%と、3媒体にほぼ同水準で出稿されていることがわかりました。
また、57.9%が複数媒体を併用して出稿していることが明らかになりました。
予算割合 ― 6割以上が「Web広告予算の10〜50%」を縦型動画へ投入
Web広告全体のうち、縦型動画広告の予算比率については「10〜30%」(37.9%)が最多で、次に「31〜50%」(27.9%)が続きました。
両者を合わせると6割以上が広告費の10〜50%を縦型動画に割り当てており、一定規模の予算を継続して確保している企業が多いことがうかがえます。
制作・運用体制 ― 「すべて外注」「一部外注」が合計62.2%
制作・運用体制については、「すべて外注」27.9%、「一部内製×一部外注」34.3%と、合計62.2%が外部リソースを組み合わせて運用していることがわかりました。
一方で「すべて社内で対応(内製)」も34.3%と、内製体制を構築している企業も一定数存在することが明らかになりました。
制作・体制・ノウハウ面の課題 ― 最も多いのは「制作工数の大きさ」(49.0%)
制作・体制・ノウハウ面の課題として最も多かったのは、「クリエイティブ制作の工数が大きく量産が難しい」(49.0%)でした。
次いで、「社内体制・人員不足」(38.8%)、「ノウハウ不足」(31.1%)が続き、動画クリエイティブの制作にまつわる工数やノウハウに関する課題が多く存在することがわかりました。
戦略・効果・予算面の課題 ― 効果の不明確さやバラつきが課題
戦略・効果面では、効果が不明確(36.7%)、効果のばらつき(36.2%)、配信面ごとの最適化の難しさ(30.1%)が上位にあげられました。
広告成果 ― 6割以上が「効果が高い」と回答
他のWeb広告種別と比べた縦型動画広告の効果については、「非常に効果が高い」(18.6%)、「やや効果が高い」(42.9%)が合計61.5%と、約6割の広告担当者が成果を実感していることがわかりました。
今後の予算 ―「横ばい」が5割、「増やす」も3割
今後の予算方針については、「横ばい」(52.9%)が最多で、「増やす」(31.8%)という結果になり、8割以上が現在の投資を維持または強化する姿勢を示しました。
調査概要
調査名称:SNS縦型動画広告の運用実態調査 2025
調査期間:2025年11月21日 ~ 2025年11月26日
調査対象:現在Web広告を出稿している広告担当者
サンプル数:196名
調査方法:インターネットアンケート調査(Freeasy)
※グラフの数字は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります
出典元:株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ
【調査】縦型動画広告を実施する企業の6割が「効果が高い」と回答。一方で最大の課題は“制作工数の大きさ” | 株式会社PLAN-B(プランビー)デジタルマーケティングカンパニー
https://www.plan-b.co.jp/news/vertical-video-ads_report2025/Web広告・SEOなどあらゆるデジタル領域のマーケティング支援を行う株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ(東京都品川区、代表取締役:鳥居本 真徳)は、現在Web広告を出稿している全国の広告担当者196名を対象に …
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