人事の65%が生成AIの利用について肯定的
応募者が就職活動に生成AIを利用することについてどのように感じているかを尋ねたところ、65.0%が「肯定的である」と回答しました。「中立である」が30.0%あるものの、「否定的である」「やや否定的である」は0%という結果となりました。
【図1 就職活動における生成AIの利用について】
肯定的である理由1位「AI活用はこれから必須のスキルだから」
就職活動に生成AIを利用することについて「肯定的である」と回答した13名にその理由を尋ねたところ、1位は「AI活用はこれから必須のスキルだから」で84.6%、2位の「応募者の時間・労力を減らすことができるから」で46.2%となりました。
その他の自由回答では「採用にテクノロジーを活用することで、旧態依然とした採用スキームをより進歩させる」「止める労力に対する費用対効果が証明できない」など幅広い理由が挙げられています。
【図2 就職活動における生成AIの利用に肯定的な理由について】
生成AIの利用についての対応や対策の状況、70.0%が「対応・対策はしていない」
応募者の生成AIの利用についての対応や対策の状況を尋ねたところ、35.0%が「対応・対策しておらず、今後も対応・対策の予定はない」、35.0%が「対応・対策していないが、今後対応・対策をする予定」と回答。
今後の対応・対策については別れるものの70.0%が「対応・対策はしていない」ことがわかりました。一方、15.0%は「一部対応・対策している」と回答しています。
【図3 応募者の生成AIの利用についての対応や対策の状況】
人事業務での生成AI利用は60%
企業の人事業務全般における生成AIの利用についてを尋ねたところ、「会社として公式に利用している」が30.0%、「個人的に利用している」が30.0%、全体の60%が人事業務で生成AIを利用しているという結果となりました。
【図4 企業の人事業務全般における生成AIの利用について】
生成AIに関する課題や感想
生成AIと人事業務全般に関して、今後の展望や課題感、感想についてを尋ねたところ、以下のような回答が得られました。
・生成AIを使っている前提で人事側の見極める力を身につける必要がある
・AIを使わないと言う方がこれからは難しい選択。採用活動自体変化してくることを見越して、柔軟に対応する。
・AIの出す答えはある意味「なんでもあり」であることを認識した上で、倫理的な部分や個人情報の観点でより一層リテラシーが求められてくる。
・応募者が今後生成AIを業務に取り入れられていく前提で、採用段階で何を見極めるべきなのかは検討していく必要があると感じています。
出典元:株式会社ZENKIGEN
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。
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