インフルエンサーは体験=投稿をイメージしている
フォロワー反応は「プラス」75.6%
宿泊施設を選ぶ際に「SNS発信」を強く意識するということがわかりました。「庭園を散歩してみよう」「無料のラウンジバーでゆっくりしよう」など、宿泊時の体験を想像してワクワクすると同時に、インフルエンサーは撮影も意識しています。
そのため、素敵なラウンジの紹介もスペックだけではなく「ここで撮影をすれば雰囲気が伝わりますよ」と情緒的な要素も添えて発信すると良いでしょう。実際に投稿した場合の「反応」に関する自由回答を分類すると、「プラス」の反応があったとする回答が75.6%で最多でした。
回答者からは、「コメントがよくつく、DMで詳細を聞かれることが多い」「保存数が上がりました」「フォロワー外の方からのアクセスが増えた」といった声が挙がっています。
これらの結果から、宿泊施設の投稿は、発信した瞬間に“保存・DM・コメント”といった行動を引き起こしやすい題材になっている可能性がうかがえます。
インフルエンサーの宿泊投稿で刺さるのは「食・景色・部屋」
共感されるフォトジェニックの3要素
宿でフォロワーに最も響いた要素は、「食事」23.3%が1位。次いで「景色・雰囲気」20.0%、「部屋・内装」15.6%でした。実際の声でも「朝食の豪華さ」や「窓から見える風景がとても綺麗で響いた」といった反応が多く、さらに「部屋の中にかなり大きなプールがある他にはないホテルだった」のように、“その宿ならでは”の一点突破が強い印象を残すケースも見られました。
つまり「共感されるフォトジェニック」の正体は、食(感情)×景色(非日常)×部屋(体験の中心)の3要素に分解できると考えられます。
フォロワーは、インフルエンサーの感性やライフスタイルに強く共感しています。そのため、彼らが発信する体験情報は、単なるレビュー以上に「自分と同じ価値観に基づいた、信頼できる指針」となります。
例えば、料理に対して「満足できなかった」という評価があったとします。その理由が「お酒の種類が少なかったから」であれば、お酒を好むフォロワーにとっては重要な判断材料になりますが、飲まない人にとっては無関係なノイズにすぎません。
このように、「誰が言ったか(=自分と嗜好が合う人が言ったか)」という文脈があるからこそ、情報のミスマッチを防ぎ、高い納得感を生むのです。
「同じ視点を持つ人」のフィルターを通すことで、自分にとって本当に必要な情報の取捨選択がスムーズになるのが、インフルエンサー情報の最大の強みです。
実は、宿泊投稿は「ベッドとミラー」のスタイリング
宿泊時の撮影1位は客室・内装 30.5%
宿泊時によく撮影するシーンは、「客室・内装」30.5%が最多。次いで「食事・料理」25.7%でした。客室の中でも、多くのインフルエンサーが「ベッドを中心とした構図」を好む傾向にあります。
そのため、ベッド周りを単なる就寝スペースとしてではなく、「撮影スタジオ」の視点でヘッドボードやリネン、ライティングなどベッド周りのスタイリング(装飾)を強化することが、SNSでの「UGCを増やす確実な手段」となります。
もうひとつ、インフルエンサーならではの回答といえるのが「ミラー越しのショット」です。素敵な鏡越しに映る「非日常的な空間」と「今日の私」。この2つを1枚に収めるスタイルは、フォロワーに雰囲気を伝える上で欠かせない要素のようです。
また、撮影の流れにも特徴があります。まずは客室でリラックスした様子や景色を撮り、その後に食事の華やかなシーンを撮る。このように、体験には「順序」があります。
投稿を自然に生み出してもらうためには、「どこを撮るか」というスポットだけでなく、「客室(到着の感動)から食事(高揚感)、そして館内へ」という、感情が動くストーリーに沿った撮影のしやすさが実はとても大切なのです。
調査概要
調査対象:トラベルインフルエンサー/150名
調査期間:2025年11月1日〜2026年1月20日
調査方法:インターネット調査/アンケート(定量調査)と座談会(定性調査)
調査内容:宿泊施設のSNS投稿について、投稿の反応、フォロワーに響いた要素、宿泊時によく撮影するシーン、宿泊施設がインフルエンサーを呼び込む際に有効だと感じる取り組みなど
出典元:LIDDELL株式会社
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。
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