Z世代の約7割が動画広告を即スキップ!没入型広告の成功の鍵は「世界観の破壊」を避けること【Z-SOZOKEN調査】

Z世代の約7割が動画広告を即スキップ!没入型広告の成功の鍵は「世界観の破壊」を避けること【Z-SOZOKEN調査】

Fiom合同会社は、同社が運営する、Z世代当事者が実態や価値観を分析するシンクタンク「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」 にて、全国のZ世代(18歳〜24歳)を対象に 「Z世代の没入型広告についての意識調査」 を実施し、結果を公開しました。


Z世代の69%が動画広告を即スキップ。強制的な「体験の中断」が最大のストレスに

普段、動画広告をスキップせず最後まで見るかという問いに対し、「原則として全ての広告をスキップする」(35%)、「最初の数秒で判断し、ほとんどの広告はスキップする」(34%)と、実に69%が広告を遮断していることが判明しました。

また、嫌悪感を抱く広告のトップは「コンテンツの視聴を妨げる、強制的な広告」(30%)であり、自分が見たいコンテンツの流れを「ぶった斬る」行為に強いストレスを感じています。

「世界観の破壊」なら即アウト。Z世代の25%が没入型広告に現実に引き戻される不快感を指摘

新しい手法である没入型広告においても、Z世代の目はシビアです。「悪い体験」と感じる理由として、「プレイの妨げになる」(34%)ことに加え、「ゲームやメタバースの世界観を壊し、現実に引き戻されるから」(25%)が強く指摘されています。

逆に「良い体験」と感じるのは、「自分のプレイや体験を邪魔しない、自然な形で存在しているから」(13%)や、「現実世界ではできない、特別なブランド体験ができるから」(25%)でした。

ブランド好感度は「体験」で決まる。良質な没入体験でZ世代の65%が好感度上昇と回答

没入型広告を体験した後のブランドへの好感度は、「体験が良ければ、大きく上昇する」(31%)、「体験が良ければ、少し上昇する」(34%)と、ポジティブな体験を提供できれば65%の確率でブランドリフトに貢献することが分かりました。

体験が悪ければ「むしろ悪化する」層も10%おり、広告の質がブランドの価値を直接左右する時代になっています。

「面倒な手順」は不要。Z世代の44%がメタバースプロモに「無料アバターアイテム配布」を希望

お気に入りのメタバース空間でのプロモーションとして最も求められているのは、「面倒なことは一切なく、ログインするだけでブランドのロゴ入りのクールな無料アバターアイテムをくれる」(44%)というシンプルな価値提供でした。

「作り込まれたバーチャルストア」(32%)や「ミニゲーム」(21%)よりも、自分のアバター(=アイデンティティ)を飾れるアイテムの手軽な配布が歓迎されています。

広告の未来は「エンタメ化」(37%)と「AIパーソナライズ」(31%)。ノイズからの脱却が急務

Z世代が考える「理想の広告」の未来像は、「広告とエンタメの境目が無くなり、広告を見ること自体が楽しみの一つになる」(37%)がトップ。 次いで「AIが自分の好みを完璧に理解し、本当に必要な情報だけを完璧なタイミングで届けてくれる」(31%)でした。

Z世代は広告そのものを否定しているわけではなく、「文脈に合わないノイズ」を嫌っているだけであり、エンタメとして昇華された広告には強い期待を寄せています。

調査概要

調査名:Z世代の没入型広告についての意識調査
調査対象:全国のZ世代(18歳~24歳)
調査期間:2025年8月〜9月
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:n=268
調査分析:Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)(運営:Fiom合同会社)

出典元:Fiom合同会社

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000104461.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

\Googleでマナミナをフォロー!/

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング Z世代

関連する投稿


BtoBの見込み客対応、一斉配信が最多 関心度に基づく営業連携は12%【シャノン調査】

BtoBの見込み客対応、一斉配信が最多 関心度に基づく営業連携は12%【シャノン調査】

株式会社シャノンは、BtoB企業のマーケティング・営業部門を対象に実施した「BtoBマーケティングツール利用実態調査2026」の結果を一部公開しました。


LINE配信に生かしきれていない「興味・関心」 消費者の約7割が提供に前向き【ソーシャルデータバンク調査】

LINE配信に生かしきれていない「興味・関心」 消費者の約7割が提供に前向き【ソーシャルデータバンク調査】

ソーシャルデータバンク株式会社は、LINE公式アカウントの運用担当者500人と、友だち登録した経験がある消費者500人を対象に実施した2つの調査結果を比較しました。配信頻度・配信内容・パーソナライズ・顧客情報活用の4つのテーマを扱っています。


博報堂、生成AI画像と既存著作物の類似度を可視化 確認ツールを企業向けに提供

博報堂、生成AI画像と既存著作物の類似度を可視化 確認ツールを企業向けに提供

株式会社博報堂は、生成AI等で作成した画像と既存著作物との類似性を確認する「画像類似度チェッカー」のクライアント企業向け提供を開始しました。これまで博報堂DYグループ内で利用してきたツールを外部に提供し、生成AIを活用した広告クリエイティブ等の制作におけるリスク確認を効率化します。


マーケティング外注の調整負担、発注先6社以上では約8割が週3時間以上【アルテナ株式会社調べ】

マーケティング外注の調整負担、発注先6社以上では約8割が週3時間以上【アルテナ株式会社調べ】

アルテナ株式会社は、マーケティング実務または外部発注の窓口を担当する20〜59歳の会社員・経営者を対象に、「マーケティング業務を発注しているパートナーに関する実態調査」を実施しまし、結果を公開しました。


商品・サービス検討時、31.3%が情報収集の初手に生成AI【GMO NIKKO調査】

商品・サービス検討時、31.3%が情報収集の初手に生成AI【GMO NIKKO調査】

GMO NIKKO株式会社が運営する「GMO AI検索ラボ」は、Googleの「AIによる概要(AI Overviews)」を認知・利用している全国の15〜59歳1,667名を対象に、「生成AI時代における検索・購買行動」に関する実態を調査しました。商品・サービス検討時に最初に選ぶ情報収集手段や、生成AIをきっかけとした商品発見・購入経験などを明らかにしています。


ページトップへ