Z世代とは?年齢や特徴、X世代・Y世代からα世代までの違い総まとめ

Z世代とは?年齢や特徴、X世代・Y世代からα世代までの違い総まとめ

Z世代(ゼットせだい)とは「1990年半ば〜2010年代に生まれた世代」を表す言葉です。デジタルネイティブ・SNSネイティブと呼ばれ、インターネットやスマートフォンの発展と共に育った世代です。この記事では、Z世代の定義、人口、ライフスタイル、価値観、情報収集方法についてくわしく解説します。さらに、Z世代が社会や労働市場でどのような位置づけを持っているのか、なぜ注目されているのか、そしてミレニアル世代など各世代と何が違うのかについても探ります。特に、Z世代の価値観やライフスタイルは、企業やマーケティング戦略に大きな影響を与えています。この記事を通じて、Z世代の多面的な特性とその社会的影響を理解しましょう。​​


目次

【無料ダウンロード】デジタル・トレンド白書2024 – Z世代トレンド・SNS動向編|ホワイトペーパー

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国内外におけるZ世代の消費トレンド、Instagram、TikTok等SNSの利用実態など、2024年に反響の高かった16本のデジタル動向調査をピックアップし、白書として収録しました。(「Z世代トレンド・SNS動向編」ページ数|140P)

Z世代とは

Z世代は、1990年後半から2010年代初頭に生まれ、多様性を受け入れ、社会問題に敏感です。情報収集はSNSが中心で、オープンなコミュニケーションを重視します。本節では、Z世代の定義、名前の由来、人口、ライフスタイル、価値観、情報収集方法について詳解します。

■Z世代の定義と名前の由来

Z世代とは、1990年代後半から2010年代初頭に生まれた世代を指します。Z世代の前は、1980年から1995年に生まれたY世代(ミレニアル世代)です。

Z世代はなぜそう呼ばれるようになったのか

Z世代の次の世代は「α世代(アルファ世代)」といい、2010年前後〜2024年生まれの世代を指します。この世代は現在(2024年1月時点)、産まれたての赤ちゃんから10歳ほどの子どもたちを指します。

大きな特徴は「デジタルネイティブ」であることです。デジタルツールに対する馴染みや依存は、Z世代よりもさらに強いと思われます。あまりリアルでの対人関係を好まず、SNSや動画を通してさまざまな情報に常にアンテナを張り巡らせています。ゲームなどの娯楽情報に対しては特に敏感で、楽しむだけではなく、知的好奇心を満たしたり、SNSによるコミュニケーション関係を求める傾向が強いと言われています。

「α(アルファ)世代」という言葉は、オーストラリアの世代研究者であるマーク・マクリンドル氏によって名付けられたものです。マクリンドル氏によると、現在の世界人口の増加に伴い、2025年ごろにはこの世代が歴史上最大の世代になる可能性があるそうです。

また、α世代とZ世代の中間層として「Zalphas(ザルファス)」という世代も提唱されています。これは、Z世代のすぐ次をα世代にしてしまうと、世代の「価値観」を分類するには大まかすぎるとの考えから提唱されたものです。

この世代は、デジタルネイティブ世代であるため、クリエイティブな手段で簡単に自己表現が可能であることが挙げられます。また、他の世代に比べ倹約志向で環境意識も高いようです。

Z世代は誰が言い出したのか

XYZ世代という用語が世界的に使われているのに対し、日本ではスマホ世代・ゆとり世代・さとり世代など独自の世代感があります。

日本では2018年から書籍タイトルに「Z世代」が現れ始め、世代論に関する著作が多い原田曜平氏の書籍『Z世代~若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?~ (2000年, 光文社新書) ​​』で広く広まったという説があります。

Z世代とは何歳から何歳までの層?

Z世代の定義にはいくつかありますが、ここでは1996年から2012年生まれで計算します。

Z世代は、2023年現在11歳から27歳の若い世代です。

Z世代の次の世代はなんと呼ばれている?

