TikTok for Business、EC/D2C業界向けTikTok活用法を紹介した「EC Webinar 2023」のアーカイブ動画配信を開始

TikTok for Business、EC/D2C業界向けTikTok活用法を紹介した「EC Webinar 2023」のアーカイブ動画配信を開始

TikTok for Businessは、同社がEC/D2C業界を対象に9月28日(木)に開催した「EC Webinar 2023」について、本ウェビナー内容の紹介とあわせて、アーカイブ動画の期間限定配信を開始しました。


1. Keynote:購買行動を加速させる!「広告エンターテインメント」TikTokの人を動かす力

Keynoteでは、日経BP 日経エンタテインメント!編集委員 山本氏をゲストに迎え、マーケティングの最新動向を示しながら、なぜTikTokは、物が売れない時代に人の心を動かし、消費行動に駆り立てるのか、ビジネスにインパクトをもたらすのかについて解説しました。

右から:日経BP 日経エンタテインメント!編集委員 山本 伸夫 氏
TikTokクリエイター ほのぴす さん
TikTok for Business Group Head, Marketing Solutions Global Business Solutions, Japan 駒﨑 誠一郎 氏

従来のマーケティングや広告が通用しづらくなっている中、ユーザーを楽しませ、つい見たくなるような広告が求められており、「広告エンターテインメント」という概念が必要になっています。コマースの分野においても、機能的な訴求よりも「広告エンターテインメント」によってユーザーの感情を動かし、購買につなげていくという方法が今後はより一層広がっていくと考えられます。

その中で、企業と生活者の間に立ち、双方の距離を近づける役割を果たすキーパーソンがTikTokクリエイターです。TikTokクリエイターの活用によるポジティブな効果は、様々な調査結果でも示されています。

Keynote後半では、人気TikTokクリエイターの「ほのぴす」さんより、クリエイターが企業案件に取り組む際に心がけているポイントや成功につながるクリエイティブの作り方について紹介しました。トレンドが生まれやすく、変化のスピードが早いTikTokでは、ユーザーのリアクションも早いため、よりスピーディーにPDCAを回すことができ、多くの成功パターンを作り出すことができます。

2. “勝ちクリエイティブ”を生み出し、ビジネスを成功に導く 〜I-neの成功事例から紐解くTikTok広告戦略〜

I-ne 小林氏、Natee 朝戸氏をゲストに迎え、TikTok広告の“勝ちクリエイティブ”を生み出し、商品の購買につなげたI-neのマーケティング戦略と実践した取り組みについて解説しました。

右から:株式会社I-ne ダイレクトマーケティング本部 D2Cブランドマネジメント部 部長 小林 禎亮 氏
株式会社Natee 取締役COO 朝戸 太將 氏
TikTok for Business Team Lead, Creative Solutions, Global Business Solutions, Japan 松本 幸貴

I-neでは、ECでの売上アップを目標に「評判の種を作る」「その評判を拡散させる」「ECモール上での存在感を向上する」という3段階での取り組みを行っており、その第一段階「評判の種を作る」ところから、ショート動画を活用しています。

これまで多くのショート動画を活用し、“勝ちクリエイティブ”を生み出しているI-neでは、TikTokらしさやクリエイターらしさを損なわず、かつブランドが伝えたいメッセージや情報を入れた上でユーザーの話題の中心になるクリエイティブを作るためのナレッジを蓄積しています。

3. 「TikTok広告、なぜ / いつ / どう始める?」 〜コアラマットレス事例から探る、業界先行のマーケティング戦略〜

コアラスリープジャパン 尾澤氏、ワンメディア 余頃氏をゲストに迎え、コアラスリープのTikTok活用の背景から実際の運用、エンゲージメント向上のためのクリエイティブメソッドについて解説しました。

右から:ワンメディア株式会社 取締役 余頃 沙貴 氏
コアラスリープジャパン株式会社 Head of Marketing 尾澤 恭子 氏
TikTok for Business Group Head, Creative Solutions Global Business Solutions, Japan 橋本 剛典

商品を実際に店舗等で試す機会が限られているため、価値が伝わりにくいというマーケティング課題を抱える中、コアラスリープは、競合ブランドがまだTikTokを活用していないという点に着目し、チャネル選定での差別化を図るためにTikTok活用を開始しました。

ここで特徴的なことは、デジタル広告であるTikTokとオフライン広告である交通広告・OOHを組み合わせているところです。オンラインで販売しているからこそオンラインだけに留まらず、ブランドがリアルに存在していることをユーザーに感じてもらうために、オフラインの接点を作ることでフリークエンシーの向上を図っています。

コアラスリープでは、TikTokの効果を可視化するために実施時期をセール前に設定し、エンゲージメントとブランドサイトへの流入をKPIとしたアウェアネス施策を展開。広告配信期間では、サイト流入数が前週比120%になり、さらに、TikTok内検索で「コアラマットレス」の月間検索数が3倍になるという結果が出ています。

4. コミュニティを巻き込むTikTokビジネスアカウントの運用方法とは 〜サンリオのPDCA運用のポイント〜

サンリオ 志賀氏、Meltwater 山﨑氏をゲストに迎え、サンリオのデジタルメディア戦略とキャンペーンのPDCA運用のポイントを解説しました。

右から:Meltwater Japan株式会社 エンタープライズソリューションディレクター 山﨑 伊代 氏
株式会社サンリオ グローバル・デジタルマーケティング事業本部 ブランドコミュニケーション部 ゼネラルマネージャー 志賀 優子 氏
TikTok for Business Marketing Solutions Manager, Global Business Solutions, Japan 西井 邦雄

