8割以上のマーケティング担当者がプロによるマーケティングデータ活用促進サポートに興味【アタラ調査】

8割以上のマーケティング担当者がプロによるマーケティングデータ活用促進サポートに興味【アタラ調査】

アタラ株式会社は、企業のマーケティング担当者のうち、現在マーケティングデータを集計・管理している人を対象に「マーケティングデータ活用に関する調査」を実施し、結果を公開しました。


9割近い人がデータマネジメントは重要だと考えている

まず「マーケティングの成果向上において、データマネジメントはどの程度重要だと考えていますか?」と質問したところ「非常に重要」が36.1%、「やや重要」が49.0%、「どちらとも言えない」が13.6%、「あまり重要ではない」が1.2%、「まったく重要ではない」が0.1%という結果になりました。

「非常に重要」(36.1%)と「やや重要」(49.0%)の回答を合わせると85.1%で、9割近い人がデータマネジメントは重要だと考えていることが分かりました。

約3割の企業がデータの連携はまったくできていない

「現在のマーケティングデータの管理・活用のステージはどれに最も近いですか?」という質問に対しては「個別にデータが散在し、まったく連携できていない」が29.7%、「部分的なデータの連携は行われているが、多くのデータはまだ連携ができていない」が29.5%、「多くのデータがデータ基盤に集約されているが、利用までは至っていない」が16.1%と続きます。

約3割の企業がデータの連携はまったくできていないことが明らかになりました。

自社が保有しているマーケティングデータ、第1位は「ウェブサイトからのお問い合わせデータ」

次に「自社が保有しているマーケティングデータを全て選んでください」と質問したところ「ウェブサイトからのお問い合わせデータ」が29.9%、「SNSの接触データやフォロワーに関するデータ」が27.7%、「ECや予約などのウェブサイト上での制約データ」が25.5%と続きます。

ウェブサイトやSNSなどインターネット上で得られるデータが、それぞれ約3割で、上位を占めました。

マーケティングデータ活用において、3割を超える人がウェブサイトのコンテンツ強化に期待

「マーケティングデータ活用において期待したい効果はどのようなことですか?」という質問に対しては「ウェブサイトのコンテンツ強化(コンテンツマーケティング)」が30.8%、「インサイドセールス、カスタマーサクセス業務の精度改善・自動化」が28.3%、「オンラインとオフラインの連携(OMO、店舗DXなど)」が25.4%と続きます。

マーケティングデータ活用において、3割を超える人がウェブサイトのコンテンツ強化(コンテンツマーケティング)に期待を寄せています。

現在、使用しているマーケティングツール、第1位「ABMツール」、第2位「BIツール」、第3位「CDP」

それから「現在、使用しているマーケティングツールを選んでください」と質問したところ「ABMツール(Account-Based Marketing):特定の企業や顧客をターゲットにしたマーケティングツール」が29.9%、「BIツール(Business Intelligence):データ分析と可視化を行うツール」が27.7%、「CDP(Customer Data Platform):顧客データを統合・管理するプラットフォーム」が22.3%と続きます。

使用しているツールから、特定の企業や顧客をターゲットにすることを重視している傾向が示されました。

今後、使用したいマーケティングツール、第1位「ABMツール」、第2位「BIツール」、第3位「CDP」

「今後、使用したい、使用すると効果改善が望まれると思われるマーケティングツールを選んでください」という質問に対しては「ABMツール(Account-Based Marketing):特定の企業や顧客をターゲットにしたマーケティングツール」が33.6%、「BIツール(Business Intelligence):データ分析と可視化を行うツール」が30.4%、「CDP(Customer Data Platform):顧客データを統合・管理するプラットフォーム」が23.4%と続きます。

現在、使用しているマーケティングツールも、今後、使用したいマーケティングツールも、ともに「ABMツール」「BIツール」「CDP」が上位を占めました。

データ活用・管理に取り組む際の課題、第1位は「マーケティング全体の戦略立案」

さらに「データ活用・管理に取り組む際の課題を教えてください」と質問したところ「マーケティング全体の戦略立案」が29.3%、「データ活用全体の戦略立案」が28.8%、「担当する人材の不足」が27.7%と続きます。

戦略立案スキルの有無、担当する人材の不足といった課題が浮き彫りになりました。

データ活用促進サポートの企業を選ぶ際、6割近い人が「サポート体制」を重視

最後に「プロによるマーケティングデータ活用促進サポートに興味はありますか?」と質問したところ「とてもある」が27.0%、「ややある」が56.7%、「あまりない」が14.5%、「まったくない」が1.8%という結果になりました。

「とてもある」(27.0%)と「ややある」(56.7%)の回答を合わせると83.7%で、8割以上の人がプロによるサポートに興味を示していることが明らかになりました。

前述の質問で「とてもある」「ややある」と回答した人に「データ活用促進サポートの企業を選ぶポイントを教えてください」と質問したところ「サポート体制」が56.9%で最も高く、「資格認定者の有無」が42.3%、「実績(対応社数)」が38.6%と続きます。

6割近い人がサポート体制を選ぶポイントに挙げていることから、臨機応変な支援、迅速な情報共有などが求められていることが分かります。

調査概要

【調査内容】マーケティングデータ活用に関する調査
【調査期間】2024年6月4日(火)~ 2024年6月6日(木)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMAによるインターネット調査
【調査人数】757人
【調査対象】調査回答時に企業のマーケティング担当者であると回答したモニター
【調査元】アタラ株式会社
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

出典元:アタラ株式会社

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000134997.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

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