Z世代の次の世代は「α世代(アルファ世代)」といい、2010年前後〜2024年生まれの世代を指します。この世代は現在(2024年1月時点)、産まれたての赤ちゃんから10歳ほどの子どもたちを指します。

大きな特徴は「デジタルネイティブ」であることです。デジタルツールに対する馴染みや依存は、Z世代よりもさらに強いと思われます。あまりリアルでの対人関係を好まず、SNSや動画を通してさまざまな情報に常にアンテナを張り巡らせています。ゲームなどの娯楽情報に対しては特に敏感で、楽しむだけではなく、知的好奇心を満たしたり、SNSによるコミュニケーション関係を求める傾向が強いと言われています。

「α(アルファ)世代」という言葉は、オーストラリアの世代研究者であるマーク・マクリンドル氏によって名付けられたものです。マクリンドル氏によると、現在の世界人口の増加に伴い、2025年ごろにはこの世代が歴史上最大の世代になる可能性があるそうです。

また、α世代とZ世代の中間層として「Zalphas(ザルファス)」という世代も提唱されています。これは、Z世代のすぐ次をα世代にしてしまうと、世代の「価値観」を分類するには大まかすぎるとの考えから提唱されたものです。

この世代は、デジタルネイティブ世代であるため、クリエイティブな手段で簡単に自己表現が可能であることが挙げられます。また、他の世代に比べ倹約志向で環境意識も高いようです。

Z世代の特徴

ここからはZ世代の特徴について解説します。

解説する内容は以下の通りです。



  • 日本・世界のZ世代の人口


  • Z世代のライフスタイル



それでは詳しく解説します。

■日本・世界のZ世代の人口

日本の人口に対するZ世代の割合は15%、世界の人口に対するZ世代の割合は32%です。

日本では少子高齢化の影響によりZ世代の割合が少なく、さほど注目を集めてはいません。しかし世界では3人に1人がZ世代であり、すでに消費への影響力を持っているため注目されているのです。

Z世代の割合

  全人口 Z世代の人口 Z世代の割合
日本  (2022年) 約1億2,000万人 約1,800万人 15%
世界  (2020年) 約77億人 約24億人 32%

■Z世代のライフスタイル

Z世代のライフスタイルは、以下2つのキーワードで表すことができます。

1 デジタルネイティブ

インターネットの発展と共に育ったため、スマホやタブレットなどのデジタルデバイスを上手に活用します。例えば、スマホに複数のアプリをダウンロードして生活やビジネスに駆使することも容易です。

2 SNSネイティブ

インターネット検索よりもSNSを中心に情報収集します。SNSの発信にも長けており、プライベートな内容を発信することにも積極的です。人気YouTuberにもZ世代は多く、日常を切り取ることで動画コンテンツを提供しています。

Z世代の価値観

Z世代は、日常的にインターネットやSNSで情報収集をする環境にあるため、社会のさまざまな情報や、多様な意見に触れながら、他の世代にはないZ世代独自の価値観を形成しました。

Z世代は、以下の特徴的な価値観を持つといわれます。

■1 多様性を受容している

SNSやインターネットでさまざまな考え方に触れるため、「多様性」や「自分らしさ」を大切にします。「国籍」や「性別」を重視するステレオタイプではなく、一個人としての性格や価値観を認めているのです。「男はこうあるべき」、「大人はこういうもの」という既成概念に縛られず、自由な表現や振る舞いを大切にします。

■2 つながりや協力を大切にする

Z世代は上下関係のない、フラットな横のつながりを大事にしています。協力や連帯感によって成長することに重きを置き、コミュニティの仲間や身近な人が困っているときには積極的に助け、つながりを大切にします。

このことは、デジタルネイティブ世代でありながら、実は対面でのコミュニケーションを重視する傾向にあることが大きな要因です。

しかし、逆に言うと「Z世代は上下関係の厳しい人間関係は苦手」ということになります。例えば、仕事でみると、上下関係がフラットな職場では能力を発揮するが、厳しい職場にはなじみにくい、という傾向があると言えるでしょう。

■3 オープンなコミュニケーションをする

Z 世代の多くは、物心が付いたときから、インターネット、ニュース、ソーシャルメディアに日常的に接しています。十代ですでに情報を収集する能力が他の世代を圧倒しています。

このため、SNSで情報を調べるだけではなく、自分の考えや日常をSNS上で発信することに、抵抗感を抱きません。SNS上でもオープンで平等なコミュニケーションをし、実際に会った友人のようにつながりを大切にします。

