生成AIをはじめとしたAI技術の発展により、生活やビジネスのあらゆる領域でAIの社会実装が加速度的に進んでいます。生成AIには偽情報の出力や著作権の侵害に代表される様々なリスクが想定されていることも事実で、多様なステークホルダーと共にこれら課題に対応しながら、いかにその力を活用していくかについてのガバナンスの整備が求められています。また、未来という視点で考えると、その活用は利便性や効率性だけでなく、人の可能性や創造性を高めて新しい価値の創造につながるように、人が中心となる形でAIの開発と活用を進めていくことが必要です。
博報堂DYグループは、中期経営計画において、「広告会社グループ」から「クリエイティビティ・プラットフォーム」へ変革していくことを掲げており、生活者を起点としたクリエイティビティをエッジに、新たな関係価値を生み出すことを目指すとしています。
今回設立する「Human-Centered AI Institute」(ヒューマン・センタードAIインスティチュート)は、「人間中心のアプローチによるAI研究所」として、AIによる効率化の研究開発だけでなく、人のクリエイティビティを刺激し創造性を引き出すこれからのAIのあるべき姿を探求し、これに基づいた先端技術、応用技術の研究を進めることで、「生活者と社会を支える基盤」の構築を目指すといいます。
Human-Centered AI Instituteは、今後博報堂DYグループ内各組織で行っているAI開発や事業と協働して、高品質かつ信頼性の高い先端AI技術の研究開発・導入と活用、そのためのビジネス変革を支援。また、グループ全体のAIケイパビリティの向上およびAI実装力の最大化にむけて、これらを円滑かつ高品質に進めるための外部パートナーとのアライアンスの強化なども進めていくとのことです。
<組織概要>
組織名:Human-Centered AI Institute(ヒューマン・センタードAIインスティチュート)
設立:2024年4月1日予定
代表:森正弥(博報堂DYホールディングス執行役員 Chief AI Officer)
※2024年4月1日就任予定
人数:約30人(スタート時)
活動内容:
1)生活者と社会に資するHuman-CenteredなAIビジョン・ロードマップの確立
2)上記をコアとした研究・応用技術開発
3)グループ各組織のAI開発・活用とAIケイパビリティの向上を支援し、グループのAI実装力の最大化を牽引
4)上記を推進する外部パートナーとのアライアンス強化
出典元:博報堂DYホールディングス
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。
マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。
編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。