電子書籍を現在利用している人は35.13% 男性30代が最多
電子書籍を利用しているか尋ねたところ、「現在利用している」が35.13%、「過去に利用していた」が18.34%、「利用したことがない」が46.53%でした。
年代・男女別で回答割合を見てみると、「現在利用している」が多いのは「男性30代(51.58%)」、「女性20代(50.23%)」、「男性20代(49.77%)」でした。
「現在利用している」「過去に利用していた」をあわせた電子書籍の利用経験者の割合は20代が大きく、年代が上がるほど小さくなっていきます。女性60代は特に利用者が少なく、「現在利用している」が13.12%でした。
よく読むジャンルは「マンガ」が最多
電子書籍を現在利用していると回答した927人に、電子書籍でよく読むジャンル(複数回答可)を聞いたところ、「マンガ」が655人(回答者の70.66%)で最多でした。
そのあとに「小説・文学(260人)」、「雑誌(242人)」、「趣味・実用(183人)」と続きます。
電子と紙の利用頻度 「紙の書籍より電子書籍をよく利用する」が最多 20代は「すべて電子書籍で読んでいる」が35.75%
電子書籍を現在利用していると回答した927人に、電子書籍と紙の書籍のどちらをよく利用するかを尋ねました。
「紙の書籍より電子書籍をよく利用する」が37.86%で最多。「すべて電子書籍で読んでいる(20.71%)」をあわせると、紙の書籍より電子書籍を好んでいる人が過半数となりました。
年代別に回答の内訳を見てみると、「すべて電子書籍で読んでいる」が20代は35.75%、30代が24.29%で、他の年代よりも大きくなっています。
20代は「紙の書籍より電子書籍をよく利用する(37.10%)」と合わせると、72.85%も電子書籍の方を好んでいます。
一方で「電子書籍より紙の書籍をよく利用する」が最も多かったのは50代で26.61%でした。
利用中の電子書籍サービス 最多は「Kindle」
電子書籍を現在利用していると回答した927人に、利用中のサービスを聞きました。
最多はAmazonが提供する「Kindle」で384人。その後に「楽天Kobo(268人)」、「コミックシーモア(221人)」、「ebookjapan(176人)」、「ブックライブ(115人)」、「まんが王国(107人)」、「DMMブックス(106人)」と続きます。
「DMMブックス」「Kindle」は男性、「コミックシーモア」「ブックライブ」は女性比率が高い
利用中の回答が100人以上だった電子書籍サービス7社について、回答の男女比率を出しました。
7社中5社は男性の方が多く、「DMMブックス」「Kindle」は男性比率が比較的高めです。一方で、女性比率が男性を上回っているのは「コミックシーモア」「ブックライブ」でした。
「コミックシーモア」「まんが王国」は10代に人気 上の世代ほど「Kindle」の利用率が高い
利用中の回答が100人以上だった電子書籍サービス7社について、回答の年代比率を出しました。
10代の利用者が多いのは「コミックシーモア」と「まんが王国」。この2社は20代の利用者も多く、10〜20代が半数以上を占めています。
反対に「楽天Kobo」「Kindle」は30代以上の利用者が多めです。
10〜60代の利用者数トップ3がこちらです。
※サービス名横の数字は、各年代の「電子書籍を現在利用している」の回答者数に対する割合。
20代以上は1位「Kindle」、2位「楽天Kobo」が共通しています。「Kindle」は年代が上がるほど利用割合が大きくなっており、50〜60代の電子書籍ユーザーは半数以上が「Kindle」を利用しています。
10代のみ1位が「コミックシーモア」、「楽天Kobo」はトップ3圏外となっています。
調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年8月23日~8月30日
調査委託先:株式会社ジャストシステム
調査対象:15~69歳男女
サンプル数:2,639人
◇年齢
15~19歳:442人
20~29歳:442人
30~39歳:442人
40~49歳:442人
50~59歳:429人
60~69歳:442人
◇性別
男性:1,313人
女性:1,326人
※本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しています。合計が100%にならない場合があります。
出典元:ナイル株式会社
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。
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