■4 社会問題への関心が高い

リーマンショックや東日本大震災、感染症の流行などを経験してきたZ世代は、環境問題や貧困などさまざまな社会問題に高い関心をもち、自分なりの見解をもっています。SNSを通じて他人の考えに触れたり、自分の価値観を発信したりしています。

前項でも説明しましたが、このような考え方をする要因は、Z世代が幼少期から日常的にインターネット、ニュース、ソーシャルメディアに日常的に接していることによるものです。

Z世代は、大きな事件や事故が起こったとき、即時に手軽に情報が入ってくるだけでなく、それに対し自分の見解や考えをすぐに発信することもできるこのような環境が、Z世代を社会問題への関心が強い世代にしたのです。

■5 現実主義で効率を重視する

不安定な時代を生きているZ世代は、高望みをせず日常生活の安定を求める、現実的な価値観をもっています。物事を現実的に捉えるため、極力無駄を省いて効率的に目的を達成したいと考えているのです。あらゆる物事に対して、費用・時間・空間を効率的に使うことを重視しています。

■6 ブランドにこだわらず自分の価値観を重視する

商品やサービスを購入する際、知名度の高いブランドにこだわることなく、「自分の価値観に合うかどうか」を重視します。現実主義のZ世代は、購入に保守的な面もありますが、自分が共感できるモノであれば出費を惜しみません。Z世代の消費行動は、単なるモノの購入ではなく、体験を重視した「コト消費」や、SDGsやフェアトレードなどの社会貢献を重視した「イミ消費」にシフトしています。

Z世代の情報収集の特徴

デジタルネイティブ・SNSネイティブであるZ世代は、情報収集の仕方や考え方にも他の世代とは異なる特徴があります。

■1 マスメディアではなくSNSが中心

テレビや新聞・雑誌といったマスメディアではなく、Twitter・YouTube・Instagram・TikTokなどのSNSを中心に情報収集をします。例えば、飲食店を決めるときに公式ホームページよりも、インスタのアカウントを参考にしたり、Twitterで実際に行った人の口コミを見たりします。

効率良く知りたい情報を入手したいZ世代には、興味のない情報が含まれているテレビや新聞より、自分自身に必要な情報を得やすいSNSが受け入れられているのでしょう。

■2 「タイパ」を重視

探している情報を素早く得やすいSNSを利用する中でも、さらに効率の良さを求めるのがZ世代です。時間効率を追求する「タイパ(=タイムパフォーマンス)」という言葉が流行し、Z世代は「タイパ至上主義」であるともいわれています。

映像の「ながら見」や「倍速」再生で情報収集をするZ世代に向けて、Tiktokを中心に動画コンテンツを用いてタイパを踏まえたマーケティングを行う企業も増えています。

■3 幅広い選択肢から「ちょうどいい」を探す

さまざまな情報の中から、自分の価値観に合ったものを取捨選択するのもZ世代の特徴です。検索エンジンや各SNSの特徴を理解しており、それらを踏まえて「自分にちょうどいい」情報を選択します。「自分らしさ」や「気持ちの鮮度」など、「ここは外せない」という軸をもっているのです。

Z世代の意思決定行動については、こちらのレポートで詳しく分析しています。

Z世代の社会的位置づけ

Z世代は、デジタルネイティブとしてテクノロジーを自然に使いこなしたり、価値観重視の消費行動、多様性とインクルージョンへの強い志向、そして自主性とフレキシビリティなどの特徴から、消費から労働、教育まで多方面で他の世代とは異なる独自の影響を与えています。

■Z世代の消費者としての特徴

Z世代は、自分自身の価値観に基づいて消費行動をすることが特徴です。具体的には、持続可能性(サステナビリティ)、エシカルな側面(労働条件や動物福祉に配慮した製品)、多様性とインクルージビティ(全ての人が平等に扱われる製品やサービス)、透明性、コミュニティとのつながりなどを重視します。

この消費傾向は、他の世代が価格やブランド名、周囲の影響、衝動買い、習慣的な購入などで消費する傾向があるのとは一線を画しています。Z世代の特有の消費行動は、企業やマーケティング戦略にも大きな影響を与えています。例えば、持続可能性を重視する傾向から、エコフレンドリーな製品やサービスが注目され、企業もそれに対応する必要が出てきています。

