会員証は「アプリなら作る」層が調査開始以降連続増加。形態を問わない層は年々減少
形態ごとの会員証の作成意向については、約8割の生活者が「形態はどちらでも構わない」または「形態がアプリであれば作成したい」と回答しました。
同社が実施した2025年調査比では「形態はどちらでも構わない」人が約3ポイント減少する一方で、「形態がアプリなら作成したい」人の割合が2ポイント増加しています。
2023年から調査を開始して以降、この傾向は続いており、年々生活者の中でアプリ会員証の顧客体験価値が高まっている様子が数値からも鮮明になっている傾向があります。
アプリ削除の背景に「操作不満」。約半数が起動の遅さやタイパの悪さを理由に断捨離
あまり使わない会員証アプリをアンインストールする基準では、「その店舗へ行かなくなったから」(利用頻度要因:57%)が最多。次いで多かったのが「ポイントの有効期限が切れた、または貯まらなくなったから」(ポイント要因:35%)という結果になりました。
そして「アプリの起動が遅い、または動作が不安定だから」、「ログインや会員証の表示に手間がかかる」、「アプリが使いづらい」など、アプリ動作要因群も合計で49%と約半数のアンインストールのきっかけとなっているようです。
UX(操作性)を保つことは、タイパを重視する現代の生活者に「即断捨離」されないための不可欠な要素と言えそうです。
困りごとから見える企業の明暗。前年比で最も急増した「レジ前のトラブル」とは?
8割強の生活者が、アプリ会員証に困りごとや改善要望を感じており、対前年でも割合が微増していることから、アプリ体験への評価基準が厳しくなっていることがうかがえます。
具体的には「電波が悪くてアプリが起動できない」が最多の29%、以下「決済、ポイント付与、クーポン処理等でエラーになることがある」(27%)、「利用時に頻繁なログインが求められる」(23%)といった課題が挙げられました。
前年比で見ると、ポイントと決済で「複数回のスキャンを求められる(24%→19%)」という不満は減少しており、大手企業を中心にPOS連携(バーコード統一)などの改善が進んでいる成果が見て取れます。
一方、前年比で最も急増した不満が「決済等でエラーになる(19%→27%)」。こちらは日常的な利用人口が激増した結果、新たなUXストレスとして顕在化していると推察されます。
調査概要
調査名:アプリ会員証に関する調査
対象:15歳~69歳の男女
調査期間:2026年3月24日~31日
調査方法:インターネットリサーチ
サンプル数:257名
出典元:株式会社アイリッジ
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。






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