TikTokビジネスアカウントの運用において、広告出稿の併用は大きなメリットがあり、新規フォロワー数が494%、エンゲージメント数が398%、検索ページでのビジネスアカウント動画視聴数は313%といずれも大幅にアップしたという調査結果が出ています。

ビジネスアカウント運用と広告出稿を併用することによって、フォロワー数が増えるなどアカウントをうまく成長させているのがサンリオです。

サンリオでは80を超えるSNSなどの公式アカウントを運用、効果測定ツールを活用してPDCAを回していますが、UGCを分析し、コメント欄のユーザーの声を拾い上げていく中で、それらを反映して商品化にまでつながるケースもあります。また、TikTok公式アカウントでは、UGCを参考にして投稿したコンテンツが、ユーザーの中で話題となり、ビジネスに貢献しています。

例えば、キャラクターがランダムに入った商品を箱買いし、推しのキャラクターが出るまで試し続けるというUGCのチャレンジ企画に、公式アカウントが乗っかって投稿したところ、「公式もやり始めた」ということが話題となり、さらなるバズを生む結果となりました。それにより、高いエンゲージメントを獲得し、商品の売上にも貢献することができました。

さらにセッション後半では、TikTok広告を活用した事例として37年続く人気投票イベント「サンリオキャラクター大賞」ついても紹介しました。

5. TikTok広告のクリエイティブ制作は難しくない! 〜クリエイティブ制作の重要なポイントとは〜

BitStar 葉氏をゲストに迎え、TikTok for Businessのクリエイティブ作成におけるTipsをご紹介しました。

右から:株式会社BitStar マーケティングソリューション本部 ショート動画プロデューサー 葉 悠莉 氏
TikTok for Business SMB Marketing Partnerships Manager 小林 誉

TikTok広告の効果はクリエイティブが大きく影響するため、より長く視聴され、エンゲージメントを高めるクリエイティブを制作することが重要です。そのためにまず考えるべきことは、目的に応じてどんなコンテンツフォーマットやクリエイターを選ぶかということです。

「認知」を目的とする場合は、ユーザーに興味を持たせるインパクトや新しい切り口で“好奇心”を刺激し、注目を集めることが効果的です。一方、「購買」を目的とする場合では、ライフスタイルや潜在的な課題とのマッチ度などの“役立つ”情報を提供し、自分事化させることが成功への近道です。

TikTok広告のパフォーマンスを向上するクリエイティブのベストプラクティスとして、9つのポイントがあります。音声オンで視聴されるTikTokでは、楽曲、ナレーション、テキスト読み上げなどサウンドが効果を発揮します。また、視聴者を最初の2秒で引きつけ、動画からの離脱を防ぐためには「最初に重要なメッセージを発信する」「人物を登場させる」が有効です。

6. 今すぐ使って効果を最大化!TikTok広告のクリエイティブ制作サポートのツールとサービスをご紹介

動画制作ツールの活用方法、縦型の動画クリエイティブを簡単に発注、運用できるソリューションや期間限定のクリエイティブの無償提供サービスを紹介しました。

右から:TikTok for Business Creative Product Product Marketing Manager Global Monetization Product and Technology, Japan 山本 優衣、堀田 耕平、李 雪

クリエイティブ制作における課題として、「動画をどうやって作ればよいかわからない」「適切なパートナーやクリエイターが見つけられない」「PDCAの回し方がわからない」といったことが挙げられます。

TikTokには、「企画立案」「制作」「最適化」「評価」の4段階でプロダクトを設計したクリエイティブソリューションがあります。「企画立案」では、Creative Centerというプラットフォーム、「制作」では、自分で制作するケース、エキスパートと提携して制作するケース、それぞれに最適なプラットフォームを提供しています。また、「最適化」では、TTAM(TikTok Ads Manager)においてSmart FixとSmart Creativeツールを提供、「評価」においては、Creative 診断ツールを開発しています。

7. Pangleのキャンペーン効果を高める方法を徹底解説 〜EC業界の成功事例から学ぶパフォーマンス最適化とは〜

EC業界のソリューションや成功事例を通じて、アドネットワークPangleのキャンペーン効果を高める方法を解説しました。

TikTok for Business Client Solution Manager, Global Business Solutions, Japan 殷 潤基

Pangleは、購買を目的とした配信、ランディングページへの誘導、クリック目的の配信、ROASの最大化、リターゲティングなど幅広く活用できる機能を備えています。ウェブコンバージョン領域においては、ビジネス目標に応じて、アッパーファネルからローワーファネルまでの様々な地点で最適化し、ベストな見込み顧客に広告を表示することができます。

また、多様な広告フォーマットもPangleの特徴の一つです。 動画広告の「インタースティシャル」「リワード」「アプリ起動」、静止画広告の「バナー」「ネイティブ」があり、EC/D2C業界などウェブを重視する広告主に最適なフォーマットを取り揃えています。

アーカイブ配信はこちら

配信期限:2023年12月31日(日)23:59

出典元:TikTok for Business

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000046801.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

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