また、SNSを活用した口コミやレビューが購買行動に大きな影響を与えるため、企業はオンラインでの評判管理に力を入れるようになっています。

■Z世代の労働市場での影響

特に日本では、少子化による労働力減少が進行中。若者の数が少ないため、いわゆる「買い手市場」が形成される可能性が高く、企業はZ世代の求める働き方や価値観を尊重しないと、採用や定着が難しくなると考えられます。

Z世代は、多様性とインクルージョン、フレキシビリティ、ワークライフバランスを重視する傾向があります。これに対し、伝統的な日本型労働は終身雇用、年功序列、集団主義、長時間労働などが特徴であり、Z世代の価値観とは一部相容れない側面があります。

このような状況は、企業がZ世代に適した働き環境を提供するインセンティブを高め、働き方改革や多様性の促進など、労働市場全体にポジティブな影響を与える可能性があります。

例えば、リモートワークの導入、男女平等な評価制度、強制飲み会の廃止などが考えられます。

■教育とキャリアの視点

Z世代はデジタルネイティブであることから、オンライン教育やリモート授業への順応が早いとされています。また、多様性を重視する価値観から、親や学校に決められた進路よりも、自分自身の興味や価値観に合った学びを求めています。

キャリアにおいては、一つの企業に長く勤めるという考え方は少なく、多様な経験を積むことでスキルを高めたいと考えています。

Z世代への注目と評価の背景

■デジタル時代の先駆者としての役割

Z世代は、デジタルテクノロジーが急速に進化する中で育ち、その変化に柔軟に適応できます。この世代が成長するにつれ、その影響力も増しており、多くの企業やマーケターがZ世代を重要なターゲットとしています。

特に、新しい流行を生み出す力があり、消費者の反応を素早くキャッチしたい企業にとっては、無視できない存在になっています。

■社会変革の推進者としての位置づけ

多様性を受け入れ、社会問題に対する高い関心を持つZ世代は、社会変革の推進者としても注目されています。

環境問題やジェンダー平等、人権など、多くの社会問題に対して積極的に行動を起こし、その影響力を広げています。

■企業やマーケティングへの影響

Z世代が重視する持続可能性、エシカルな選択、ジェンダーの多様性などの価値観は、企業が商品開発やマーケティング戦略を考える際にも影響を与えています。従来の世代とは異なる価値観のため、企業側も新規に取り組む必要があるからです。

具体的には、企業が環境に優しい素材を使用した商品を開発したり、多様な性別や人種を対象とした広告キャンペーンを展開するケースが増えています。

「Z世代」とX世代・Y世代・ミレニアル世代・α世代との違い

世代を表す言葉には、Z以外にも、X、Y、ミレニアル、αという分け方があります。
各世代の特徴は、以下のように整理できます。

Z世代と他の世代の比較(2023年現在)

世代 生まれた年 年齢 時代背景 情報収集のやり方
X世代 1965~1980年 43~58歳 ・幼少期にテレビ
・成人後にインターネット
TVや雑誌、SNSなどの媒体をバランスよく利用
Y世代(ミレニアル世代) 1981年~1995年 28〜42歳 ・子どもの頃からインターネット スマホやSNSに慣れ親しむ
Z世代 1990年代後半〜2010年 13〜27歳 ・生まれたときからインターネット
・10代でスマホやパソコン
・デジタルネイティブ
・SNSネイティブ
α世代 2010年〜2025年 0〜12歳 ・生まれたときからSNS
・義務教育でプログラミング
・タブレットでオンライン授業
・新型ウイルス流行により、タブレットを利用したオンライン授業が日常的
・Z世代よりも情報感度が高い

■Z世代と「X世代」との違い

「X世代」は、1960~1974年生まれで40代後半~60代前半の世代を表す言葉です。

幼少期はテレビに親しみ、成人後にインターネットの普及を体験しているため、TVや雑誌、SNSなど、さまざまな媒体を利用する傾向があります。例えば、ニュースや新聞で社会の動向を確認し、ドラマや映画はAmazonプライムで視聴するなど媒体を使い分けます。

