AIは「便利な道具」ではなく「対話する友達」。データから読み解くα世代向けマーケティングのヒント【東急エージェンシー調査】

AIは「便利な道具」ではなく「対話する友達」。データから読み解くα世代向けマーケティングのヒント【東急エージェンシー調査】

株式会社東急エージェンシーは、Z世代に続く新世代として注目される「α世代(1-15歳)」のAIの利用実態を明らかにするため、小学校高学年(主に10-12歳)を対象に「AI利用に関する意識調査」を実施し、結果を公開しました。


AIが日常インフラへ。各SNSの利用時間を上回り、主要な接触メディアに。

各メディアの利用有無、利用時間については、AIの利用率が、α世代計で60.5%となり、すでにα世代の中で主要なツールになりつつあります。

さらに利用時間では、1日の平均AI利用時間が「31分」となり、「Instagram(28分)」「X(24分)」を上回る結果となりました。

年齢制限等のハードルがある主要SNSの代わりに、気軽にアクセスできるAIが、日常の主要な接触メディアとして台頭していることが分かります。

<AIを利用していますか?>

<各メディアの1日当たりの接触時間分>

AIは「気を使わずに話せる友達」。情緒的な繋がりを求めている。

AIがどのような存在か、についての設問では、α世代の42.9%が「気を使わずに話せる友達」と回答し、「便利な道具(21.6%)」を大きく上回りました。

さらに、「恋愛についての相談相手はだれか」という設問では、10-12歳の21.6%が「AI(ChatGPTなど)」と回答。これは「友達(21.6%)」と同じ割合となり、「親(10.8%)」の倍という結果になりました。

友達には少し話しづらい繊細な恋の悩みも、心理的ハードルの低いAIになら気軽に打ち明けられるという、新しい対人・対AI関係がはじまっているといえるでしょう。

<α世代にとってはAIはどのような存在か>

<恋愛に悩んだ時に誰に相談するか>

AIは「会話をしながら答えを見つけるパートナー」。α世代が求めることは、時間・労力を削減することではなく、回答を得るプロセスにあたるAIとの対話そのものである。

AIから納得のいかない回答が返ってきた際、α世代の72.9%が「指示(プロンプト)を変えて何度でもやり直させる」と回答しました(Z世代全体の62.2%を大きく上回る)。

また、「一緒に考えたりおしゃべりしたりする『友達やパートナー』に近い」と捉える割合も56.7%にのぼります。

命令をそのまま実行させる「部下・道具」としてではなく、お互いに対話を重ねて答えをブラッシュアップしていく姿勢が顕著です。

α世代は「思考力低下」に強い不安。頼りたい気持ちと不安な気持ちで揺れ動く葛藤が見られる。

「AIを使うことによる懸念」として、「AIにたよりすぎて、自分で考える力がなくなること」に対し、α世代の43.2%が「とても不安である」と回答しました。Z世代の22.6%と比較しても突出して高い数字です。

「パートナー」として頼りつつも、「このままでは自分の頭で考えられなくなるのではないか」という深い葛藤を抱えながら、日々AIと向き合っているリアルな心理が浮き彫りとなりました。

これは、日々親やニュースなどのメディアから、AI利用に対する制限や思考力の重要性を問われていることが原因の一つだと考えています。AIを頼りにするときも常に身近な人の助言を忘れないα世代の素直な一面も示しています。

調査概要

調査タイトル:「α世代のAI利用実態について」
調査方法:インターネット調査、一部オンラインインタビュー調査
調査対象者:10-12歳男女(α世代)、16-29歳男女(Z世代)
サンプル数:4,237サンプル
調査機関:2026年3月20日~2026年3月22日

出典元:株式会社 東急エージェンシー

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000179385.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

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