■Z世代と「Y世代」との違い

「Y世代」は、1980年代初頭から1990年代半ばに生まれ、20代後半~40代前後の世代を表す言葉です。

子供の頃からインターネット環境に触れる人が多かったため、X世代よりもスマホやSNSに慣れ親しんでいる傾向にあります。例えば、就職活動をするときに企業の口コミをGoogleやFacebookを使って検索します。

■Z世代と「ミレニアル世代」との違い

「ミレニアル世代」は、2000年代に成人・社会人になったY世代を表す言葉です。「ミレニアル」とは「千年紀の」という意味で、1980年代から2000年代初頭までに生まれた人を指します。TwitterやSmartNewsから最新の情報を探してビジネスに活用することもあります。

■Z世代と「α世代」との違い

「α世代」には、2010年前半以降に生まれ、0歳~12歳になる手前の子どもたちが該当します。アルファベット順でZの次がないため、「α(アルファ)」が用いられました。

義務教育課程からプログラミング教育が盛んなうえ、昨今の新型ウイルス流行もあり、タブレットを通じたオンライン授業も日常的です。例えば、音読をしている姿を動画で撮影して先生に送信し、宿題を提出することもあります。

データ分析で見るZ世代

Z世代の特徴として、「SNSネイティブ」という特徴があることを紹介しました。Z世代はどのようなニーズがありSNSを利用しているでしょうか?

Z世代に人気の新しいSNS「GRAVITY」「Bondee」「Bereal」をマーケティングツールの「Dockpit」で分析し、Z世代のニーズを調査しました。

■SNS疲れを解決するSNS「GRAVITY」

Z世代はSNSを日常的に利用している一方で「SNS疲れ」を実感するシーンも多くなっています。

SNS疲れとは、SNSを長く使うことで、疲労を感じる状態です。「Twitter疲れ」「Facebook疲れ」「LINE疲れ」などと、SNS別に呼ぶこともあります。株式会社アスマークの調査では、20〜60代男女の42.7%がSNS疲れを感じたことがあると回答しました。

この問題を解決するために開発されたSNSが、「癒されるやさしいSNS」GRAVITYです。GRAVITYをDockpitで分析し、利用者のニーズを調査しました。

GRAVITYの特徴

・アカウントのアイコンやアバターの「匿名性」が高い
・共通の話題を持つ人々が集まる「星」のメンバーとなり、メンバー間で会話する
・フォロワー数、フォロー数を他人に表示する必要がなく、また、自分の投稿を拡散する手段がない

このように互いの匿名性を守りつつ、またSNS上でのコミュニケーションも最低限に抑えられるため、「つながりたい時だけに、気軽につながれる」点が特徴です。

分析①:利用ユーザーを分析

まずはGRAVITYの利用ユーザー層を分析しました。

『「GRAVITY」起動ユーザーの年代別利用状況』(比較のために、Instagram, Twitterのアプリユーザーの年代も載せています)(「Dockpit」画面キャプチャ)
期間:2021年10月〜2022年9月
デバイス:スマートフォン

結果、GRAVITYアプリ利用者のうち、20代の割合が53.6%。Z世代に人気のアプリということがわかりました。

分析②:利用ユーザーの男女比を分析

続いて男女比を分析します。結果として男性48.8%、女性51.2%の割合で利用。利用者の男女比は、ほぼ半数ということがわかりました。

分析③:GRAVITYアプリ利用者の関心が高いアプリを分析

最後にGRAVITY利用者が関心のあるSNSアプリの特徴を調べ、共通項からユーザーがSNSを選ぶニーズを分析しました。すると、男女で人気の高いSNSが分かれたため、「男性人気の高いSNS」と「女性人気の高いSNS」に分けて、アプリのコンセプトからZ世代のニーズを考察しています。

男性人気の高いSNS

アプリ アプリのコンセプト
第1位 友チャット 友達探し
第2位 Tan Tan 友達探し
第3位 Lemon 暇つぶし

女性人気の高いSNS

アプリ アプリのコンセプト
第1位 ilka 応援や共感
第2位 しまぐらし ゆるいつながり
第3位 星の王子様メッセージ 匿名でやり取り

つまり、GRAVITYを選ぶユーザーのニーズは以下と考えられるでしょう。

・男性は「趣味の合う仲間探し」
・女性は「応援や共感、ゆるいつながり」

さらに詳しいGRAVITYの分析に興味がある方は、こちらの記事もご覧ください。

■話題のメタバースSNS「Bondee」

2022年12月にリリースされたスマートフォン向けのメタバースSNS「Bondee」が、Z世代を中心に注目を集めています。メタバースSNS「Bondee」とは何か、その実態と利用者ニーズを調査しました。

Bondeeの特徴

Bondeeでは自分のアバターを作成し、好みのアイテムを身につけたり、自由に仮想空間を移動しながら、そこで出会う友達とコミュニケーションを楽しんだりすることができます。

これまでのテキスト主体のSNSとは違い、自分の気持ちをアバターの表情で表したり、相手の行動に共感したりなど、日常に近いコミュニケーションが繰り広げられています。

仮想空間ならではのコミュニティで理想の人生を楽しめることが、若者を中心に人気となっている理由の一つだと考えられます。

分析①:利用ユーザーを分析

まずはBondeeの利用ユーザー層を分析しました。

「Bondee(ボンディー)」アプリユーザー属性/性別

期間:2022年3月〜2023年2月
デバイス:スマートフォン(アプリ)

「Bondee(ボンディー)」アプリユーザー属性/年代

期間:2022年3月〜2023年2月
デバイス:スマートフォン(アプリ)

結果、Bondeeアプリユーザーは女性比率が65.6%、20代が7割以上を占め、Z世代女性に人気であることがわかりました。

分析②:Bondeeと併用されているアプリを分析

Bondeeユーザーが併用しているアプリを調べました。

アプリアプリのコンセプト
第1位Simeji
顔文字などを搭載したキーボードアプリ
第2位TikTok
短尺の動画をシェアできるSNS
第3位Discord
ボイスチャットアプリ

3位にランクインしたDiscordは、アメリカで誕生したボイスチャットアプリです。このアプリの機能はBondeeに近く、コミュニティや友達と集う居場所として若者中心に注目されています。

ネット上で友だちと繋がるという点はこれまでのSNSと共通しているものの、メタバースという新しい価値観に興味が広がってきているのかもしれません。

さらに詳しいBondeeの分析に興味がある方は、こちらの記事もご覧ください。

■映えない+盛れないが魅力の「BeReal」

BeRealは写真を共有することができるZ世代に人気のアプリです。その特徴は「盛らないこと」です。つまり、別のアプリで加工して写真をシェアすることができないのです。

使い方は、1日1回アプリから通知が来ます、これは、1日のいつ来るかこちらにはわかりません。通知が来たら、その時のそのままの姿を撮影・投稿します。

無理に投稿する必要はありませんが、自分の写真をシェアしないと友達の投稿を見ることはできません。まさに「映えない、盛らない、リアルな姿」を共有するという、自分を飾らないZ世代に人気のアプリなのです。

BeRealの特徴

・現代のSNSの逆行する「盛らない」SNSアプリ
・アプリから通知が来たら2分以内に「自分の写真」を撮影・投稿
・通知時間はランダムで、写真と撮影・投稿しないと友人の投稿は見れない仕様

このように「ありのままの自分」をさらけだす、そんな「ありのままの自分が好きなZ世代」にとって、利用が急上昇しているアプリです。

分析①:利用ユーザーを分析

まずはBeRealの利用ユーザー層を分析しました。なお分析には、毎月更新される行動データを用いて、手元のブラウザで競合サイト分析やトレンド調査を行えるヴァリューズのWeb行動ログ分析ツールDockpit(ドックピット)を用いています。

「BeReal(ビーリアル)」アプリユーザー属性/性別
期間:2023年12月
デバイス:スマートフォン(アプリ)

「BeReal(ビーリアル)」アプリユーザー属性/性別
期間:2023年12月
デバイス:スマートフォン(アプリ)

結果、BeReal(ビーリアル)のアプリユーザーは男性比率が62.2%で10〜20代が5割以上を占め、Z世代の男性に人気であることがわかりました。

分析②:BeRealと併用されているアプリを分析

BeRealと併用されているアプリについて調べました。

アプリアプリのコンセプト
第1位SNAPCHAT  本当の自分をさらけ出せるSNS  
第2位YAY!
好きでつながることができるSNS
第3位Bitmoji  自分だけのオリジナル絵文字を作成できるアプリ

これらは「飾らない自分をさらけだす」という共通点があり、人間関係で無理をせず、好きな人とだけでコミュニティを作りたいというZ世代を代弁した様なアプリが併用されていました。

近年のマーケティングにZ世代への理解が重要な3つの理由

近年のマーケティングにはZ世代への理解が欠かせません。その理由は以下の通りです。

・Z世代は発信力・影響力・拡散力が強い
・これまで定石だったマーケティングが通用しない
・高い購買力を持っている

Z世代のマーケティングの事例や戦略については、以下の記事でも詳しく解説しています。

Z世代マーケティングの成功事例5選!成功させるための3つのコツを紹介 | [マナミナ]まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン

https://manamina.valuesccg.com/articles/2993

Z世代とは、1997年から2012年までに生まれた世代のことを指しています。生まれた時からデジタル技術に触れてきた世代にとって、従来のテレビやラジオといったマスメディアによるマーケティングは通用しません。 世界中でZ世代を中心とした販売戦略が検討されており、この層を取り込めるマーケティングを実行できるかにより、ヒット商品の誕生や事業の存続が左右されます。 また、Z世代の興味関心は移り変わりが早く、新しいアイデアを思いついてもすぐに実行できなければ意味がありません。 そこで本記事では、Z世代向けマーケティングの成功事例からZ世代に向けたマーケティングを成功させるための3つのコツについて解説します。

■Z世代は発信力・影響力・拡散力が強い

まず、1つ目は「発信力・影響力が高く、拡散力が強い」ことです。Z世代は物心がついた時から身近にインターネットやスマートフォン、タブレット、PCなどのデジタルデバイスが存在する環境で成長してきた世代です。

このため、デジタル技術を使いこなすことができ、スマートフォンやSNSを自然に扱うことができます。情報収集や情報交換、学習、買い物など、さまざまな活動をインターネットを活用して行います。

また、SNSやチャットアプリを通じて積極的にコミュニケーションを取り、リアルタイムなコミュニケーションを重視します。

このような価値観により、SNSなどのプラットフォームで発信することに抵抗がありません。SNSなどを活用し、積極的に自ら情報や価値観を発信するため、影響力や拡散力も高いと言えます。

実際に最近では、Z世代の若者を中心にSNS上で爆発的に拡散したコンテンツなどを後追いで他メディアが取り上げ、ブームが生まれるという現象も頻繁に起こっています。具体的にはSNSからヒットソングが生まれたりしています。

■これまで定石だったマーケティングが通用しない

2つ目は、「これまで定石だったマーケティングが通用しない」ことです。Z世代は広告を嫌うため、これまでのマーケティングが通用しない可能性があります。

これはZ世代がデジタルネイティブであるため、情報を自ら集める、あるいは調べるといった行為が当たり前であるため、広告のようなある意味「受け身」の情報には興味を持たないからです。

また、「テレビ離れ」も大きな要因です。TVなどマスメディアからの影響を相対的に受けづらくなっているのです。

■高い購買力を持っている

3つ目は「Z世代が高い購買力を持っている」ことです。アメリカにおける総消費の40%以上をZ世代が占めるという調査結果(2020年時点)があります。

世界に目を向けるとZ世代の人口構成比は約24%(2020年時点)と高く、購買力は約15兆円もあり、将来的には約22兆円まで成長するという予想があります。

さらに、2042年までには30兆ドル以上の資産が若い世代に移転すると予想されています。このように、Z世代の購買力は今後さらに高まるでしょう。
るでしょう。

参考:Z世代におけるeスポーツおよびゲーム空間における広告価値の検証事業

Z世代のマーケティングには「Dockpit」

このようにZ世代を含め、キーワードから消費者ニーズを分析するためには、Dockpitがおすすめです。

ここでは、その機能の一部について解説します。

■特徴①:消費者ニーズ・トレンド把握

Dockpitでは、Web上の消費者ニーズとトレンドを把握することができます。直感的にわかりやすいダッシュボードで、ターゲット層のWeb行動を分析できます。年代や世帯年収などの属性でセグメントを切ることも可能です。

「ダイエット」検索で分析した例

■特徴②:競合調査・市場動向把握

Dockpitでは、競合の動きと市場の変化をタイムリーにキャッチできます。そのデータソースとなるのが、本メディア「マナミナ」を運営する株式会社ヴァリューズが独自保有する国内250万人規模の消費者パネルです。マーケティングに欠かせない競合調査・市場動向把握がデータドリブンな切り口で可能となります。

■特徴③:Googleアナリティクス連携

Googleアナリティクスのデータとも連携可能です。Googleアナリティクスのデータをグラフでわかりやすく表示できます。一つのプラットフォームにデータ分析を統合できるため、切り替えの手間もかかりません。

これらの特徴からターゲットを的確に把握でき、新たなターゲット層の洗い出しが可能です。キャンペーンページやランディングページを集計対象にすれば、施策に関心を持っているユーザー層の把握を行ったうえで、他社の施策を参考にするべきかの判断にも活用できるでしょう。

マナミナでは、現役Z世代のアナリストにより結成された「Gen-Z調査隊」が、Z世代のトレンドや価値観を調査し、発信しています。ぜひあわせてご覧ください。

Z世代のYouTube視聴ランキング!なぜVtuberが人気?【現役Z世代が読み解くZ世代の行動データ】

https://manamina.valuesccg.com/articles/2251

Z世代のデータアナリストが、自らZ世代の行動データを分析する本連載。第3弾となる今回のテーマは、マーケティングにおいても外せないSNS、YouTubeです。コンテンツ消費にタイパを意識すると言われるZ世代ですが、実際に彼らはYouTubeでどんなチャンネル、動画をみているのでしょうか?Z世代メンバーによるリアルな声を取り入れつつ、その特徴を深掘りしていきます。

まとめ

今回は「Z世代」の語源や特徴、Dockpitのデータから見えたZ世代のニーズについて解説しました。Z世代は1990年代後半~2010年頃に生まれた世代です。デジタルネイティブ・SNSネイティブに育ち、多様性やフラットなつながりを重視します。現実主義で効率の良さを追求し、確立された自分の価値観を軸に選択していくのもZ世代の特徴です。

Z世代へサービスをPRするには、トレンドのキーワードの裏側にあるZ世代のニーズを紐解くことが大切です。「もっと詳しくユーザーの分析をしたい」、「消費者のニーズや市場環境を詳しく知りたい」、「的確な広告の出稿先を選定したい」というマーケターの方は、ユーザーのニーズを詳しく分析できるDockpitの活用をおすすめします。

『Dockpit』では毎月更新される行動データを用いて、手元のブラウザで簡単にキーワード分析やトレンド調査を行えます。無料版もありますので、興味のある方は下記よりぜひご登録ください。

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この記事のライター

ITベンチャーを経て2015年からライターとして独立し、2023年に株式会社SHIKIを創業。大手企業が発信するコンテンツの企画や制作管理を担う。多岐にわたる業界の制作経験から、見込み客のステージに応じた文脈の使い分けを得意とする。会社員や主婦など92名のライターを育成。ライター採用やレギュレーション制作の実績もあり。

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株式会社MERYは、全国の15歳~30歳の女性を対象に実施した「Z世代の購買に関するMERYアンケート」の結果を発表しました。


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Fiom合同会社は、同社が運営する「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」にて、全国のZ世代(18歳〜24歳)を対象に実施した「Z世代の推し活依存についての実態調査」の結果を発表しました。


Z世代の買い物の起点はSNS4媒体の合計45.2%、検索エンジンの33.6%を上回る【TaTap調査】

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株式会社TaTapは、全国の15〜29歳の男女を対象に「Z世代のSNS購買行動調査」を実施し、結果を公開しました。


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株式会社PRIZMAは、新卒1〜3年目の会社員を対象に「Z世代の企業選びにおける情報収集とカルチャーフィット」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


【無料レポート】2026最新"高校生デジタル行動"調査!「メンパがいいSNS」BeReal.やwhoo your world~"映え"から"ありのまま"へ~

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高校生のスマートフォン行動ログとアンケートデータを掛け合わせ、最新の若年層(高校生)におけるデジタル行動実態やSNSの利用傾向に関する分析をおこないました。iPhone3GSの登場から十数年が経ち、スマートフォンを取り巻く環境が成熟するなか、新興SNSの台頭により高校生のデジタルライフスタイルは新たな変化を見せています。※資料は記事内の入力フォームより、ダウンロードいただけます。


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